またまたアンタイムリーな話で恐縮ですが、今日は亮さんの歌の話を、また少し書こうと思います。個人的な思いですから、エラソウに書いていても怒らないでね。以前、ソロライブの感想を書いた時、亮さんは歌が上手いと褒めちぎったけど、「そうかしらん?」と思う方もいらっしゃるかも。彼の歌は、喉とか体格とかの関係か、時折安定感を欠くきらいがあるからです。
 亮さんの歌唱上の強みは、(たぶん)生まれつき音感が良いことと、味のある声を持っていることかと考えます。
 音感に関しては、チビ時代からのハモリの確かさや、コントで歌う姿を見て、そう思いました。亮さんがカラオケで歌うお客さんで。「店員さんが入ってくると照れて声が小さくなって、店員さんが出て行くとまた元気に歌う」というコントだったのですが。声が小さくなるところは、ほぼ音程も取らずボソボソ言っていて、また元の音程にスコンと戻って歌うの。これを何度か繰り返すという。ちょっと笑ってしまって、対応しきれていない場面もあったけど。軽々とキレイに元の音を取る少年だと思いました。まれに喉がついていっていないことがあるとしても。取るべき音が頭の中にきちんとあるのとないのでは、大きな差があると思うの。外に現れる結果は同じでもね。甘いかしら、私。きっと亮さんは、歌っている時、三度上とか下とか、ぱっとハモリをつけられると思うんだけど。
 味のある声に関しては、好みが分かれるところかと思いますが。声まで濃い、というか強い、というか、私には好ましい声で。ああいう声なら、ビブラートとかそういう飾りは要らないかも。最近の亮さんはというと、歌い上げる時に、時々ちょっとビブラートがかかるかな。それも適度な感じですよね。(チビ時代はもう少し多くビブラートをかけていたかも)。
 とにかく、資質に恵まれているから。ショービズに向いていますよね。もうちょっと体の厚みをつければ、歌の安定感もさらに増していくことでしょう。