ラストフレンズ最終章の宗佑の演技続き

 昨日の続きです。


 何と、一リットルのところで、歩道橋のシーンが抜けていたわ。学生服で、ホクロサイドからの斜め顔で涙を流して、粉雪が流れて、粉雪が舞って、ガクッと膝を折ってくずおれて肩を震わせて嗚咽、という無敵シーンなのに。


 とまあ数々の、名シーンがあり、亮ちゃんファンの皆様にとっては、


・目薬とか一切不要の自前の涙で
・お顔が泣いても崩れず、むしろ、より美しい


のは当然の前提というか。ある意味、ハードルが上がっていると思うけど、しかし濡れ仔犬は常に確実に期待に応えてくれるのですね。ジャスト・タイミングで涙がこぼれたりして。テレビで急に話が振られた時なんかは超心配だけど、泣きのシーンは信頼しきって見られるという。


  ということで、最終章も「やるもんだなー、やっぱり」という感じで、一昨日も「最強」の一言ですませてしまったの(←いつもそんなもんか)。で、あまりフレッシュなタッチで書けないと思うけど、一応最終章の泣きのシーンについて書いてみようと思います(←やっとかい)。



 親指で優しく涙をぬぐって。「なんで泣くの?ミ/チル?」がすでに涙声で。ここでもう、ほぼモッテカレルのですね。「あぁっ、泣いてるっ」と。美しい横顔アップだし。たっかいお鼻の向こうで、長いマツゲに縁取られた、漆黒の濡れ仔犬瞳が哀しげに、真剣に光っているし。



 一筋の涙がナガレボシのように落ち、「泣きやんでよ」と懇願するようにつぶやいて。たまらず小さな嗚咽をもらした後、大声で「泣きやめよっ」と激昂。その間にも涙はこぼれ落ちて。殴ろうとする自分を抑えようと、右コブシをプルプルさせて。



 秀麗なお鼻をつたい落ちる涙。右コブシを握りしめたまま、切なげに下を向いてすすり泣いて(←これに弱いです。あっ知ってた?)。



 その後すすり上げつつベッドから離れて隣室へ向かう動きが、前述の城之内亮泣きシーンの動きを思い出させました。やっぱりあの愛くるしいおちびと同じ人なのよね。同じところにホクロあるし。



 どこから見ても男前フェイスで静かに扉を閉めて、すがるように扉にもたれて忍び泣く姿はしかし、城之内亮とは違う大人のたたずまいでしたね。薄手白シャツで少し丸めた背中に、華奢ながらキレイな筋肉が浮かんで。あの天使おちびが、こんなヤラピーお兄さんになるとは。何て素敵。(筋肉落ちたからまたつけたいという話を読んだけど、あれくらいで結構よ〜)。



 すわりこんで写真を見るあたり。イエローさんは弱まったり小さくなったりするだけで胸を打ちますし。白シャツの胸元をきっちりとめていないのも、裸足なのも、良かったですね。宗/佑さんはおうちでもきちんとした身だしなみで、基本スリッパの人みたいだったから。そこでも思いつめ感が伝わった気がします。



 日本人男性は手が、指がキレイね。特にイエローさんは。写真見ながら泣くシーンは圧巻でした。宗/佑の受けている衝撃がずんずん伝わってきました。前も書いたけど、形のよい口元も、ものを言う感じ。ラストの写真を見て、うつむいて、涙をポロポロ落として。右手をガタッと脱力させ、床をたたくように写真を置いて。頭をかかえるように肩を震わせてすすり泣く姿はもうあなた、反則ってやつですわね。あぁ、せつない…。



 最終章の感想で、今更なんでオマエが泣くんじゃ、みたいなお怒りの感想も見たけど、今までヤだったけど泣きのシーンに感動!というのもたくさん見たの。宗/佑に憤慨してツライことを書かれていたのは、実にピュアな方々だから、あの涙にも実にピュアに反応して下さるのかしらねー。わーい。最終回でも少し点数かせげたら、いいな。