流星7回

 なんて見事なオタクぶりでしょう!うっすらひそめた声も話し方も。首の角度も髪の触り方も。眼鏡の奥の目付きもヤバイ微笑みも、すべてがキモ素晴らしくて、何度も見返してしまいました。やるもんだわ錦戸亮



 そして一転、シーへの想いを思わずもらすあたりの泰/輔くんの切なさ、美しさといったら…言葉にできないわ〜。帰りの遅い、しかも行成といるシーをモンモンと待ちつつ横になっているお顔がもう、凄絶に綺麗で。あっ帰ってきたと、何だかカワイイ時計を切ない瞳でチラっと見た時、きゃーあたくしがあの時計だったら石になってる〜、ってかハナからプラスチックかっ!とか、逆上しちゃったりして。時折良くない視聴者と化してすみません。



 「おまえさー何かあったの」の声は、通常のくせ声よりちょっと澄んだ感じで、新鮮な気がしました。イエローさんはいろんな声が出んねんな〜。セリフ回しもリアルに響いて、泰/輔くんの気遣わしげな様子が胸に痛かったです。先週の予告ですっかりわしづかみにされた、切なさ最上級の「兄妹じゃないよ」も良かった〜。その前の間の取り方も絶妙だったような。



 「帰ってくんの遅くて心配すんのとか、イライラしてて気になんのとか、兄貴だからじゃねーぞ」はねーぇ、こんなにも切なく胸を打つ告白があるだろうか、と思いました。ずーっと好きで、でも兄と思われていて。キャバクラ好きでチャラくて軽くても、一緒に住んでいるシーのことは兄としてじっと見守っていて。今回初めてシーが異性に惹かれていて、しかもそれが犯罪者である敵っぽい人の息子で。今では兄妹でないことはもうバレていて、変わらず一緒に暮らしていて、…やっぱり好きで…、なーんていろいろ考えちゃって、もう切なくてヤルセナクなりました。大きな濡れ仔犬瞳が哀しげにキラッキラしているし!シーちゃんに受け入れられるはずもない想いだけど…あー切ない。



 切なさツノル中、泰/輔くんの軽いおバカぶりに癒された感が今回は強かったような。オヤジの時計絡みの速すぎるリアクションとか、「エッ違うの?」で兄貴に足蹴られる所とか。俺が変な想像してるって何で分かんだよっ発言とか。それでも本質は分かっているバカというか、軽くおバカな分、心はまっすぐというか、何ともいとおしいキャラですわね〜。皆が彼を好きになるという亮ちゃんが演じることでますます愛すべき泰/輔くんになっているかも。



 その他にも「泰輔兄さんから大事な話があるそうだ」付近でクッション抱えて「どこ行ってたのかなって」と小首を傾げたソーキュートな様子とか(←乙女かっ!)。ピカピカの赤い盗難車を運転するクールな横顔なども見られて幸せでした。ああいう運転横顔も、イエローさんとおつきあいされる、寝起きスッピンで、寝起きスッピンのイエローさんの美しさに対抗できる彼女の方は至近距離で見ることができるのね〜。あーオソロシイ。あたくしなら即石(…以下略)。



 濡れ煎餅はほーぅと笑ったんだけど、洒落とかセンスとかまだ発展途上の人に悪用されたらヤダナとかちょっと思ってしまった。侘しい発想で申し訳ないのですが、また鬼の首を取ったように変な風に某所で書く人がいるかしら、とか考えちゃったりしたの。もう某所には行かないと心に決めているのに。



 実は、一昨日仕事帰りに電車に乗ったら、何とそこにクド/カンさんが乗っておられてビックリしました。嘘くさいけどマジな話で、下/北沢で降りはってんけど。スラリとした長身で扉脇のポールにクニャリと寄りかかったクド/カンさんに、「素敵なドラマをありがとう」と心の中で拝んだのですが、今だったら濡れ煎餅はいつどんなふうに思いつかれたか、ちょっと聞いてみたいような。聞けないけど。ふふ。