サムライせんせい最終話続き(3)

 前回の続き。軽く鼻をすすって薄く目を開ける武市さん。涙に潤む目。(寝ていても完璧なホクロサイド斜め顔の美しさに息を呑む!いつ、どこから見ても男前だけど)




 「だ、大丈夫ですか?」と声を掛ける佐伯さんに、真上を向いたままつぶやく武市さん。




 「富子の夢を見ました…。わしはなんぜ生きようとしなかったんじゃろうか…。武士の名誉も見栄もすべて捨て去っておったなら、富子と一生添い遂げることもできたはずなのに」




 幼子のように涙声でそう言って、目尻から一筋の涙を流すのが切なくも美しい!




 武市さんはサムライだけど。いつも強くて正しいけど。この時だけポロリと流した涙が胸を打つ。




 また、絶妙なタイミングで涙が流れるのよねぇ。さすが錦戸亮、最高で最強。




 そんな武市さんに、慌てて佐伯さんが見せたのは、なんと、富子さんからのお手紙!




 差出人の「富子」の文字を見て、眉を寄せて探るようなお顔をして「どういうことですか?」と涙目で尋ねる武市さん。「お読みになればお分かりになると存じますよ」と佐伯さん。




 「旦那様 あなた様は決して嘘をつかないお人ですから、本当に未来の世界にいることだと信じております。どうか、この手紙が届きますように」




 大きな涙目を見張って、佐伯さんを見つめる武市さん。




 「あなた、夢で富子さんにお会いになったとお思いなんでしょうが、あなたは一度お戻りになってらっしゃるんですよ。富子さんのもとへ」




 「…そんな」(ここの戸惑いの表情もすごく良いわ〜。少し目線を揺らして小さく笑って、また佐伯さんを涙目で見る、みたいな)




 「私にも信じられません。でも富子さんは自分の夫が未来にいるという事を信じて、この手紙をお残しになったんです。それだけは紛れもない事実です」




 潤んだ強い目で佐伯さんを見つめていた武市さんは、話を聞いて、長マツゲの目をしばたたかせ、目線を泳がせて伏目になった後。「どうして佐伯殿がこの手紙を?」と再び佐伯さんを見つめるのですわね。(お話を受け入れる表情の演技も、その後のセリフの言い方も素晴らしい)




 その訳は、というと、これ前にも書いたのだけど。佐伯さんは、本当に武市さんの遠縁でしたのね。ただ、ふわっふわしたフォローをされていた訳ではなくて。




 あの土佐柏の甲冑は、佐伯さんの家に、富子さんのお手紙同様、受け継がれてきたものを、佐伯さんは校長時代に小学校に寄贈したのかな。それで佐伯さんは、初回から武市さんをあっさり信じて、受け入れたのね。武市さんにいつかお手紙を渡せる日をずっと待っていたから。




 武市さんが万感の思いで読み進めたお手紙には、




 貧乏暮らしをしている富子さんを見て心配しただろうけれど、明治政府によって武市さんの功績は認められ、家禄は回復したこと、武市さんを尋問した後藤象二郎氏からはお詫びの言葉があり、容堂候も土佐の者は皆、武市半平太切腹に追いやったことを悔いていること、だから武市さんが憂うことは何一つないこと、が綴られ。




 ただ激動の時代だったとはいえ、あなた様と穏やかに添い遂げられなかったことが私には残念でなりませぬが。時代は今、幕末の騒乱期から遠ざかっていた戦乱の足音が、再び近づいてきております。いつになったらこんな事が終わるのでしょうか。いつか人の尊い命が、本当に尊いものとして大切にされる時代が来ると良いですね。




 と結ばれており。江戸の人らしく慣れた風にお手紙をくるくると巻き、一度鼻をすすって顔を上げ、薄く口を開けたまま、かすかに頷いて「ようやくこの時代の意味が分かり申した」と伏目で言う武市さん。深く頷く佐伯さん。




 と、伏目から決意の目になって(これがまた息を呑む目なの。凄味があるというか。ご覧になって)「大義を果たして参ります」と端正に頭を下げ、佐伯邸を出る武市さん。




 と、そこに、海道さんを狙いに行くなら、と立ちはだかる晴香さん。「わしはアザを止めに行くのじゃ」「本当ですか?」「わしは嘘は申さぬ」「だったら私も一緒に行きます」「こういう時、おなごは、しおらしく男の帰りを待つものじゃろ」「現代のおなごはそんなに控えめではないんです」「はちきんな」




 と笑って、武市さんは晴香さんに帳簿のデータを託します。わしはこれをどうしていいか分からん、海道の悪事を世に知らしめてくれ、と。




 そこへ「名演技!」とパチパチ拍手をするコミヤマン&「ご苦労様。データを渡してくれますか」とちょっとぽっちゃりの海道手下。



 「いい加減にして下さい!こっちはね、武市さんに恩義があるんですよ。大和撫子たるもの、絶対に恩は返さなくちゃいけないんです!」素敵に武市ナイズされた晴香さんに笑顔になる武市さんも素敵。




 「いいからデータを渡せ」とつかつか歩み寄る部下に一撃くらわす武市さんですが、うっと傷を押さえた苦し気な様子も魅力的!そこへ薄笑いで「そんな体で俺に勝てると思うのか!」と武器を振り上げた部下を、メリケンサックで一撃、「いってらっしゃい」な理央殿、男前!




 「かたじけない!」と頭を下げ、すばやいナンバ走りの武市さんの後を晴香さんも追います。そこへププッと寅車が。「乗れ」「どういう風の吹き回しじゃ」「おめぇが言ったんだろ。必死に頑張ってるヤツには必ず同志がついてくるってよ」なんていう寅ちゃんの笑顔、ナイス。




 小さく笑って車に乗った武市さんは、安定の正座で。「いい加減普通に乗れよ」「…うん、ベルトは完璧」なんて言っているのも愉快。




 さて、東京、東都テレビでは、アザが短筒で部下を追い払って(志のない人間には真の同志がついてこないからね)、日本刀で海道を今にも斬ろうとした時。刀でカキ〜ンと止めに入る武市さん。




 「どういうつもりじゃ、武市さん?!」「やめるがじゃ、アザ!」その隙に逃げた海道さんは屋上へ。後を追う2人。転んだ海道さんを仕留めようとするアザ。止める武市さん。押し合いながら怒鳴る2人。




 「おんしゃ、おかしゅうなったがか?!」
 「企ては中止致せ!」
 「どういてじゃ?!」
 「どんな理由があるにせよ、人を殺めてはならぬ!」
 「今更何を言うちょる。これは武市さんのやり方じゃろう!」


 「すまぬ、アザ。わしが間違うちょった。東洋様を手に掛けた結果、わしは切腹させられ、同志らは処刑された。最後には何ちゃ残らんかった。目ぇの前の壁を力づくで消すことのみでは何ちゃ解決にはならん。力づくの解決は悲劇を生むだけじゃ」
 「何言うちょる。覚悟致せ!」



 海道に刀を振り上げたアザにバッと羽織を投げて阻止し、立ちはだかる武市さん。



 「ようやっと分かったがじゃ。わしがこの時代に来た意味が。アザ、おまんを止める為じゃ。言うたちそうじゃろう。わししかおらんからのう。おまんを止められるがは。龍馬、もうえぇがじゃ」

 「えぇことないろが」武市さんに斬りつける龍馬。



 「今ん時代が、わしらが戦こうた先にある未来がこんな日本であるはずがない。武市さんもそう思ったがやないがか?!」
 「確かにそう思っちょった。不甲斐ない若者にいきり立った。ただぼうっと暮らす人々が歯がゆかった」
 「ほれやったら?!」
 「けど違うたんじゃ!この平和ぼけした今は、先人の勝ち取ったものなんじゃ。龍馬。時代を嘆くな。今を生きるぜよ」


 「わしは今の時代で同志たちを率いておる身じゃ。今更引けん。筋は通す」
 「わしも譲れぬ」
 「ほぅ。志の違いじゃのう。 ほいやら、やるしかないぜよ」
 「ほぅ、わしらは侍じゃからのぅ」


 とここまで書き起こしっぱなしで、今日の所は一旦置いて。次回東都テレビ屋上の所から、またおさらいできれば、と思っておりますが。




 あのな〜、今日がこのブログを始めて10年目なの。アニバーサリー的なことはあんまり考えないタチなのだけど。




 横アリのソロコンサートに行ったら、錦戸さんが歌が上手かった!ということが書きたくて始めたブログで。最初は短いのを毎日書くつもりで日記と名付けたものの。ごくまれにしか書かなかったり、やたら長くなったり、当初の考えと大分変わってきましたが。のらりくらり10年経ったわ、というささやかな感慨を皆さんにも押し付けてみたりしました。




 だから何だということもないんだけど、一つの節目として、こんなん読んで下さった酔狂な方や、ご厚情を賜った皆様に御礼申し上げます。

サムライせんせい最終話続き(2)

 パラレルワールドから戻ったので(まだ言うとる)、年末に書いた最終話素敵ポインツの続きを。漫喫のシーンまで書いたので、その後から。




 佐伯邸和室。拙者、江戸にて平成の世で成し遂げるべき大義を見つけ申した。二度とここへは戻れぬやもしれぬ故、こうして恩義ある佐伯殿に最後のご挨拶に戻って参った次第でござる、と、武市さん。




 あくまで礼節を重んじるスタンスが素敵ですけれども。手をついて美しい角度でお辞儀する姿、体を起こして、膝に手を置き背筋を伸ばして端然と正座する姿、まさに侍!な、こういうお姿も見納めかと思うと胸に迫るものがありました〜。




 話を聞いて、どうしてもお見せしたいものが、と佐伯さんが席を外し。




 本当は私、聞いちゃったんです。楢崎さんと一緒に海道さんを暗殺するって本当なんですか?と問う晴香さんを見る目や、




 「聞かなかったことにしてくれぬか。晴香殿の為にも、その方が良い」のセリフ回しも表情も、重みや思いやりが感じられて、まさに武市さん!という感じで。今更ですけど、錦戸さんの演技、良いわ〜と思いました(何様)。




 更に、



 この時代は、人を殺す事とか絶対ダメなんです!アザは無二の友、放ってはおけん、命を懸ける覚悟もできておる。

 「ましてや一度切腹したこの命、惜しくなどない」



 の辺りの言い方、まっすぐな目で晴香さんを見る表情もナイスだと思いました。決意は変わらぬ、みたいな静かな一徹さが感じられたというか。通常はあまり見かけないセリフだけど、説得力があったというか。




 そんな武市さんに「今の時代はね、死ぬこととか全然カッコ良くないんです!」と涙目で訴える晴香さんも素敵でしたわ。




 かつての晴香さんからは考えられない必死の説得は、翻意させるには至らないけど、武市さんの心に響いたのではないかしら。武市さんの瞳も潤んでいたような。




 そこへ寅ちゃんがノンキに入ってきて空気が変わるのですが。寅ちゃんの声にかすかに目線を揺らして、入ってくる寅ちゃんをチラリと見てから、顔をそむけて涙をおさめる晴香さんを気遣わし気に見て、また寅ちゃんを見る、みたいな武市さんの細やかな表情の演技がまた素晴らしい!




 しかし、オトボケ寅ちゃんたら、海道さんと部下を連れてきちゃって。「おまんは!!」と素早く侍らしい目配りをするペータさんが、激イケメンさんでした。座卓を盾にして攻撃をかわし、海道部下の足をすくうのもカッコいい!




 アザから預かったデータは守らねばならないし、佐伯家の人達を危険にさらせないし、佐伯家を走り出るのも男前。海道さんの手下はちょっとぽっちゃりさんだけど、夜の山道を武市さんは袴に草履。しかも敵は飛び道具を使う卑怯者。




 バキュンと短筒を撃たれて、驚いて振り返った錦戸半平太さんが、夜目にも美男子でしたけれども!続けて撃った弾のダメージを受けたのか、崖から転落する武市さん。嗚呼!




 でもでも、塾の子供たちが武市さんを見つけて、密かに介抱しててんな〜。良い子達だわ〜。しかし、負傷して、熱が下がらず、意識のない武市さん。そんな様子も魅力的。きゃ〜。




 心配して、どうする?!と子供たちが焦っている所へ「ごめん、後をつけてた」と理央殿ら大人達が現れ。キッズがザッと立ちはだかって「サムライせんせいは渡さない!」と言うシーンは、何度見ても泣きます。皆のキリッとした目も可愛くて、いじらしくて。おチビさんに弱いお年頃なものですから。




 こうして武市さんは佐伯邸で介抱されることに。海道さんが、武市さんに何と一千万の懸賞金をかけていたけど(さすがに大人達はどよめいて。あの方、スーパーの店長さんかしら、すわ探しに行こう!という勢いだったけど)。何でもお金で動かそうとする海道さん、お生憎様〜というね。




 さて、頭に包帯を巻かれてお布団に寝かされている武市さん。(今更だけど、錦戸さんは前髪の演出要らずの真正男前だから、月代も白ハチマキも包帯も似合う〜)。寝顔も美しいけど、お布団が上下するのが速くて、息が苦し気なのが伝わります。




 ここで、武市さんと富子さんの束の間の邂逅シーンが入るのですわね。夢か現か、これが何とも不思議で胸揺さぶるシーンでございましたね。





 揺らめくロウソクの炎。




 見慣れぬ場面に、大きな目で辺りを見回す武市さん。「ここは?」




 と、そこには…。



 (武市さんの目がみるみる潤んで)「…富子…」
 驚いて振り向く富子さん。




「これは夢か?」
「おまさん…」
「そうか。ここはわしが死んだ後ながか?」バックに侍唄。



 駆け下りて武市さんに勢い良く抱きつく富子さん。「会えて嬉し…」



 武市さんも何とも嬉しそうに微笑んで、頬を寄せた後 (この時、子供をアヤすように、富子さんの体をかすかに揺らしている風なのも胸を打つ!)




 辛そうな表情になって。




 「すまぬ、富子。(ここで、背後の困窮した暮らしぶりに目をやり←富子さん、畳も無く台の上にむしろを敷いて、内輪貼りの内職をしてはってんな〜。皆さんがお持ちのキラビヤカな内輪ちゃうのよ←分かるわい)、




 一人身になった後、こんな生活をしておったがか。わしと一緒になったばっかりに、苦労かけたのぅ」涙声で、でも涙が零れ落ちるのは何とかこらえて、そう言う武市さんが切ない!




 (相変わらず、錦戸さんの泣きのシーンは、美しく、胸を打ち、最強ですけれども。泣き以外の演技も、あまねく素晴らしいのよね!コメディって難しいと思うけどコメディもイケるし。「わしと一緒になったばっかりに、苦労かけたのぅ」の、ちょっと自嘲的なセリフ回し、表情なども見事だと思いました)




 武市さんに抱きついたまま、ポロポロ涙を流していた富子さん。




 「なんちゃ、おまさんと一緒になれて」と言って、武市さんの腕をつかんだまま、少し体を離して「私は幸せでございました」と武市さんの顔を見上げますが。




 そんな富子さんを見る武市さんの瞳が哀しくて(なんて美しくも切ない目をしはるのやら)。




 「久しぶりに会うたがです。笑うて下さい」という富子さんに、



 小さく何度か頷いて「そうじゃの」と、武市さんが頑張って作った笑顔がまた、切ない!(いや〜、錦戸さんの演技、見事だわ〜)




 「おまさんは切腹された後、どうされておったがでございますか?」
 「おぅ、わしか?信じられんかもしれんが、わしはの、富子、死んでおらんがじゃ。切腹した後、今よりずっと先、150年後の時代に飛ばされてのぅ。何とそこでわしは、生きちょる!」




 (ここの武市さんの言い方、表情もナイスだったと思います。生き生きとしていて、説得力があって)




 涙に濡れた目をビックリしたように見開いたまま、しばたたく富子さん。(富子さんは武市さんのようにタイムリープを体験している訳でもないし、すぐ消化できるような情報でもないものねぇ)




 そんな富子さんを、大きな瞳で気遣わし気にのぞきこんで。
「どういた?富子。なぁんぞ辛いことでもあるがか?わしに言うてみ!」と武市さん。




 「なんちゃ、嬉しいがです。生きちょると知って、嬉しいがです!」そう言って微笑む富子さん。




 今度は本当に嬉しそうな笑顔をみせる武市さん。




 ふっと炎が消え、暗転。




 佐伯邸和室。小さく鼻をすすり、薄く目を開ける半平太さん。「あっ、武市さん」と声をあげる佐伯さん。




 という所で、続きは次回〜。

サムライせんせい最終話続き(1)

 さて、最終話、素敵ポインツ。




 冒頭、海道邸から逃れてきたビル屋上で、龍馬の企みを聞く武市さん。




 せっかく身分制度は無くなったのに、金を持っているヤツが偉い、腐敗した今の時代。海道のような志もない一部の輩が、権力の源となる金を握り、下の者らにはそれを正す気概もない。ほうやき、わしは「平成建白書」を作り、底辺の者らに訴えかけたがじゃ。一緒に日本を変えようと、と龍馬。




 目指すのは、富が皆に正しく再分配される新しい日本。その為に、海道を斬る。同時に、贈賄のデータを流出させ、一揆を引き起こす。1万人の同志が一斉に蜂起する手筈になっちょる。




「けんど、人を殺すがは、おまんが一番嫌がったやり方じゃろ」と武市さん。




 「もしも武市さんが生きちょったら、こんな国にはなってなかったはずじゃ。武市さんのやり方で強引にでも、この時代を変えると決めたがじゃ」と答える龍馬。




 「わしらがやるんじゃ。それがわしらがこの時代に来た天命なんじゃ。武市さん、この時代を変えんかい?!もう一度わしらの手で日本を、いや世界を洗濯するぜよ!」




 熱いアザの訴えを、少し潤んだまっすぐな目でしっかと聞いていた武市さんは、ここで一瞬だけ目線を泳がせ、小さく口を開けて、思案する様子でしたが。(こういう表情の演技も、最強!また、赤く光る東京タワーをバックに、キッパリと美しい横顔が、映えることはえること!)




 それから少し伏目になって、目を上げた時には武市さんは腹を決めていて、かすかに笑って、「あい分かった」と言う表情が、これまたExcellent!(久しぶりに、異人かっ?!)




 決意とか、命を懸ける覚悟とか、エライ企てに乗った連帯感とか、(過去、東洋様を手に掛けて良い事は何もなかった。また、繰り返すのか、みたいな)哀しみ・諦念とか、でもアザは無二の友、もう腹は括った!みたいな清々しさとか。




 色々な思いが混ざった目の色をされていた気が、個人的にはして、リアルで見事だと思いました。




 目の色と言えば、あたくし、第一話の感想で「冒頭、とうとう切腹、『すまぬ。富子』の後の覚悟の目がスゴイ!凄絶、というか、まさに切腹直前の目の色。錦戸亮、大した役者さんだわ。グッと惹きつけられる!もちろん、それまでの無念・諦念・悲哀みたいな感じも素敵」と書いたのですけれど。




 あるドラマレビューで、「昭和から時代劇を見ているが、これまでの切腹シーンの中で一番感動した」というコメントがあったの。ご覧になって?大人の、時代劇をずっとご覧になってきた方も、そう思われたのね!と思って大層嬉しゅうございました。




 さて屋上シーンに話を戻しますと、「あい分かった」を、ただ真剣・深刻なお顔で言うのでなく、小さく笑みを交えたりするのも、ナイスなのですわね。今回のドラマ感想でも、こういうの前に書いたな。あ、サチ豪邸のお話で、寅ちゃんを叱責・鼓舞する時だわ。




 「『わしらは必死に戦ったんじゃ。何百年と続いてきた時代を動かす為に、それこそ、命をかけて戦ったんじゃ』の



 『それこそ』の後で、ちょっと笑みが入って『命をかけて』と続く言い方が、表情が素晴らしかった、




  笑みは楽しい時、嬉しい時にだけこぼれる物ではないものね。計算だか憑依だか知らないけど(両方なのかな)、錦戸さん、実にリアルな演技をされる方ですわね〜」

と、その時書いたのですけれど。




 錦戸さんは泣きに定評がありますが、それだけでなくて。上記のように、大きな瞳に様々な感情がないまぜになったような色が浮かんだり、笑い絡みの演技も良かったりして、リアルで奥行のある、通り一遍でない演技をされるので、ずっと目が離せないのであります。




 ちなみに笑い絡みの演技が良い、というのは、ご自分が笑うのも、笑わせるのも、上手いし、上に書いたように、本来なら笑わなそうな所で、良い塩梅に小さな笑みを混ぜるのが巧みだったりする、という意味のつもり〜。




 そして「あい分かった」後の「これが天命とあらば、従うほかあるまい」も、言い方、表情ともに、何だか意志の強さに加えて、高揚感も感じられてナイス、と感じたのだけど、いかがかしら。




 武市さんは無為に生きるのはお嫌そうだから、平成の世で成し遂げるべき大義を見つけたら嬉しいだろうし。謹厳実直だけど、言うても牽引力のある幕末の志士だから。アザを放っておけないということに加えて、ひとあばれウェルカム的な所もあるのかな、という感じの高揚感。




 しかし、それを強く出し過ぎると、ちょっとカユイ感じになると思うけど、その辺りもベストな塩梅で素敵!いや〜。大した役者さんだわ〜なんて勝手に思っておりました。




 そして「武市さん!」と手を取った龍馬の血のついた手を、武市さんがガッと上から組み返すのもナイス・バディ感でした!グッと力を入れた横顔の目のあたり、ぺーたさんのあくまでもホリの深いお顔立ちが漢らしい〜。




 続いて、漫喫のシーン。ポップな音楽と共に険しいお顔でブースからピョコっとお顔を出して、何なのじゃ、この穴倉のような場所は?!とか言っている武市さんが厳つキュート。




 龍馬の「漫画っていう本があるんだけど」という説明にふぅん、と深く頷くのもラブリー。本人大真面目なんだろうけど、ペータさん、なんかカワイイのよね。何度も書いているけど。




 自分たちが出ている漫画を物珍しげに眺めていたかと思うと、絵箱に何か打ち込む龍馬を大きな目をまんまるにして「おまんは何をしておるのじゃ?」と見ているのも面白キュート。




 龍馬の明日決行!の書き込みに、いきり立ったコメントが続々届くのを、「ほぉ〜」と、特大びっくりまんまる目のまま見ているのもラブリー!(こんなんばっか)




 そこへやってきた晴香さんが、どのブースかな、とのぞいていって、顔を寄せ合う2人を発見、やっぱり衆道!と思うシーン。




 後ろから見ても、武市さんの長マツゲがくっきり見えるというね。精悍なお顔立ちに、セルロイドのお人形バリのくるんとした長マツゲがくっついていたりして、実に興味深く魅力的なお人ですけれども。




 海道暗殺の企てを聞いてしまった晴香さん。さすが剣豪、人の気配を感じて効果音と共に「何やつ?!」と晴香さんに扇子を突き付けるペータさんも、厳つラブリーでしたが。(武市さんのハイトーンの「相変わらず歌舞くのぅ」も印象的だった)




 ブースに入って、「今の話、聞いてたんですか?」「いいえ、全然」のクダリも愉快だし(ちろーっと横目で晴香さんを見ているような龍馬と武市さんの表情ナイス。そらっとぼける晴香さんも)




 晴香さんにガバっと寄って「武市さんを神里村まで送って頂けませんか」と言う龍馬も、「佐伯殿に御礼がしたいのじゃ」と大声で頭から被せるように言う武市さんも、「てか近っ」とか言っている晴香さんも、面白キュートでした。




 忙し気に絵箱を打つ龍馬と、漫喫でも例によって姿勢良く正座の武市さんに挟まれて、ちょっと邪魔、状態な晴香さんが「狭っ」とか言っているのもナイス!3人とも見事な呼吸。(続編希望!)




 ということで、中途半端ですけれど、年内はここまででとさせて頂いていいかしら。新年にパラレルワールドから戻ったら(なんてうそぴょ〜ん)、また続きを書くかもしれません。




 このようにドラマを見返していますと、錦戸さんは、前から表情の演技等、優れていたのが、年季を積んで、引き出しも増えて、更に磨きがかかり、その上セリフ回しの説得力など、実に良い塩梅に増した感じ、なんて何様なことを思っております。




 来年も良い役、良い作品に恵まれるといいですね!




 それでは皆様良いお年を。

サムライせんせい最終話

 サムライせんせい最終話、良かったです!



 【氏家殿が同士でしたのね。龍馬はこの時代で生きて何かを探し、武市さんはやはり元の時代に戻るつもりだけれど、今も神里村でピンクのお買い物バッグを持って、今日は泥そばにするか、とか言っている着地がとっても良かったと思います! 面白いドラマでした!ありがとう。】




 あ、最終回の感想も、Twitterでつぶやいたものを流用するスタイルですみません。【 】内がツイートしたものです。




 これ最初、神里村を上里村と書いてしまって、直してもう一度上げたので、ご迷惑かけたらすみません。今回のドラマの2話からTwitterを始めたビギナーでして、色々アタフタ致しました。という言い訳をここでしてもアレか。




 それはともかく。ああいう締め方がベストちゃう?なんて思いました(どんだけ何様)。過去に飛んで道に寝ているのもアレですし。良い感じに締めて、続けようと思えば続けられる、かもしれない、ナイスな最終回だったと思います。




 ラスト、戻るつもりだと言っていた武市さんは、一か月後、まだいる?いるのか?という所でタケチ歯ブラシが映って、あぁいる!ってなったけど。




 い〜や、今はいない武市さんの歯ブラシを、お掃除用にとってあるのかも、なんて一瞬疑り深く思ったアタクシったらおバカさん。お掃除用のは別の所に収納するわよね(お掃除用の話はもうエェねん)。




 ところで、佐伯さんは、本当に武市さんの遠縁でしたのね。ただ、ふわっふわしたフォローをされていた訳ではないのね。あの土佐柏の甲冑は、佐伯さんの家に、富子さんのお手紙同様、代々受け継がれてきたものを、小学校に寄贈したのかな。それで佐伯さんは、初回から武市さんをあっさり信じて、受け入れたのね。




 何となく、甲冑を着た人が、昔タイムリープしてきて、その人からのお手紙を佐伯さんが預かっていて、校長先生だった佐伯さんが甲冑を小学校に寄贈したのかと思っていたけど。




 富子さんのお手紙だった!エェやん。思ってたのより、その方がずっと良いわ(あんた、いったい何目線?)




 武市さんは、夢だと思っていたけど、一度だけ富子さんの元に戻っていて。富子さんに、わしは切腹の後、150年後の時代に飛ばされ、何と、そこで生きちょる、と告げていたのね。その武市さんの言葉を信じて、富子さんが未来の武市さんに向けて書いたお手紙ですと!Great!





 【富子さんが武市さんに一度でも会えていて、良かった!にわかに信じ難い話なのに、武市さんが未来で生きていると信じていた富子さん、素敵。夫婦の絆が深すぎて泣ける】




 とツイートしたのだけど。武市さん、あんなに富子さんが大好きだし、2人をせめて一目でも会わせてあげたいという、あたくしの願いも叶って(またなんか何様だな)。その上150年の時を超えて、富子さんの思いが、愛が、届いて、感動しました。




 この、一度だけ再会した2人のシーンから、富子の夢を見ました、と負傷して床に伏したまま美しい涙を流すシーン、錦戸さんの演技、見事で素敵でしたわ〜。(全編良かったけど。あ、再会シーンの富子さんの涙、表情も良かった)。




 【久しぶりにあったんだから、笑うて下さい、と富子さんに言われて、そうじゃな、と頑張って作った武市さんの笑顔が切ない!】



 【富子の夢を見ました。と武市さんの目尻から流れる一筋の涙の美しいこと! 】



 とアタフタとツイートしたんだけど、時間やら文字数やら色々制約があって。でんでん思うことが言葉にできず。「そうじゃな」でなく「そうじゃの」だったみたいだけど、Twitterって直すことができないみたいで。後日この辺りのことも素敵ポインツに書きたいと思っておりますが。




 涙のシーンは、詳細には、




 富子の夢を見ました、の後、涙目のまま「わしはなんぜ生きようとしなかったんじゃろうか。武士の名誉も見栄もすべて捨て去っていたのなら、富子と一生添い遂げることもできたはずなのに」と言って、絶妙のタイミングで、ポロリと涙を流すのですわね。




 泣きも天才な錦戸亮。これが、実に素晴らしいし、胸を打つんだけど。




 富子さんも、やはり、あなた様と穏やかに添い遂げられなかったのが残念だと、100年程前に書かれて150年越しで半平太さんに届いたお手紙に書いておられて、そのお手紙で、更に、富子さんは人の命の尊さを訴えておられ。




 武市さんは「どんな理由があるにせよ、人を殺めてはならぬ!」と思うようになったのかしら。それで海道を暗殺しようとする龍馬を命懸けで止めようとしたのかな。




 かつて、東洋様暗殺を敢行した武市さんと、それについて行けず脱藩した龍馬。これは武市さんのやり方じゃろ!とアザ。




 すまぬ、アザ。わしが間違うちょった。東洋様を手に掛けた結果、わしは切腹させられ、同士らは処刑された、最後には何ちゃ残らんかった。目の前の壁を力尽くで消すことのみでは何ちゃ解決にはならん。力尽くの解決は悲劇を生むだけじゃ。




 この、今の時代でも、世界的にも、深く刺さる反省の言葉は、半平太さんの胸にずっとあったのだろうけど。冒頭、龍馬に暗殺の件「あい分かった」と言い、晴香さんに涙目で止められるシーンでも、まだ無二の友だから龍馬の暗殺に加担する気だったと思うので。




 最終的に武市さんを変えたのは、富子さんへの愛、なのかな〜、素敵♡なんて勝手に思っておりました。




 ようやっとわかったがじゃ。わしがこの時代に来た意味が。アザ、おまんを止める為じゃ。わしらが命を懸けて戦った先にこんな未来があるとは…とわしも思った。しかしこの平和ボケした今は先人たちが勝ち取ったものなんじゃ。龍馬、時代を嘆くな!今を生きるぜよ!と武市さん。(この辺りの表情、セリフ回し、重みがあって、すごく良かった!30半ばの幕末の志士そのものな感じ)。




 そして、命を懸けて戦う志士2人の殺陣については、




 【12時間以上を費やしたという殺陣、迫力満点でした!すごく体が動く稀有な俳優さんお2人に、素晴らしいものを見せて頂き、感激です。武市ファンとしては、今回も彼の体の止めのカッコ良さにシビレました。アザをかばったのも素敵!】




 とツイートしたのですが。人の命の尊さを了解していても、互いに志が違ったら、一歩も引かなくて。志の為に、やっぱりサムライは命を懸けちゃうのね。




 ということで、




 【「わしらは侍じゃからのぅ」。本気で龍馬と戦わざるを得ない武市さんの目は潤んでいて。口を薄く開いたまま、刀の柄をピキッと押し上げ、するるっと鞘を落とすのが、ゾクッとするほどカッコいい!】ともツイートしたのですけれど。ここすごく好きでしたわ。潤んだ哀しい目で龍馬を見据えたまま、そんなんするのが色っぽくて。




 そして命を懸けて戦った相手をとっさに飛んでかばう武市さんが。勝手に体が動いちょったと言う武市さんがSo cool!でしたけれども。結局、氏家殿が同士で〜のクダリ、良い塩梅のラストと思う、というのは最初に書きましたわね。




 ちなみに半平太さん、そして龍馬の勇姿にはもちろん、目を見張りましたけれど、キャストの皆様の見せ場も素敵で、たとえば



 【子供たちが、倒れている武市さんの前で通せんぼして、「サムライせんせいは渡せない!」って言うの、なんか涙出た】(←ちびっこに弱いお年頃なもので)




 【晴香さんの、今の時代はね、死ぬこととか全然カッコ良くないんです、の涙目ナイス。晴香さんが、大和撫子たるもの絶対に恩義は返さなくちゃいけないんです、と、すっかり武市ナイズされているのも、それを見て武市さんが笑顔になるのも、良かった!】




とツイートしたのですが、寅ちゃんや、理央殿や、サチさんや、皆さんが素晴らしかったので、後日の素敵ポインツでできれば触れたいと思います。




また酔狂な方へのお知らせですが、ちとあたしゃこの後しばらく、作成しなくてはいけない書類があって、素敵ポインツは年内に書けるかな〜という感じですのよ。




 ということで、終わっちゃって寂しいけど、ナイスなラストで良かった、けど寂しい、という最終回翌日のあたくし。




  いつも正しくて、すごく強くて、凛々しい佇まいで、精悍な男前で、富子さんが大好きで、笑顔が素敵で、お茶目でキュートなペータさんの姿を、いつの日かまた見られたら、いいな〜と思っています。それではまた。(ツイートツイートって、しつこく書いてごめんねさいね)

サムライせんせい第7話続き

 さて、7話のペータさん周りの素敵ポインツですけれども。




 冒頭、佐伯邸に町奉行所の与力とその同心。ある事件の容疑者の楢崎を追っているとのこと。当の龍馬は逃げ出した所を、首ガンってされちゃっているのだけど。




 相変わらず、まっすぐな目で楢崎の本名は坂本龍馬、わしらは150年前から来たのです、とか真実を申し述べちゃうペータさん。変な空気になった所を、佐伯先生がふわっふわしたフォローをされ、そのまま話は続いていきますが。




 与力曰く、楢崎は「平成建白書」と言う会員制サイトを立ち上げ、今の生活に不満のある若者を集めて、不平等を是正すべく、過激な思想集団を形成しているとのこと。




 「楢崎というのは、人を惹きつけるのが実に上手い人間のようですね」「まぁ、坂本龍馬じゃきのぅ」って、佐伯さんが一瞬土佐弁化したのはお茶目なのか、佐伯さんはお手紙を託された人っぽいけど、佐伯さんも土佐ゆかりの人なのか。それはともかく。




 楢崎が立ち上げたそのサイト「平成建白書」には、何と半年で1万人近い会員が集っているとか。ここで、「分かってませんよね?」と同心に言われ。ちょっと目が泳いで小声で「晴香殿!」と通訳を促す武市さんがキュート。




 江戸語と現代語のバイリンガル・優秀な通訳・アザを欠いたペータさんが切な愛しいけれども。




 与力によれば、武市さんが成敗した人を含めて、会員の3人が実際に人を殺めてしまっていると。しかし、楢崎が命を下したのでなく、その思想に触発されて独自の判断で事件を起こしたらしいとのこと。




 しかし、与力さん、子供たちを救ったのは、あなたでしたか?で済まさんといてや。騒ぎになると何だから表彰とかまではアレだけど、せめて、そこはありがとう、やろ、なんてちょっと思ったけれども。




 楢崎の最終的な目的は捜査中で、まだ分からないとのこと。




 この時代で何をしゆうがじゃ、アザ?!




 ということで、行方知れずで連絡の取れないアザを探しに、東京へ行くことを決意した半平太さんは、



 佐伯先生にワラと風呂敷を所望して(どこかにワラはござらぬか?の大きな目の真摯な光が可笑しくも胸を打つ)、シュパパッと草鞋を編んで、きちきち荷造り。




 ご本人、大真面目だけど、思いっ切り江戸な旅支度が面白キュート。そしてそんなに長く映った訳ではないけど、わらじを編んだり、風呂敷包みを背負ったり、何かと器用だから、迷いのない手付きがすごく慣れている感があって、リアルで良いな〜と思いました。




 パンを作る和ちゃんとか、ホイップクリープをスプーンで成形する安兵衛さんとか、オードブルを手早く盛り付ける草太さんとか。演技のセンスがある、というのが一番の強みだろうけど、手がキレイで器用というのも、一つの力よね。




 そして、自分の書いた富子さんの絵に、「富子、行って参るぞ」と切なくもラブリーに声を掛けている傍らで、寅サチたちは、新・一攫千金プロジェクト「サムライを撮る」で大騒ぎ。




 サムライ、はじめての○○、愉快でしたわ。シャワー編は前回書いたように、浅黒くて引き締まっていて、腕筋もあって、体つきまでリアルサムライで良かったし。




 水洗トイレ編も、動揺するちょんまげ頭の動きが面白キュートでございました。寅ちゃんが事前にお勧めしていた(?) ピーっというのはあれでしたか。ふふ。最後わしのピーっはどこへ消えたのじゃぁ?!で振り返って、こんな時にもくるんとした天然長マツゲが見えるのも愛しい。




 そんな、寅ちゃんたちの騒ぎは取り合わず、寅之助、わしの留守中もしっかり働けとペータさん。江戸へ、昔みたいに5日程かけて一人で歩いて行く気満々で、寺や庄屋で一宿一飯の恩義にあずかる、宿場で日銭を稼いでもいいとか言っちゃって、いつの時代の人や (江戸時代の人よ←また言うとる)。




 晴香さんが、ナイスな感じで「泊めてくれないよ〜」とおっしゃっていたけど、いや〜、ウハウハ泊めてくれるご内儀続出だと思うよ。




 そして、ペータさんの履歴書〜面接〜魚はさばけますか?切るのは人だけじゃ!も愉快でしたわ。Twitterで平ちゃんの履歴書とペータさんのを並べて載せている方がいらしたけど、平ちゃんの丸文字&ちょっとこの人大丈夫か的内容と、ペータさんの墨の色も鮮やかな超達筆っぷり&ビシビシッとした記載内容の対比が面白うございました。




 しかし、ああ見えて熱いけど見た目頼りなげな平ちゃんと、強い目で一本気なザ・サムライの面魂なペータさんと、同じ人が演じているなんてスゴイわよね。(両方ラブリーな所は共通しているけど)。




 あたしゃ、今やおデコ出し派なんだけど。多くの皆さんがだ〜い好きな、前髪おろしスタイルにすると、とたんに幼くなるのも、役者さんとしての強みかもね。幅広い年齢層が演じられるというか。高校生の平ちゃんもイケていたし。そういえば先生の平ちゃんは30過ぎだけど、青春を引きずっているちょっと頼りなげな人だからか、前髪有りなのが良い感じでしたわね。





 と言う所で話を戻しまして。




 一人で東京って、無理だろ、という皆に、フフンと笑って、安心致せ、わしは剣術の修行の為にしばらく江戸に住んでいた事もある、この村におる晴香殿よりわしの方がよほど土地勘はある、とペータさん。小さく笑って横目で晴香さんを見下ろしながら、ちょっとお口を尖らせて自慢げに言う、愛らしくもちょっとイラッとするペータさんの表情が素晴らしい!すっごいムカついている晴香さんもナイス。




 しかし、結局、ビッグチャンス!サムライ・ミーツ・トウキョウを撮る!と寅ちゃんが、いいわね、鼻を明かしてやれそう、と晴香さんが、同行することになり、はっやい電車でたった一刻で東京に着く3人。快晴の新宿のビル群に出現したお侍の画がシュール!というのは前にも書きましたけれども。




 出発前、のどかな神里村で、平成の世にも随分慣れた、少々の事では驚かないとか、大言壮語していたペータさん、あまりにことに、ビックリまなこで呆然とするのがラブリー!




 これらは、城か?空飛ぶあれはいったい?!と、キャパ超えちゃった武市さんの「見るものすべて、わしの見識を超えておる!」の言い方も、クラッとする動きも表情もお見事でした!




 で、寅ちゃんにも「だっせーな〜。江戸は任せろ、みたいなこと言ってた癖によ〜」なんて言われ、いかん、これでは田舎侍まるだしだ、と「思ったほど江戸は変わっておらんな」なんて眉毛ひょいひょい上げて言う強がりさんな表情も言い方も、絶妙。上手な役者さんよねぇ。




 そしてティッシュ配りの娘さんに「何じゃその格好は?!」と一喝、てっきり、足なぞ出してはしたない、とか言うかと思いきや、「若いおなごが体を冷やすと、元気な赤子が産めぬぞ」と、そこは優しさなんだ(by 晴香さん)、なのも面白キュートでしたが。




 こういうの、今ならセクハラ!とか言われちゃいそうだけど、幕末の人格者・ペータさんが、見ず知らずの娘さんにも親身な表情でじっくり諭すのが、思いやりがあって素敵!なんて思いました。




 まさか、天下の悪法が復活しておったとは!という、生類憐みの令のクダリも、愉快でナイスな勘違いでしたが。ご内儀、おんしがお犬様の為に尽す必要などない、人より犬の方が偉い等ということがあってはならぬ、と説くペータさんは、天下の悪法に縛られている(らしき)ご内儀をやっぱり思いやっている感じで、真っ直ぐで優しい!なんて思っちゃったあたくしはすっかりペータ・ファン。




 続いてやってきた異人さん。この様子じゃと攘夷を失敗し、日ノ本は異国に侵略されたようじゃな!!真正なる日ノ本を横取りした輩共を打ち捨てる!と扇子を構えるペータさんの姿は、異人さん達がおっしゃっていたように「So cool!」「yeah!」




 違いますよ〜、この人達は単なる観光客です、日本のことを勉強しにきただけです、と晴香さん。ではこの異人達とは対等なのか?!と笑みも交え、目を潤ませるペータさん。




 泣きは(泣きも、ね)ピカイチの彼ですが、ここの涙目はちゃんとコミカルパートの匙加減、でも、きっちり一瞬で目が潤んでいて、垂れ目さん、最強!と思いました。愉快な美形姉弟との呼吸も良い感じ。




 そして扇子を収め「過去に遺恨があったとは言え、わしらはむやみやたらとおんしら異人を打ち払おうとしていた訳ではない、この素晴らしき国の良さをしかと学び、異国に伝えて下され」と深く頭を下げるペータさん、真摯で懐が深くて素敵。マネしてお辞儀を返す異人さん。ナイス歴史的和解。




 そんな異人さんがペータさんと写真を撮ろうとするのを、良い塩梅にイナし、それより楢崎さんのこと探すんじゃないんです?と晴香さん。お、そうじゃった、と笑って懐からゲキウマな人相書き(自筆)を出して、ちょっと高い所にひょいっと乗って、「江戸におられる皆様方にお尋ね申す。この楢崎という男をご存…」と大声で呼ばわるペータさんが面白キュート。




 そんなことしなくても、と楢崎さんの名刺の住所に赴く3人。アザが住んでいたらしいその平成の家宅、結構レトロだな、と寅。サクッと訳してくれるアザがいないから、「レトロ?」「レトロ?」とつぶやいているペータさんが切なキュート。




 留守みたいだったけど、そこへ大家のえみこさんがご帰宅。「きれいなちょんまげだこと。楢ちゃんが言ってた通りだ」と褒められて、笑顔が嬉しそうなペータさんがラブリーでしたが。




 何かあったら、ちょんまげ姿のお侍に渡すよう預かっていたとペータさんに封筒を渡します。その人が一番信頼できるからと。昔とは形の違う茶封筒に入っていたものは、メモリーカード




 えみこ邸を出た寅ちゃんたちが、腹減ったな、何か食いに行こうと話している時、海道の手下にペータさんは写メを撮られてしまいますが(その画像、あたくしにも送って、みたいな)。




 東京と言えば?とか言っていた一行が結局入ったのは、回転寿司店。この回転寿司店のシーンも愉快で好きでしたわ。険しいお顔で、お寿司を凝視して「なぜ、寿司を動かしておる。意味が分からぬ!」とペータさん。




 「好きな物を取って食べるんですよ」「そんなことよりアザの行方じゃ!先程のでーたと言うのは?」「あぁ、今確認しますから、先食べててください」




 とのことで。オーソドックスなマグロの赤身のお寿司を発見したペータさん。薄く口を開けて、頑張ってそれを取ろうとしますが。「あ、しまった」とタイミングを逸し、マグロの隣のんに触れてしまい、袖の辺りを気にしていると。無情に、触ちゃったら取らないとダメですよ、と晴香さん。




 嫌そう〜なお顔で、何じゃこれは?これが寿司か?!エビの上にかかっているどろどろのタレは何じゃ?!これでは寿司ネタが台無しではないか、こんな物が上手い訳が…「上手い!!(大声)」とか。




 そこへ列車に寿司が乗って到着して、仰天して思わず噴飯、とか。赤い突起を押すと列車が戻っていくのか?!とか(このあたり列車だの突起だの、大きなビックリ目でグリグリ見ているのが面白キュート)。マネして黒い突起を押して、熱湯のワナにやられたりとか。新宿のクダリから、回転寿司の愉快な顛末まで、寅ちゃんにバッチリ撮られてしまったけど。


 

 ふと、PCの画面に目を留める晴香さん。先程のでーたに「こんな画像が入ってた」と画面をペータさんに見せますが、ペータさんが近視の方の目付きみたいに、PCとか見慣れない感じで見るのがナイスと思いました〜。ちなみに、でーたの中身は、海道コーポレーションの帳簿。そこには国会議員への多額の寄付金の記載が。




 何じゃ、国会議員とは?とか言っているあたりのペータさん、真剣に見開いた瞳がツブラで、侍だけど、子ワンコ風、なんて思ってしまうのはファンのサガですけれど。あの眼鏡、帳簿で海道をゆすって金儲けしてたんでは?という寅ちゃんに、馬鹿を申せ、龍馬はそのような小さな男ではない、と言っている武市さんの長マツゲ・バサバサのドアップをありがとう。




 そして、そこで何者かの視線を感じて、はっと振り向いた武市さんの横顔の秀麗なこと。寅ちゃんにどうした?と言われている伏目の斜め顔も。もっちろん、正面顔も、どこをとっても、全方位、あたくし的黄金比率なイケメンさんであります。




 この辺りから、俄然カッコいいモードの武市さん、厠へ行く、と席を立ち、これは門外不出と致す、と寅ちゃんカメラを没収、店の外へ出て行きます。(ちなみに回転寿司のクダリは、玉子のお寿司とチョコレートケーキを取る、お子ちゃま寅ちゃんもキュートでした。)




 さて、「内偵の者が潜んでいるのであろう。正直に名乗り出よ!」と公園で半平太さんがエェ声を張っていると、後ろから、首ガンってする武器持って忍び寄る敵。ペータさん、うしろうしろ!きゃ〜!と思っていると、扇子を持った手でガッと受けて、くるりと回って賊を取り押さえる武市さん、素敵!




 そして、そこから武器持ちの4人を相手を扇子一つで撃退する殺陣が、カッコいい!スッスッと身をかわし、ビシバシ相手を打ち、パッと扇子を広げるのも華やかで、キレがあって美しく胸のすく殺陣ですわね。




 羽織袴でお腹周りもたんと詰め物をされていると思われる中で、あれだけ動ける身体能力の高さに加え、殺陣にはそういうのが不可欠だと思うけど、段取りとか構成とか立ち位置とか、人のまで覚えてしまう、錦戸さんの学習能力の高さにも感謝!です。




 その後の海道邸でのクダリは前回結構書いたので、酔狂な方はそちらをご覧になって頂きたいけど。アザとの暗黙の了解、阿吽の呼吸の殺陣は、2人共、身体能力が高いだけでなく、回を追って、気心も知れてきて、ここは思いっきり行ける、みたいな信頼関係ができているから可能になった迫力ある殺陣だったと思います。だって当たったら痛くて大変そうよ。




 今週金曜の最終回の2人の殺陣はもっとスゴイとか。まったく、大した青年たちだこと。




 そして武市さんの竹刀が折れちゃって、そこを龍馬がしたたか打ち据えて、折れた竹刀を手にしたまま倒れる武市さん。お見事です、と近寄って武市さんのお顔をぺしぺしぺしと叩いた海道さんの喉元にグッと折れた竹刀を突き付ける武市さんの鋭い動きも強い目も、動こうとした手下をビシビシッと攻撃する龍馬も、カッコ良かったです。




 そして「少々痛かったぞ、アザ」「いやぁ、ま、多少当てないと信じてもらえないでしょう」のバディ感も良かったです。お友達の一人が、ここの、ちょっと武市さんがお兄さんな感じが(過去、弟率高めだったから)新鮮で良いとも、おっしゃっていました。




 で、いつも余裕の半笑いの海道さんがぷるぷるしながら「本気でやってなかったのか?」と言った時の2人のお顔も良いのよ。血塗れお顔で鋭い目の龍馬、キラキラの瞳でフッと笑ってペコちゃんみたいに口端を小さくペロっと舐めて(ペコちゃんオシのあたくしでごめん)、「おまんはわしらのことをほんっとに何も分かっとらんのぅ」と言う武市さん。




 そして「言ったじゃろぅ」とテーブルを蹴って、「武士は金の為には刀は抜かぬ。わしらが戦うのは大切なものを守る時だけじゃ」と言う武市さんが、めっさカッコいい。こんなん言って語弊があったらごめんやけど、テーブル蹴らせたら、錦戸さんは、あたくし内では宇宙一カッコいいわ。そう言って、ググッと海道を引き連れていく面魂も漢!で素晴らしい。




 その後のことも前回割と書いたので、今回はこの辺で失礼して。




 半日リハーサルして、12時間以上も撮影にかけたという(セリフも言いつつの)殺陣、ついに明かされるタイムリープの秘密。その他も諸々、良い塩梅にフィニッシュを決めてくれるよう、明後日の最終回までドキドキしていようと思います。きゃ〜。

サムライせんせい第7話

 7話もすごく面白かった!前半のペータさんが、とりわけ面白ラブリーで、ナイス・コントラストな感じで、後半はまた強い漢でカッコ良くて、相変わらずブレない生き様、重みのある言葉にグッときました。




 この所、同じようなことばかり書いているけれど、あと一回しかペータさんやアザや皆々様を見られないなんて哀しすぎるから。何らかの形でエェ感じに再び彼らを見られる機会を作って下さると嬉しいけど、それはそれとして。




 あと一回で、良い塩梅に着地を決めてくれるよう、お祈りしています。民王も8回だったし、サムライせんせいも、もともと8回と決まっていて。プロがそのお積りで話を練られたのだから、ナイスに締めてくれるものと期待しています。





 ということで、7話のお話。今回もTwitterでつぶやいたものを流用していくスタイルですみません。【 】内がツイートしたものです。




 さて、序盤、せっせと旅支度をするペータさん。シュパパッとわらじを編む様子が、リアルに江戸時代の人っぽくてナイス。



 そして【江戸に発つ前、自分で書いた富子さんの絵に、「富子、行って参るぞ」とか言っているペータさんが切なくもラブリー!】


 
 寅ちゃんの新・一攫千金プロジェクト・サムライを撮る〜サチの入れ知恵〜サムライ、はじめての○○も、実に、面白キュートでした!




 シャワーに騒いでいる姿も、まさにサムライでござった〜。浅黒くて、引き締まっていて、筋肉も、ちゃんと剣術できる人の腕でしたわ。




 さて、東京への地図はしっかり頭に入れた(いつの地図だろ)、5日もあれば着くじゃろ、とか言っちゃって。当初一人で歩いて行く気満々だった半平太さんは、結局、それぞれの思惑で同行を決意した佐伯姉弟と、はっやい電車に乗って、たった一刻で東京の地に立つのですが。




 【江戸に住んでいたこともある、って自慢顔だったけど。東京に行って腰を抜かさんばかりにクラっとしているのに「思ったほど江戸は変わっておらんな」とか言っちゃう、強がりさんな半平太さんが愛しい!】




 しかし、新宿のビル群の前のペータさんの姿がシュールでしたわ。コクーンタワーの特徴ある形が良い感じに効いていたかも。



 この辺り、カルチャーショックに目を白黒させるペータさんの、



 生類憐みの令のクダリとか、若いおなごが体を冷やしては元気な赤子が産めぬぞ、とか。異人達と対等と聞いて涙ぐんだりとか、また、めっさ上手い人相書き(自筆)を掲げて、この楢崎という男をご存知…とか大声で呼ばわったりとか、回転寿司とか。



 ことごとく可笑しキュートだったので、後日の素敵ポインツ(と言う名のほぼあらすじ書)に可能な限り書こうと思うけれども。




 回転寿司店内で、視線を感じてハッと美麗なお顔を上げるあたりから、今度はバリバリ格好良いモードに入るのですわね。





 【今週も、半平太さんの格闘シーン、キレッキレでカッコ良かった!アザとの阿吽の了解の打ち合いも良かったけど、カイドウの手下達と一人で戦うシーンも息を呑みました。あんな男前が、身体能力も高い幸せに感謝!】




 てな具合にあたくしツイートしたのですが、この海道の手下4人と一人でビシビシ戦っていた時、メンソールリップ塗り塗りな、ちょっと偉めな海道手下が来て(次回、短筒で半平太さんを撃つ人かしら。許すまじ!)、海道の元に連れていかれる半平太さん。




 海道さんは、150年前との一番の違いは世の中が平等になったこと、上士も下士も、士農工商も、身分制度は一切ない、しかし今の世にも歴然と差がある、現代はお金が身分を決めている、と言い。




 悪趣味なことに、お金に困っている親友2人を、お金をかけて戦わせたりするのですわね。親友をしたたか打って、勝った方の人に、「おまんは今何の為に戦ったのじゃ?」と聞く半平太さん。「見りゃ分かるだろ。金だよ」と男。





 「それでも、おまんは日本男子か?!恥を知れ!男が戦うのは誇りや矜持、大切なものを守る時だけじゃ。己の欲の為に刀を抜いてはならぬ」と半平太さん。




 そして今度は海道さんに言います。「おまんもおまんじゃ。こがなくだらん馬鹿騒ぎに喜びおって。金を持っていることは悪いとは言わん。しかし、おまんは何の為に金を使い、増やしておるのじゃ」「もちろん、権力の為ですよ。お金は力だ」と海道さん。



 ふっと笑って半平太さんは「つまらんのぅ。この時代の人間がつまらん理由がようやっとわかった。おまんらには志が無い。大義が無い。皆、金に縛られちょる。だから毎日つまらなそうに生きておる。その最たる阿呆がおまんじゃ」(このあたり、憤りと情けなさからか、ずっと目が潤んでいる半平太さん)




 ここで拷問を受けた血塗れのアザが出てきて「アザッ」と叫ぶ半平太さん。データを渡せと大金を積む海道さん。




 手負いのアザを守りながら多数の敵とは戦えん、海道を人質に取るにも、短筒持ちが近くにおって、あれでは近づけん、と思案する半平太さん。




 と、さすが策士のアザが仕掛けてきて、「データを渡して金を取るがじゃ」「断る、えみこ殿と約束したのじゃ」と言い合いながら、暗黙の了解、阿吽の呼吸で打ち合い。半平太さんが倒れて、近寄った海道の喉元にサッと折れた竹刀を。アザも手下たちをパッと牽制。体の動く2人がものすごくカッコ良かったけれども。




 更にカッコ良くテーブルを蹴って「言ったじゃろ。武士は金の為には刀は抜かぬ。わしらが戦うのは大切なものを守る時だけじゃ」と半平太さん。




 海道を盾に下まで逃げて、データは渡して、何とかビルの屋上にのがれた2人。夜。赤く光る東京タワーの前のザ・サムライと今風の血塗れのサムライが美しくもまたシュールで結構でしたけれども。







 屋上のシリアスな場面でも、すりかえたカードの中身が「サムライ・ミーツ・トウキョウ」で、ペータさんが「人の秘密を…」と、ちょっとうろたえるのがキュートだったり、他にも色々、なるほど、お話がそう繋がるのね、みたいなんがあって、良く出来ているな〜なんて思っておりますが(まぁ、何て、何様なんでしょう)。






 「武市さんも分かったでしょ。今の日本は腐ってる。悔しいけど、海道のいう通り。今は金を持ってるヤツが偉い」と龍馬。




 そういえば、



 初回、武市さんは「こんな日本など見たくなかった。異国の文化に毒され、バカ騒ぎしているだけのこんな世の中など知りたくなかった。わしらが命をかけて戦った先に、こんな腐った日本があるとは許せんぜよ!」と嘆いていて、





 4回かな、サチ豪邸でのお話ラストには「果たして万人が平等とうたう今の世が正しいのかどうか」「今の世は教養も節操もない者らまでもが、権利を主張する。それが風紀を乱しているように思えてなりません」と迷っていて。




 今回、「つまらんのぅ。この時代の人間がつまらん理由がようやっとわかった。おまんらには志が無い。大義が無い。皆、金に縛られちょる」とおっしゃっていて。




 今の武市さんは、わしらが命をかけて戦った先に、皆が平等とうたいながら、志も大義もないツマラナイ人間が、金に縛られちょる腐った日本があるとは、許せん!と思ってはると思われ。そんなこんなで、海道にツマラン!と言っている時、憤りと情けなさからか、目が潤んでいたと思われ。





 一足早くこちらに来ていた龍馬も、武市さんと同じように感じて。一見、軽くてすっかり現代ナイズされたような風体で、何かを成し遂げようと、準備して来られて、それが、もう実行の時だと思っているみたいね。





 「武市さん、わしと一緒にやらんかい?もういっぺん日本を洗濯するぜよ!おそらくこれが、わしらがこの時代に来た天命なんじゃ。これを成し遂げれば、わしらは元の時代へ戻れるかもしれんがじゃ」と龍馬。




 【もういっぺん日本を洗濯って、ナイスなフレーズ。でも、来週の最終回、ペータさんは短筒で撃たれちゃうの?やめてよ〜。どうか良い塩梅に着地を決めてくれますように。ぜひ!】





 しかし、一緒にやらんかい?と言っていたけど、「最後の死闘!!半平太VS龍馬」だし「明かされるタイムスリップの秘密」だし。いったいどうなるのかしら。泣いても笑っても次回、最終回。乞うご期待(あんた誰)



 
 
 酔狂な方にお伝えするけど、ペータさん素敵ポインツは木曜日くらいに上げるかも。ほなね〜。

サムライせんせい第6話続き

 さて6話、半平太さん(や時折他の方)の素敵ポインツ。



 冒頭、美しい「富子(幕末)のテーマ」的音楽にのせた武市さんの夢のシーン。




 たすき掛けで甲斐がいしく同士にオニギリを振る舞う富子さん。それを見る半平太さんの嬉し気な笑顔がキュート。一方、土佐勤王党の面々に「やるぜよ!」とゲキをとばす武市さんは、まさに侍の面魂。強い目も、引き締まったアゴも、漢!で素敵。




 (良い役者さんだから、どんな役でもハマり役にされると思うけど。甘くて精悍な錦戸さん、半平太さん役は何かとピッタリかもねぇ。今更だけど)。




 しかし、血判も押した龍馬が、もう武市さんの考えにはついていけんぜよ、と去っていきます。その背中に「アザ〜っ」と切なく呼ぶ武市さん。(錦戸さんは切ない表情にも定評があるけど、声だけでも切なくて、胸を打ちますわね)。




 そこで目が覚め、ガバっと寝床で身を起こした武市さん。夢の余韻にしばし苦し気なお顔をしていますが、寝乱れた様子もなく端然としていて、初めて見た浴衣の寝間着姿が新鮮。




 ふと見ると、こちらは当然、今風の格好で、寝相も自由なのか、武市さんの寝床に頭を乗せて(てか、布団越しだけど、もう少しで膝枕状態、で?) 無邪気な寝顔を見せている龍馬。




 「アザ、どうしてわしらはこの時代に?」と物思わし気に、龍馬の顔を見下ろす武市さん。そこへ、ご飯だと呼びに来た晴香さんが「!」と思うのも無理ないわね。龍馬の無防備な寝顔。それをアンニュイに見下ろすペータさん、色の世界の人だから。




 何者かの視線を感じて、パッと視線を上げる半平太さんの鋭い目&効果音もナイス。晴香さんの、あの〜、お2人は衆道?に慌てて布団から立って、動揺するペータさんの「違う!」の言い方・表情も良かった〜。




 続いて、のどかな佐伯家・朝食風景。(一応バイトは続行中みたいですが) やっぱり、一攫千金狙いの寅ちゃんが「ヤンキー遺産」がどうこう、「YNP」じゃなくて「YAP」がどうこう言っていたけど。




 「お爺ちゃん、ドレッシング取って」「はいはい胡麻ダイショー(?)ね」「このだし巻卵うまい!」「でしょう。これ土佐のカツオだし使ってるんですよ」「それは上手いはずじゃぁ!」




 「へぇ〜、そんな上手いのか。ってどういうシカトだよっ!」な皆さんも、ナイス乗りツッコミな寅ちゃんも愉快でした。




 半平太ファンとしては、「それは上手いはずじゃぁ!」が本当に、数えで37だから、36?のお侍さんが言っている感じの声色とか言い方で、良いな〜と思いました。




 そして、半平太さんが「馬鹿なことを考えている暇があったら、まっとうに働け!」と言ったら、寅ちゃんに「てめえもタダ飯ばっかり食ってないで働け!」と反撃されて。武市さんが「くぅ〜〜」と空気抜けたみたいな声出して、ぎゃふん、みたいなお顔をしているのも、面白キュートでした。




 晴香さんが「そうねぇ、家賃くらい払ってもらわないとね」と追い打ちをかけて、ペータさんが座卓に手をついて、うろたえる様子も良かったし。「まぁまぁ、仲良くしましょうよ」と、とりなした龍馬が「あなたもですよ」と言われて、困り子犬の目で「ですよね♡」と言うのも面白ラブリーでした。




 さて、食卓で流れたニュースに、あっ武市さんが倒した人!と注目した面々。半平太さんが成敗した人を含め、複数の事件の容疑者が閲覧していた共通の闇サイトがあるとか(=平成建白書らしいけど)。考え込んだ様子の龍馬に「どうしたアザ?」とのぞきこむ武市さんの端整なお顔が優しい。しかし、錦戸さん、本当に、月代似合うわね〜!これも今更ですが。




 朝食後、龍馬と外を歩いている半平太さん。お買い物でも頼まれたのか、ピンクのおカバンを持たされているのがプリチー。




 「確かにこのままタダ飯を食い続けている訳にはいかんのう」と半平太さん。上の空で、ごめんゴメンと龍馬。





 そんな龍馬は元の世にあまり執着はないと言い、「武市さんは、やっぱり富子さんに会いたいから、戻りたいの?」と尋ねます。もちろん、それもあるが、同士達が気懸り、わしはどうなっても良いが、牢獄に入っている同士達は助けたい、だから戻りたい、と武市さん。




 「相変わらず仲間思いだね〜、武市さん」と龍馬。(仲間思いの半平太さん、麦わらのルフィーみたいで素敵。人柄まったく違うけど)。





 すると、でんがくん看板のそばに誰かが倒れている!




 慌てて駆け寄ると、それは怪我をした大きな人。まさか、過去から?と龍馬。「アザ、運ぶぞ!」とピンクバッグを袂にサッとしまい、半平太さんは、その大きな人を背負います。




 「理央さんの店!逆!理央さん店のが近いって!」「逆?」とか言って、一行は頑張って理央さんのお店へ向かうのですが。




 リアルに重かったと思うけど、後ろで支える龍馬に「しっかり致せ〜」と叫んでいる半平太さんの必死な目の色がリアルでハッとしました。




 錦戸さんの目は、物言う大きな垂れ目で、セリフがない所でも、(たとえば初回冒頭・切腹シーンの凄絶な目の色とか) 一瞬でグッと人の心を掴むのがすごいと思います。セリフのある所も、もちろん良いけどね。「熱演を演じてみせる」のではない、リアルで自然なセリフ回し、好きです。





 さて、何とか理央さんのお店にたどり着き、大きな人をソファーに寝かせて介抱する面々。




 お店にいた寅ちゃん情報により、その人が超有名なヤンキーだった「鬼沢先輩」で、(例の所に倒れていたけど) 過去からきた人間ではないと分かりますが。理央さんのお相手で、獄に5年いた後、出てきたと知り。(このあたりで包帯をきちんとお片付けしているペータさん、キュート)。





 思いっ切り自分と富子さんに重ねて、一人盛り上がるペータ先輩。





 「では、獄から出てくるご亭主の事を理央殿は、富子のようにずっと待っておったのか」と情感たっぷりに言うのが面白愛しい。




 「理央殿は」で一呼吸置いて、そこから流れ出した「富子(幕末)のテーマ」と共に、垂れ目をもっと垂らして、「富子のように」と深い吐息で押し出すみたいに言うのが、見事&ラブリー。




 そこに来た理央殿。「サルでも分かる幕末」を手に、ペータ先輩の生き様、超リスペクツ、マジで結婚してくんない?とか言うので、意識が戻って話を聞いていた鬼沢先輩は「そいつに惚れてんのか?!」とか誤解しちゃうんだけど。




 引き続き、すっかり自分と富子さんに重ねている半平太さんは、「良かったのぅ、理央殿。おんしのご亭主は立派に務めを果たし、戻って参られたぞ」と感極まった様子で言うのも面白キュート。




 「鬼沢殿!」と片膝をついて「おんしも大変じゃったな。5年に及ぶ獄中生活、さぞかし辛かったじゃろ。わしは一年半で切腹と相成ったが、果たして5年も、もったかどうか」と、めっさ共感して。




 「ようやく解放され、家族の元に戻ったんじゃ。感無量であろう。分かる。よ〜く分かるぞ。おんしのきもちはわしが一番よ〜分かっておる!」と大きな瞳で泣きそうになっているペータさんが面白愛しい。




 その後の「すまぬ。少々しゃべりすぎてしもたな」の言い方もラブリー。




 今は夫婦水入らず、2人だけにしてやろう、と勘違い続行中のペータさんに、「離婚してるの。私達」と理央殿。「離婚?」とキョロっとペコちゃんみたいな横目になる半平太さんが面白キュート。




 ろくに仕事もせず喧嘩ばかりの鬼沢さんは、獄中で三下り半を突き付けられたという。それを知り、よろめいて「辛すぎる!」と叫ぶのも、恐ろし気な目をして「それはつまり、鬼沢殿は理央殿に獄中で捨てられたということか」と無邪気に確認するのも、ナイス&キュート。




 理央殿も、ペータ先輩の方が良い男だし、ずっと優しい、出てって!とか言うものだから。鬼沢さんに、おい、ちょんまげ、ちょっと面貸せ、と言われて、受けて立つ半平太さんの毅然としたお顔が美しい!




 連れていかれたのは、神社の境内。「俺とタイマンで勝負しろ」と鬼沢殿。「貴様と戦う道理はない」と半平太さん。「俺にはある!」と挑んでくる鬼沢さんに「待たれよ、鬼沢殿!」という声がピンと張ってエェ声。




 しかし攻撃を止めない鬼沢殿に、箒の柄で、免許皆伝の腕をみせる半平太さん。ここの殺陣はタイマンで短めでしたが、やっぱり美しく。負傷・スプレー前、という関係もあるのかもしれないけど、相手の刀(杭)をひらりと飛んでかわしたりして、後半の頭の位置や体がブレナイ重厚な殺陣とも違って、これもまた見事だったと思います。




 そこまで!とヒョロ眼鏡に止められたお顔も精悍で男前!




 「つぇ〜な、ちょんまげ」とビックリした鬼沢さんは「あんたを見込んで頼みがある。理央とユウナを守ってくれ」と言うのですわね。




 鬼沢さんを恨み、本人だけでなく家族も狙っているという栃木バンデット。バンデットの連中は、何としてでも俺が止める。だが、理央はもうあんたの女だ。もしもの時はあいつらを守ってやってほしい、と。




 「あい分かった。約束致そう」と分かっちゃう半平太さん。「ただし、理央殿はわしの女などではない。鬼沢殿の口から直接事情を説明した方がよかろう」と言う半平太さん、男前だし、思慮深くて頼れるし、強いし、最高〜。




 そこへバンデットに主婦が襲われたと村役場放送が。 (晴香さんのアナウンス、ナイス)。走り出す鬼沢殿。後を追う志士達。半平太さんのナンバ走り、ますます板について、速くなったような。




 ユウナ殿はそろそろ塾に来る頃じゃ、と佐伯邸に急ぐ半平太さん。ユウナ殿は無事だったものの、膝を怪我し、帽子にもランドセルにも泥が。父親が刑務所から出てきたと上級生にいじめられたらしい。




 「先生、やっつけてよ」と言う子供たちを見回す武市先生。「おまんらはユウナ殿が戦っておった時、何をしておったのじゃ。見ておっただけか。何故ユウナ殿を助けなかった」「おまんらはこの塾の仲間ではないのか」




 そこへ駆け付け、ユウナ殿を抱きしめる理央殿。あとからご内儀2人も来て、ユウナちゃんにしばらく家の子と遊ばないように言ってとか、理央さん、あまり他の人たちに迷惑かけないで、とか言うのですわね。それに、笑顔で謝る理央殿。それを見ている半平太さんのドアップ・ナイス。ドアップにたえまくる男子ですし、ちょっと憮然とした表情も良い。




 その後「平気へいき、一人で子を育てるのも楽しいよ」「強いのぅ、理央殿は」なんて良い感じで外を歩いているペータ理央。そこに猿川たちがきて、理央殿にスタンガン。ペータさんに催涙スプレー。とっさに扇子を手にしたペータさんにもスタンガン&蹴ったり殴ったり。卑怯であろう、悪党ども!霞む目で理央殿が車で連れ去られるのを見て「理央殿」とつぶやき倒れている半平太さん。嗚呼。そこへ龍馬がきてくれて助けてくれて良かった!




 続いて佐伯邸。頭に包帯を巻かれて寝ている半平太さん。駆け付けた鬼沢さんが、理央さんと連絡がつかないと聞くと、おいちょんまげ!と手荒く起こそうとします。そこで普段軽い龍馬が鬼沢さんのムナグラをグッとつかんで「静かにして下さい」というのが、迫力あってナイスでしたわ。




 みんな鬼沢さんのせい、となじる面々、その通りだと項垂れる鬼沢さん。と、「騒がしいのぅ」と顔をしかめながらそろそろと起き上がる半平太さん。




 まだ寝ていなければいけないのに「理央殿を助けに行かねば」と言う半平太さんは「わしがついていながら、済まぬ、鬼沢殿」と深く頭を下げます。「デケー男だな」とデケー男に言われる半平太さん、素敵。




 皆には迷惑かけたと詫びて、後は一人で片を付けると出て行った鬼沢さん。これ以上かかわらない方が良いという面々に、「おまんら、何言うちょる?ほんっとにこのまま仲間を見捨てるつもりか」と熱く語る半平太さんの言葉が、今週も刺さる。




 小さな絵箱の中で繋がり、同じ輪に入っておれば友達か。くだらん事で笑いあっておれば仲間か。そんなのはのぅ、上っ面の付き合いじゃ。




 本気で交わり、ぶつかり、共に肩を組んで歩かなければ何も分かりはせん。面倒であろうと、己に得が無くとも、きちんと気持ちで応える。それが真の同士というものぞ。どんなことがあろうと、同士を見捨てたらいかんぜよ。




 声にもお顔にも力があって、すごく説得力がある!




 そして「わしは一人でも行く」という半平太さんを、「そんな体で行かせる訳にはいかん」と止める龍馬。それを振り切っていく半平太さんに「おまん、たいがいにしときや」とマジ顔・土佐弁化する龍馬が新鮮で素敵。




 「京で政変が起きた時も、どういて長州に身を寄せず、危険があると承知で土佐に帰ったがじゃ。城から横目が来ることも、中岡たちが知らせたはずじゃろ。どういて素直に逃げんかった」と、熱く語る龍馬も良かったし。




 龍馬に体を揺さぶられながら「切腹させられるがは分かっちょったはずじゃ」と言われている半平太さんの表情が素晴らしいのよ。




 一瞬目を逸らして薄く笑った後、龍馬を哀しい目で見るねん。で、また伏目になって、小さくうんうんと頷いて、「わしは土佐勤王党を率いておったがじゃ。わしを背負てくれた同士達を置いていける訳なかろう」と静かに、でも強く言うのも良かった。




 「やはりおんしとは相容れないものがあるようじゃのぅ」
 「えぇ加減勉強せぃ!こんな時代の不良に命をかける意味があるがか?!」
 「時代は関係ない。わしは自分の生き方を全うするだけじゃ!」って、ペータ先輩、かっけー!




 ここで、楢崎さんはお行きにならないのですか?と佐伯先生。自分は仲間を捨てて土佐を脱藩した身、武市さんと一緒に戦う資格なんてない、と言う龍馬の背中を押すのですね。いつも佐伯先生は引いておられるのに、珍しいなと。やっぱり只者ちゃうのかしら。




 そして佐伯父娘以外は楢崎さんの正体を知らなかったから。晴香さんが、知らなかったっけ?あの人、坂本龍馬、とケロっと言って、皆「え〜〜?」とビックリなのも愉快でした。




 さて、続く殺陣のシーンについては、ツイートしたものを、またここに置かせてもらっちゃおっと。




 【きゃ〜きゃ〜!2人共、アクション、カッコ良かった!おまんが背中におれば安心じゃ!俺も武市さんとなら負ける気がしない!ですって。くぅ〜っ、シビレル!キレッキレの殺陣をありがとうございました!】




 【謹厳実直な半平太さんは、「鏡新明智流の免許皆伝」に相応しいビシッとした正統派の殺陣、一方、自由で柔軟な龍馬は、滑りながらとか、こっち来い、みたいな手招きとか、洒脱な殺陣でそれぞれ素敵だったと思います。】




 【負傷して、スプレー攻撃も受けたけど、龍馬が助太刀にきてくれて。(本来)めっさ強い人が、そんな状態でも、免許皆伝の腕でみせた力のある格式ある殺陣、という感じで、錦戸半平太さんの殺陣は素晴らしかったと思います。打ち込んだ後の刀や体の止めとか、カッコ良かった!】




 最後に理央さんが猿川を一突きで仕留めて、「山猿がぁ」とかドスきかせているのを見て、「乙女姉さんよりコワいね」「うん(←ほとんど、あん、みたいなのもいい)、そじゃな」と怯えた目の志士2人が面白キュート。




 さて、抗争を終え、夜道を帰る面々。



 「ねぇ、武市さん。ずっと聞きたかったことがある」(優し気に首を傾げる武市さんがキュート) 「俺が脱藩したこと怒ってる?」

 (ふっと笑って)「珍しいのぅ。おまんがそんな真面目な顔するなんて」(と言って更に笑うお顔がラブリー)
 (マジな目で)「正直に答えて」
 (笑顔を優しく収めて)「全く怒っとらん。元々おまんは土佐には収まらん男じゃと思っちょった」(そう言ってまた笑顔)
 (目の光が柔らかくなって)「やっぱり武市さんにはかなわないな〜」




 それに「何を言うちょる〜」と龍馬と肩を組んで、「おまんは、幕末の英雄なんじゃろ?」「あっ、それ嫉妬してる?」「馬鹿が!」とかジャレている志士2人、呼吸もピッタリで良い感じ。




 しかし、龍馬が今の世界で画策しているらしいことに、ちらりと武市さんを勧誘してみたというか。俺と一緒に幕末の頃みたいに一暴れしてみない?と聞くと、真面目な武市さんは「馬鹿を申せ」とキュートに笑って、取り合わないのですね。龍馬の「そっか」が切なげでしたけれど。




 そして佐伯邸につくと、そこには警察が。逃げる龍馬。気付かない武市さん。ある事件の容疑者を追っていると言われ、「容疑者…?」と振り返り、あれ、アザ?みたいな武市さんが切ない。「ご存知ありませんか、楢崎という男です」に長マツゲの目を見開いている武市さん。一方、龍馬は首ガン!ってされちゃうし。




 これからどうなるの?てか、後2回でどうフィニッシュを決めるの?知りたいけど、終わっちゃうの寂しいし、着地は良い塩梅なの?とか気懸りだし(何様)、もろもろ混ざった気持ちですけど。とりあえず、次回もくるくる変わるペータさんの表情等、心置きなく楽しみたいと思います。




 なんか東京に旅立つからか、ペータさん、わらじ編んでなかった?いつの時代の人や?(江戸時代の人よ)。ということで、もう7話は明日ですわね(さっきまで明後日って書いてた。ボケていてすみません!)。Мステで良い塩梅に宣伝して下さるよう、寝る前にお祈りしよっと。