ラストフレンズ第2話

 ラスト・フレンズ2回目も結構でした〜。



 今回宗佑さんは、暴力そのものよりは、ストーカー的電話/待ち伏せ攻撃とか、おヨソのお宅で勝手にアルバムを探してきちゃったりする、感覚のブレた感じがオソロシかったですね。そして「お母さんに会ったの?」とミチルに聞かれ「いや、留守だったよ。…大家さんが鍵、開けてくれた」なんて案外ケロっと答えたりして、そのブレ無自覚!な感じがまたコワかったかも。


 
 暴力さえ振るわなければ、ご飯も作れば、「ごちそうさま」と手を合わせて食器も下げるし、(さらにお気に入りラインの上品服を調達しては、きちんと自分でメインテナンスもしていそう)、やたらと男前だし、素敵な彼氏なのに、あんな風になっちゃったのは、幼児期お母さんから虐待を受けたせいなんだろうと思っていたけど。



 ひょっとして宗佑さんが小さい頃、お母さんが出て行っちゃったのかな。そのお母さんが優しかったか、暴力ママでもなお恋しかったのか分らないけど。「どこにも行かないでほしいんだ。黙って出て行ったりしないでほしい」と言っていたし。以下妄想ですが、お金に不自由する事はなく、お祖母様が彼をきちんとしつけたが、母親の愛情に飢えて育った、とか。そして母を恋しがるちび宗佑につい「ママは良い子にしていたらいついつ帰ってくる」とか偽りを言い聞かせて、ちび宗佑はその日をずっと待っていたとか。何だか、「もう出られそうだから8時には帰る」、とか「レースは2時には終わるから3時には帰る」、とかそういう約束に彼は強くこだわる感じがしたから。ママみたいに帰ってこないんじゃないかという不安に駆られて、ビョーキに待っちゃうとか。なんてこれは前どこかで読んだ小説の話だな。



 このように、最近気がつくといたずらに、このドラマのことを考えているのです。いわゆるハマッたというやつですわね。早く次見たい。



 劇中だいたい亮ちゃんとしてでなく、宗佑さんを見ようとしているけど、お店に迎えに行ったミチルちゃんをすっと抱き寄せるシーンは亮ちゃんたらりっぱになって、と胸がつまる思いでした。とてもノーブルで慣れてる感も漂う自然なシーンでしたわ。多少の工夫はあるのかもしれないけど。やすだの肩位の背だったおちびさんが、あの大柄の女優さんと立ち姿のハグシーンを…(感涙)。天使のちび亮君はものすっごくかわいかったけど、一生あのままってわけにはいかないし、おっきくなって良かったねぇ。



 今の彫りの深い精悍なお顔立ちはあの役にそぐわしく、かと思うと、昔の幼い面影が見え隠れするときもあって、ハサミシーンの正面からの瞳なんかはうるうる濡れ仔犬で、ちょっと宗佑さんは幼児性もあるみたいなところにぴったりかな、なんて思いました。