今更ですが、大阪弁好きのはしくれとして、おばちゃんロックのことに少し触れておこうと思います。


 もうね、血(ちー)とか、買いもんとか、「おかあちゃん、パーマあててん」とか「ぬくそうやわー」とか「ほんで、なんぼやさー」とか。元々大阪弁の響きがなぜか好きな訳です。その上、それを若くてキレイで愉快な青年達が、声色を作ったりして言ってくれるのですから、とても楽しいの。


 歌詞やセリフは関東の人にも分かるよう、あまりコアになりすぎないよう、メンバー皆で調整した、ということですが、良い塩梅なのではないでしょうか。関東人にとっては、十分異文化交流のきっかけになる内容かも。


 「ひやしあめよばれよー」が一番ムツカシイかしらん。だいたい「冷やしあめ」というのが、飴なのに液状というのが腑に落ちないのね。こちらにも水飴というのがあるけど、「水」部分でやや流動的な気配が感じられましょう?はなから、飴は水に溶けている、とは思わないから、「冷やし」で混乱するのですね。冷やしたら、さらにソリッドになりそうでないの。


 そして「呼ばれよー」ですが。関東なら能動的に「頂こうー」と言うところを、受動的に言う、これが前に書いた関西弁の客観性ということかな。自分のことなのにヒトゴト風に言う、カワイイ感じが緑さんの雰囲気とマッチしていて、特にドラム叩きながら言う時が好きかも。ほんとにおっとりしたご婦人みたい。ちなみに「わぁかっこエェ、どこで買ぉたん」の黄さんはおばちゃんというより、新婚さんの奥さんみたい。「今日タコ焼きパーティーやねん」はテレビでは、かっこいいお兄さんそのものに見えるような。CDのと感じが違いますよね。


 家には「タコ焼き焼器」は無いんだけど、噂通り大阪では各家庭で持っているのかな。テレビで上沼さんが、タコ焼き焼器と提灯はセットで持っているとおっしゃっていたけど。