錦戸亮

 再びお邪魔します。このところ皆様の素晴らしいコンサート・レポを楽しく拝見しています。皆様、ありがとうございます。



 さて、先日のDVD話で書くのを忘れたんだけど。正統派アイドル然としたコンサート部門でも、イエローさんたら、どこかで客席の皆さんに「ご唱和ください」とか言っていたかも。シレッとこういう事を言う点がまた興味深いですわねー。



 ところで、東京ドーム時のワイドショーで、イエローさんは男らしいソロ曲でファンを魅了した、的な紹介がされていて、ほーそんなものか、と思いました。歌っている様子は男らしいけど、ステレオは歌詞の調子はどちらかというと、カワイらしいものね。そして、内容を聞くと、なんと情の深い若者だろうとビックリするという。コードもそうだけど。



 かつて家の娘たちが小さくて可愛かった頃、その辺の紙キレに書いたツタナイ字や、得体の知れない絵が、かわいくて愛しくて捨てられなくて。それこそ変なキャラクターなんかが落書きされた、小学校のプリントとかノートとかも結構取ってあるのです。



 二人とも、そこそこ達者な字を書くようになってからはぜ〜んぜん可愛くないので、バンバン捨てられるし、そういう気持ちも忘れていたな〜なんて、ステレオを聞いて思いました。



 ステレオは大人の異性に対する歌ですし、茶髪ロングヘアの登場人物(おそらくお鼻のすっとした美人)は達筆で、母が幼子のイタイケな字を愛しく思うのとは違うんだけど。でも、形に残った一分一秒全部取っておきたいとか、ほとんどママみたい、ママの愛情くらい濃い、と思ったのですね。仲の良いご両親に育てられたから、あんなに愛情深い若者になったのでしょうか。そして、その深い愛情を惜しむことなく言葉にして、しかーも超絶男前だから今まで一度も振られたことがないのねぇ〜。良かった良かった(何が)。