にぃに感想‐美化しすぎず①

 年を越してしまった、にぃにの感想をまたちょっとずつ書いていこうかと思います。前に書いたののオマケみたいな感じに思って頂いて、お時間に大層余裕がある方だけ読んでね。


 ====


 えー、最初に、恵介君の憧れの看護士・詩織さんはレナさんだと朝のTVショーで知り、おーなるほど、と思った時、背景に、病院の屋上で二人が虹を見るシーンがちょっと映ったのですね。



 それを見たとき、音というかセリフは聞こえなかったものですから。




点滴を受けながら車椅子に乗った恵介君は、目の下にはクマが浮かび、顔色も唇も青白く、すっかり病みやつれた姿に水色のカーディガンをはおって、とても儚げに、品良く見えました。




……みたいなことを、当時ブログにも書いたのであります。「うるさいわボケッとか間違っても言いそうもない感じ」だと。




 一方、詩織さんも、隙の無いメークが施されているものの、物静かだけれど芯は強くて心優しい、いかにも白衣の天使風のマドンナなのだろうと思ったわけです。




 しかーし、実際の放映を見たら、お二人のキャラは上の想像とはちょっと違っていましたわね。恵介君は誰かさんのように巻き舌でまくし立てるようなことはなくても、ちょっと毒舌で「アンタ」呼びだったし。いわゆる品行方正な人はしないような言動もあったし。詩織さんも、ざっくばらんな物言いの、少しおっちょこちょいでおきゃんな(←既に昭和でもない言い回し)女性でした。




 放映前に亮ちゃんが「美化しすぎないで…」と口にされていたのは、こういうことか〜とダダ泣きしながら思ったのであります。でね、今回書こうとしているのは、その美化しすぎない点が、とても良かった!ということなのだけど。




 どう良かったかというと、結論から言えば、役柄のリアリティが増して、登場人物がよりビビッドに人間らしく、魅力的に見えた、ということなのかな。そしてそのおかげでストーリーと言うかドラマ自体にも真実味や奥行きが増して、「いわゆる有りがちな難病もの」を超えて、深く魂を揺さぶる作品になったということなのかも。



 でもこんな風に言葉にすると何かタイラな感じになりましょう?…でね。




 ドラマ放映後、これは皆さん褒めておられるやろ〜と思って、ちょっとネットを見てみた時、恵介くんの性格が悪いとか、品が無いとか書いている方がいて、マジでか?全編見てそう思われるのか?とちょっとびっくりしたのね。人それぞれだから別にエェですし、精神的ベビちゃんの書かれることを取り上げる必要はないのだけど、そういうコメントへの反対意見を書くスタンスだと具体的に書きやすいかなと思うので、便宜上(また言うとる)そんな形を取ってみようかと思います。




 そして、そういうコメントを書く方は根拠を添えないから、たぶんこのあたりでそう思われたのだろうと推測して、毒舌なところ、ママを殴ったこと、やらせろ発言、お祖母ちゃんに対する「代わってやりたいとか言うなら本当にそうしてよ」発言、等に沿っていこうかと今のところ思っています。




 
 というところでまだ本題に入っていないのに、続きは次回ということで。そして②までにはまた、かなり間が空くかも。いつも、のらりくらりしていてすみません〜。