ごめんね青春!9話その1

 選挙で一週空くので、ちょっとゆっくり目でいいかなと思ったのと、ライブモードに入っていた関係で、9話感想のアップが遅くなって、しかも何分割かにする予定ですみません。



 今般の東京ドームのライブについては余裕があったら、別途何か書こうかと思いますが。




 ライブにはごめんね青春!のプロデューサーさん、ディレクターさん、生徒さんたちが、こぞっていらしていたそうで、大人の方々も立って応援されていたとのことで、平ちゃん先生が愛され、慕われた楽しい現場だったんだな〜と改めて思いましたし。




 ライブMCを聞いて、∞メンバーは白い人以外、本当に皆が「ごめんね青春!」をご覧になっているんだな〜と思って感激しました。(以下セリフはニュアンスね)




 八重歯の人の「めっちゃ面白い」という端的な言葉も嬉しかったし。「笑って、泣いて、たまらん」とおっしゃっていたおおくらくんは「先生が歌ったり踊ったりして、変な感じする」と錦戸さんをすっかり平ちゃん視しておられる感じで、エェ子や〜んと思いましたし。




 しぶたにさんは、白い人から、ほんまは見てへんやろ?的に、どこが良かった?と内容まで突っ込んで聞かれた時、




 「一番グッと来たのは、前回の満島さんに好きですっていうシーン」とおっしゃって、錦戸さんも高い声で「見てるー!見てるー!」と叫んで感激しておられましたが。




 しぶたにさんは、ただそのシーンを覚えているだけでなくて、「あの芝居はすごいんですよ。あの、泣かないんですよ。目に涙溜めてるのに泣かないんですよ。すごいんですよ、この人。(倉:溜めてるのに流さないんです)それ見てこっちは泣くんですよ」




 なんてスパンと核心をついた感想を、シンプルかつすごく伝わる言葉でおっしゃるから、あたくしも感激致しました。錦戸さんの「見てるー!」は、ただ見ているのでなくて、ちゃんと見て、素敵に鑑賞されている!(しかも敬愛するすばる君が)という嬉しい叫びだったんちゃう、なんてあたくし、勝手に思っておりました。




 さらに、あの告白シーンは、二人とも泣くか、どちらか一方か、お互い号泣か、等々、平・リサ・監督ズ・磯山Pの皆さんで相談されつつ撮り進めたと、ドラマHP新聞部の記事にあったので。




 それは読んでいないであろうしぶたにさんが、その辺りの的を射た感想をおっしゃるのを聞いて。ステージの錦戸さんも、あの日最前列でご覧になっていたという作り手の皆さんも、「届いていた!」と冥利に尽きる思いでいらしたのはないか、なんて思いました。磯山P様もドラマFBで「関ジャニの皆さまが本当にごめんね青春!を見てくれてることがMCを聞いて分かり、感動!」と書いておられましたしね。



 
 しぶたにさん、メンバーの皆々様、ありがとう。白い人はややナゾな空気を作ってはったけど、しぶたにさんに振ってくれて、結果的に良かったので、やっぱりありがとう、です。




 ということで前置きが長くなりましたが。



 9話も最高でした!




 心震える屋上での真相と愛の告白も(嗚呼!!)
 日頃お茶目な平太パパの揺るがぬ親心も、
 「あ〜面白かった」と逝ったみゆきママと、それって最高じゃないか?カバさん、と涙で語る平太パパの夫婦愛も、
 生徒達の心の弾みも伝わってくるような「寒い」と「熱い」の板書シーンも、
 その他のシーンも、全編素晴らしかった!




 ラスト、平助さんが悲願の青春祭の門の下に立つシーンも好きでしたわ。




 切ない思いを秘めて「おはよう」と笑顔を見せる平助先生。


 「平ちゃん、早く、みこし担ぐぞ」「早く早く」
口々に無邪気に叫ぶ生徒達に、また笑顔になった後、意を決したように門をくぐって歩を進める平助先生の表情が、実に良いのよ。




 哀しみとか切なさとか使命感とか覚悟とか、ついにここまで来た感とか(一抹の諦めとか清々しさとか)色々混ざった目の色をしてはった気がする。錦戸さんの大きな垂れ目(バサバサ長マツゲ付)は、一気にキラキラの涙をたたえられるだけではないのだ。セリフのないシーンでもグッと物を言う魅惑の瞳なのでありますわねぇ。




 さて、泣いても笑っても次回ついに最終回。




 平助さんが初めて本当のことを話した生身の人/特別な人/リサさんは、乗り越えましょう、と言ってくれたけど(火事のせいで一家離散の憂き目に会ったというのに。イズッパコなめんな!)。最終回で他の皆に本当のことを話して、平ちゃんは何もかも失ってしまうの?




 ドラマが終わってしまうのは心底哀しいけど、クドカンさんがどうフィニッシュを決めるか愛おしんで見たいと思います。願わくは、皆が幸せでありますように。あの皆の顔をまた見られる日が来ますように。ぜひ!




 ということで9話の平助さん周りの素敵ポインツ。




 冒頭、ユウコさんが来校の趣旨を告げ、リサさんがピリピリしている校長室。火事のことと、カバさんのこと、それぞれすべてぶちまけてしまいたい平助先生と、3D校長が顔芸で語り合うのが最強。




 生瀬さんが素晴らしいのはもちろんですけれども。錦戸さんは片眉・片目だけ自在に動いてすごいと思うの。ごめんねうなぎグッズ愛用者多数で、「あぁっ」とか「おっ」とかビックリする平ちゃんも、脂汗を流す3Dにザッとタオルを渡す、それもごめんねうなぎグッズで「あっ、すみません」な平ちゃんも、とっても愉快でしたわ。




 続いて蜂谷家が一堂に会するガールズバー。カウンターの隅でラジオのことをこそこそ話す3D校長と平助さん。3Dカバさんに握手を求めて「何も感じない!」とビックリ目(特大)の平助さんが面白キュート。彼は、握手で自分の感情をはかるタイプなのかしら。中井ちゃんやリサさんの時は、それぞれ別の感情がビビッと湧いたのかしら。なんてね。そして蜂谷パパ、サトシに続いて「俺が呼んだ」と現れた平太パパに「あんた呼んでねぇよぉ」とぞんざいに言う平ちゃんの言い方がナイス。




 それから、その場を外して、川辺にいるリサさんの所に行くシーン。どんな言葉をかけていいか分からない平助さんだったけど。せめて黙って聞いてて下さいと、姉へのうらみつらみをギャンギャン言うリサさんを、うるうるの垂れ目でじっと見つめながら、時折うんうんと小さく頷いて聞いているお顔がめっさ優しくて、めっさイケメンさん。ライトアップされた緑も美しくて素敵なシーンでしたわね。



 そして「今だってそう、せっかく原先生と二人っきりなのに、全然楽しくない!」のクダリでは、そんなん言うてくれるんや、みたいに(何故関西弁)ハッと胸打たれたように見えましたし。言うだけ言ってスッキリしてご清聴ありがとうございました!なんてさっさと戻っていく後ろ姿を見送る表情も、「結婚を前提に、まずお友達から」とお返事した頃より、リサさんが好きになっていっている気がしました。




 そもそも平助さんは自分と真逆な性格のリサさんがまぶしくもあって、蜂谷先生はそのままが良いですって言った気がするのだけど(なんて分からないけど)。




 暴走もするけど、概ねいつも冷静に、切り込むように正しいことを言うリサさんが、この時は「バレエの発表会の時もワザと盲腸になって、お父さんもお母さんも見に来てくれなかった」なんて頑是ない子供みたいなことを言うから。




 ミトシーの時もちょっと漏らしていたけど。病弱な姉に親の関心を持っていかれて、ずっと寂しくて拗ねて、でも強がっていたチビりさの姿が、大人リサの中に垣間見えたみたいで、それも愛しく思ったのかもね(ってあんた誰やねん)。




 続いて、平太さんの再婚相手・節子さんがキッチンで朝食を作るシーン。結婚したら原節子さん。これが分かる世代があのドラマを楽しんで下さったら素敵ね〜。そして節子さん、前回初登場時はやや怪しげにも見えたけれど、苦労人の家事の達人、しかも美熟女で、突っ込みどころがなくて、とまどうポロシャツ兄と垂れ目弟(イケメン)。




 「あっ、ぬか床持ってくるとか完璧じゃないか!」「エレナっちょの嫁入り道具何だっけ」「バランスボールとDS」「へっ!(と笑う平ちゃんのお顔がナイス)」「修学旅行か?!」なんていう原家男子の掛け合いが最高。




 さて、年上大好きの一平たんも、平助さんに振られて「ご飯が固えなぁ。こんなカチカチのご飯食えたもんじゃない」とさすがに今回は再婚阻止を目論むけれど。甲斐甲斐しく料理酒でふっくらさせたご飯で「柔らかいよ、母さん!」とあえなく陥落。




 そこで「いや、俺は認めねぇから」とプンスカ叫ぶ平助さん。「いきなり知らねぇ女連れてきてさ、今日からお母さんなんて呼べなんて(この辺りで席を立つ節子さんを目で追って、アレレってトーンダウンして)…あのちょっと、どこ行くんですか?」「ふりかけ(これもうなぎ!)お好きな銘柄でしょ、これ?」「うん」




 なんていうクダリも、良かったわ〜。錦戸さん、演技は自然で、でもメリハリがあって(これはテレビ誌で菩薩ママ・森下さんが錦戸さんを褒めていたのの受け売り)。ラスト、「うん」と幼子のようにコクっとうなずくのが、あたくし内では宇宙1ラブリーでした。さっきチビりさの影が、的なことを書きましたが、こちらはまさにチビ平ちゃんそのものが現れた感じでしたわ。




 それから、ユウコさんが取材のカメラを回す文化祭準備中の学校シーン。ずいぶん前から書いているけど、出てくる生徒一人ひとりが愛しい!そして合同で文化祭をやることになった経緯を聞かれて「それはなんつっても平ちゃんでしょう、平ちゃん先生が俺らを引っ張ってくれて」と言う大木君に慌てて「俺の話いい…あっ映さないで、映さないで」とか逃げる平ちゃんが可愛い。ここは、スターのくせに、ドラマ以外では、何か役目を振られなければ、自分の事はいい、と奥の方に引っこんじゃいがちな亮ちゃんと共通しているかもしれないけど、平ちゃんの逃げ方は、本当に学校の先生の仏の平ちゃんっぽく、素朴でラブリー!




 そしてちょっと飛んで、いきなり原くん呼びのリサさんが、平助さんの部屋に泊まりにくるクダリ。節子さんが整理して、筆書きも冴えたラベルがバッチリ貼られた箱(の一つ)に動揺する平助さんがナイス&面白キュート。ここ男性陣の共感度、高そう。




 その頃お茶の間では、節子さんがラップ音を聞き、その絡みで、平太パパが超ラブリーなラップを見せて聞かせてくれて愉快でしたが。まさか、母ちゃんが焼きもち焼いてんじゃ?と一平たん。




 平助部屋でも、平助さんが「ごめんね」をしかけて、やっぱりダメで、次の機会に…とかウニャウニャ言っている時、ラップ音に驚いたリサさんが寝袋ごと平ちゃんに抱き付くのだけど。その後「母ちゃん!」「あたし、母ちゃんじゃないから」とリサさんが平ちゃんに頭突きを食らわす、という展開になるとは、予告を見た時は予想だにしませんでしたわ。確かにあのシチュエーションで「母ちゃん」って言われたらドン引きかもしれないけど。クドカンさんって本当に面白い人ね。





 しかし、頭突き食らって頭くゎんってなっているのに「とにかく、うん、あの、文化祭頑張りましょ、ね」なんて優しく手を差し出す握手マン・平ちゃんってば、なんて仏なんだってばよ。寝袋から手を出して握手して照れたような笑顔になるリサさんもキュートでしたけれど。




 10連泊して手を握っただけって、確かに何そのディスタンス!リサさんも、原先生は恋愛に興味がないのか、ユウコ姉のことを引きずっているのかって考えちゃうわよね。この時はまだ平助さんが背負っているものを知らなかったから。そんなリサさんに、男を捕まえるなら、まず胃袋だ、と知恵を授ける毎度愉快なドンマイ先生。




 続いて、「寒い」と「熱い」の板書シーン。板書シーンは各話どれも素晴らしかったけど、リアルな絆も深まったからか、皆が一つになった感じで、今回のが今までで一番好きでした。




 「寒いことやってるヤツのほうが、寒いってバカにしてるヤツより?」「熱い!!」の所では、あたくしも青春のわきわきの心で(なんだそりゃ)「熱い!」って叫びましたし。



 「寒いって笑ってる連中は、所詮は外側にいるからだ」とか、
 「参加しても寒い、参加しないヤツはもっと寒い。だったら参加したほうがいいでしょ」とか、とても響いたというか、平ちゃん先生、最高!と思いましたわ。




 素人が何様発言をして恐縮だけど、セリフの抑揚とか、間とか、緩急とか、表情とか、ことごとく見事で、もう先生そのもので、役者・錦戸さんって素晴らしいと改めて感じました。




 生徒さん達の真剣な眼差しも胸に迫りました。ユウコさんも、良い表情で見てはったと言うか、平助さんの先生っぷりに目を見張っておられた風にも見えたけど。最終回、ユウコさん周りは、どうなるのか、どんな感じでお話が締められるのか、気になるわ〜。と書いた所で、続きは後日にまた書かせて頂きます〜。ほなね。