久しぶりに、てるてる話を。「ベーカリーきすけ」で喜介さんと和ちゃんが『お嫁においで』を歌うシーン、に進もうと思いますが、その前に、前後の状況をかいつまんで書こうかと。だいぶ間があいて、自分でも良く分からなくなっちゃったから。


 スケートをめぐる葛藤を乗り越えた春ちゃんは、「国体に優勝したら、会って欲しい人がいる」と照子さんに約束を迫ります。その言葉通り、みごと国体に優勝した春ちゃんと、キツネザル似の素敵な彼氏、岡谷さんとの交際を照子さんはしぶしぶ認め、春ちゃんがオリンピックへのキップを手に入れるまで、皆で応援しよう、という感じになっています。


 夏ちゃんは、依然ヒット曲に恵まれない状況が続き、大阪に少し帰っていてもいい、と言われる程にお仕事も減っているけど、家には言えないという哀しい状況です。


 秋ちゃんは、理系の大学生となり、制服から私服になって、短めのスカートで長い足を見せてくれたりしています。


 冬ちゃんは、パン作りが天職か、という予感はありつつも、宝塚の予科生として何とか頑張っています。文化祭で優秀な本科生の付き人(?)となり、舞台袖で先輩が「オーオ、ヤングガッアーィ」と歌うのをうっとり見ていたりしています。


 和ちゃんは定時制工業高校に通うのも、残すところあと一年という段階です。卒業後は就職を考えており、そうするとパン工場は続けられないけど、大将にはまだ言えずにいます。


 パン工場は給食パンの仕事が来なくなって、規模を縮小しています。工場長は調理学校の先生となり、喜介さんは小さいながらも文房具とパンを売るお店「ベーカリーきすけ」の店主となって独立していったので、工場は大将と和ちゃんが二人で切り盛りしています。


 長くなりついでに書いちゃうと、『お嫁においで』シーンの和ちゃん衣装は、紺のブルゾン(赤いチェックの前立てが少し見える)の下にグリーン系のボーダーTシャツ、そして白っぽいコットンパンツでした。シャツはズボンにしっかりイン。前髪はナチュラルな眉もしっかり見える短さのカリメロヘア。耳もきっちり見えて、襟足も短めにそろっていて、という清楚な昭和仕様でも最強に男前でしたねー。次回に続く。