ごめんね青春!3話

 3話もすごく面白かった!



 生臭風間パパに強力かつヨコシマなニンジンをぶら下げられ、必死に頑張った男子たち。でも、その甲斐なく学力テストは最下位、文化祭はもちろん、男女共学クラスも解消になったけど。




 意外にも、解消翌日にもトンコーにずんずん登校しちゃうという女子の実力行使と、エセ聖職者・ザビエル乱入事件で、男女共学クラスが延長になって良うございましたわ。




 男子と書いてアリと読むっちゅうてな。女性陣が、決して好きではないけど、まぁアリ、という所まで男子を受け入れてんな〜。



 しかし、生徒会長の半田君も、古井君並のおカバだったとは。ふふ。そして、先週、海老沢君とあんなに良い感じに青春だったアマリンちゃんが、その半田君にあっさり乗り換えるとは。




 海老沢君は、アマリンちゃんの様子を見て、そして3D校長・カバさんのラジオを聞いて、ほぼ自分の失恋を確信していた風だけど、ラジオのラストの「海老沢君」部分は、聞いていないのでしょう?(あるいは、ごめんね、海老沢君、と口の形で分かっちゃったとか?) ともあれ、次回にくっきりお別れするのかしら。それとも三角・いや四角関係が展開するのかしら。



 次回は、そこ以外にも、新たな恋模様が繰り広げられる様子。予告によれば、リサ・平助の一見・胸キュンなシーンもあったようで(平助先生、イケメンさん!!)、楽しみ!きゃ〜!




 そして、サトシ君があのようなオトボケさんだとは思いませんでしたわ。「ま、あんなことがあったからね。誰も俺の事知らない町でやり直そうと思って」って、移動がめっちゃ近距離ア〜ンド三島の実家からバイク通勤!それも、一年前に足を骨折した後は、平助さんも足繁く通うガールズバーにいたとか!(ママとは「そういうんじゃないだよ〜」、かどうか分からないけど)。しかも、例の噂の発信源はサトシ君だったという。マジでか。




 しかし、愉快なセリフに笑いながら、話が過去のことになるにつけ、平助さんは、いったいどうやって落し前を付けるんだろう、という思いが湧いてきます。当事者二人だけでなく、その家族もアレな影響を受けた訳よね〜なんて今回改めて思ったし。(リサさんのフルスロットルっぷりも、そのせいみたいよね。ラストに登場した蜂谷パパにも色々おありでしょう)。




 平助さんは、自分が分断しちゃった両校を繋ぎ、幻の文化祭の成就させようと頑張ってはる感じだけど。二人やその家族への落し前も、まるっと付けられるの?どうやって青春を卒業するの?と気になるという。先が知りたいわ〜。前回も書いたけど、これもクドカンさんの手中に落ちているということでありましょう。




 時に、風間さんと平田さんというと、「蒲田行進曲」よね、「階段落ち」よね、なんて思うけど、お若い方はご存知ないかしらね。あのような超ベテランの方々が、クドカンワールドで弾けておられるのが見られるのは、楽しゅうございますわね。次回も楽しみ!!




 続いて、今週の平助さんの素敵ポインツ。




 まず、冒頭のサトシ・リサ鉢合わせで、テンパって、おっきな瞳でバル風なんちゃら、たこやき云々早口で口走っている風情がもう、愛らしい。




 リサ先生を送るシーンも、好きでした。リサ先生のヤサグレていた時期の話を聞き、吹き出る手の汗を拭きふき、自転車を押す姿とか、ザビエルに自転車を押されて、ふわっと倒れる様とか、見事に弱っちそうで、ナイスでしたわ。




 ライブなどで見かける錦戸さんの佇まいは「漢!」な感じですけれど。送るというか、むしろ男前なリサさんに守ってもらったような…みたいな、平助さんのヘタレな感じを良い塩梅に出しておられたと思います(何様)。(ラスト三女にザビエルが乱入した時も同様で、良い感じに弱そうでした)





 リサ先生が帰った後の、オトボケ・サトシ君とのやり取りもナイス!あんなことがあったから〜熱海に行ったんだ、近いね、とか。遊覧船のガイドになった、それ海の男じゃないね、とか。やっと静岡出たね、とか。何か聞いたことあるフレーズ出たよ、とか。その後もずっと、ことごとく愉快でしたわ。




 続く、観音ママとの柔らかい語らいも(寝床にコロンがキュート)、そこにやってきた風間パパとの勢いあるやり取りも、呼吸がピッタリで結構でした。(風間パパが、家庭的で、猟奇的な、とか(あれってヤスくんの?)、その後も色々面白いことを言っているのが、可笑しかった〜)




 さて、まず学力テストをクリアしないことには、平助さんがこだわっている合併も文化祭も無しなのですが。三女とトンコーの学力差はあまりに大きく、平助先生が始めた補習授業からも、例によってトンコー保健室へ逃げ込んだおカバさんたちは、既に諦めムード。




 そこで、一人熱く、ゲキをとばす平助先生の「諦めるな〜!俺が何とか、する」の間とか言い方とか表情が大好きでした。上手だわ〜。困り犬みたいに、必死なお顔の目が垂れちゃって(あ、いつもか)。その前に、負けた高校球児のように端整なお顔を歪めてドンマイ先生に全力で言う「悔しいです!」(←ざぶんぐるさんの持ちネタの流れを汲むのかな)も結構でしたわ。




 本堂での「…という訳でなんか、連れてきちゃいました…」の言い方もナイス。そしてあたくし、ドラマを楽しみながらも、「という訳で」の平助さん、当然ながら正面顔もやっぱり激イケメン、お顔が何かとあたくし的に黄金比率、なんて思っちゃったりしました。




 さて、お寺に寝泊まりして勉強しつつ、学校にも行くから、授業中ガーガー寝ちゃうおカバさんたち。テストに関係ない授業にも手を抜きません、というクダリで、体育のバスケの授業の平助先生の、さりげなくもカッコいいドリブルやドリブルシュートを見せて下さって、ありがとう〜!それは、カッコいいわよ、錦戸亮ですもの。




 その後、ボールをカットされちゃって、またナイナイナイ…の流れになったけど。今後だんだんカッコいいと思われていく感じにするのかしらね。彼のロングシュートとかもすごく形が綺麗でカッコいいけど、それだと一気にカッコ良すぎるから、今回はなかったのかしら。何せカッコいいから。なんて思って見ていました(何目線やねん)。





 飛んで、トンコー保健室。ドンマイ先生と平助さん…と大木君。アマリンたちの三角・いや四角関係?的な話の流れで、「えっ村井ってこれなの?」「手の位置が違う!宮尾すすむになってる」も面白キュートでした!




 お寺に帰って、しげちゃんとお部屋でラジオを聞くシーンは、ナチュラルに先生と生徒っぽくて良かったと思います。模試の結果「おまえは?」「圏外です」「ダメじゃん!」のくしゃっとした笑顔とか、素敵。そこへ今週のセクシートラップ。悲鳴に駆け付けて、生徒に食ってかかる兄の肩を捕える弟・平助。バカ殿に腰元役で出た、とか、「かわいくないから」「かわいいだろ」とか、あのクダリ、似ていないお顔を並べてヤイノヤイノ言っている兄弟が愉快でございました。




 さて、最後の三連休、女子の力も借りて頑張って、とうとう学力テストの日。黒板の前で「よし。はじめ」と告げる平助先生。泣いたり、ギーとか言ったりしつつ、でも人の答案は見ないで頑張った男子たち。しかし結果は最下位で、健闘は認めるが結果は結果、ということで、平助先生による三女で最後になるかと思われた板書シーンとなる訳ですが。




 このあたり、セリフ回しも、表情も、全面的に先生らしくて素晴らしいからご覧になって(皆さん、ご覧になっているわよ)。かつ長マツゲ・ツブラで真摯な瞳のドアップがたくさん見られて幸せでした。なんか後ろ頭のドアップもあって新鮮でしたわ。




 そして、それぞれの学校に戻るべく、荷物を詰めた箱を持って、リサ先生たちとすれ違うシーンですけれど。涙目で悔しがるリサ先生に、平助先生の目もうるうると涙を湛えていくのよ。あの瞳は日本の宝だ〜!なんてファンなものですから思ったりしております。




 あ、平助先生のことじゃないけど、あと一つ。




 ラジオの、「言ってること分かる?」「はい、何となく」「すごいね。カバさん、自分で言ってて全然分かんない」の後、アッハハハって3D校長が笑うのが、すごく可笑しくて好きでした。さすが生瀬さん。




 来週も楽しみ!