赤ちゃんというのは、首がすわった後も、なめらかプリンのように、ふるふる・ふるえているようで、心もとない感じがかわいいですよね。どこかで読むか、聞くかしたんだけど、子育てはとても大変だから、親がちゃんと面倒をみたくなるように、どんな動物の赤ちゃんもかわいいお顔をしているのだとか。ヒトの子の場合、幼稚園〜小学校低・中学年まで、こういうあどけなさは続くでしょうか。


 イエローさんの場合、何もそこまで長い間、そんなにかわいいお顔でいなくても、という感じだったわけですね。あの自然の摂理を超越したような成長過程を思えば。育児書などで、通常は何ヶ月とか何歳くらいでこれこれができます、というような記述があって。うちの子はまだだわとかちょっと焦ったとしても、人それぞれだからとか、個人差があるからとか思う余裕も生まれるのではないか、と思ったりする今日この頃です。イエローさんはいろいろな意味で人々に元気を与え得るのねぇ。


 そういえば、赤ちゃんは横目遣いをしないというのも聞いたな。前を向いたまま目だけ横に動かすことはせず、見る方向にお顔ごと動かすという。14歳くらいのちびイエローさんは、カールしたマツゲに頼りなさげな上目遣いが、幼稚園の年少さんみたいな風情だったけど。中身や目つきは大人なので、ちょっと横目遣いをする赤ちゃん風の、不思議な魅力があったような気がします。