これ、全然錦戸話じゃないかもしれないけど、今日は関西弁のお話を。「てるてる」のセリフを書いているだけで嬉しくなるほど、今は関西弁が好きな私ですが、昔はそうでもありませんでした。

  仕事でアシスタントとして付いていた人が、大阪の出身で。当時は初歩的な関西弁も分からなかったから、「このファイルなおしといて」と言われて、にゃにーっ、このファイルのどこに誤りが?とか思ったりしていました。その人とはとても折り合いが良い、というわけではなかったので、むしろ負のイメージを持っていたかも。


 ある時、あまりご縁がないかしら、と思っていた田辺聖子さんの小説だか随筆だかを読んで、関西弁に興味を持ったのですね。関西弁には、自分のことを、少し距離を置いて見る客観性があって。自分のことなのにヒトゴトみたいに言うから、そこにある種の余裕というか、オカシミや色気が生じる、というようなことが書いてあったの。うまく言えないな。もっと違う表現だったんだけど。たぶん、ウェブの「寝てもうた」なんて言葉を見て、受ける感じを指すのではないかと思います。


 そして、特に中年男性の関西弁に色気がある、と書いてあったと思うんだけど、残念ながら、それはまだ良く分からないな。身近に関西弁を話す人がいないし、テレビでは愉快な人ばかり見かけるから。でも、亮さんがちょい不良オヤジになる頃、あの声で、色気のある関西弁をしゃべった日には、それぁ体に悪いほど素敵だろうと思います。その頃もきっと加齢臭には無縁よね?ね?