流星8回

 今回も面白切なかったです。小説は読み手が様々な想像を膨らますことができて素敵だけど、ぽーんと形にして情景を見せてくれる映像ってエキサイティングぅ〜っと思いました。音楽の力も強大だし。戸神宅の豪邸っぷりとか、シーが手袋をはめる経緯とか。書庫内の造りとか、震える手でレシピノートを隠す様子とか、もうビビッドに伝わってきましたわ。


 今回はストーリー展開がよりハードで、シリアスシーン多めで。有明3の表情が、気持ちが、切なすぎて、所々イトシの高山さんがキモ怖可笑しく、行成ママの森下さんが楽しくされたりしても、やっぱりどうにも切なかったです。劇中劇もちょっとお休みでしたしね。さらに、あぁ、あとちょっとしたら、泰兄はいないのね、という胸つぶれる思いも重なって、もう切なさのあまりあたくしはグレルぞ(←好きにしたらヨロシ)。全編仔犬兄ズのカワイソ顔やらセツナ顔やらがてんこ盛りなんですもの。


 最近バタバタして皆様のを読まずに書いちゃっているから、大勢の方とかぶっていると思うけど。あたくしが一番好きだったのは、戸神邸を訪れた日の夜、シーが車で送られてくるあたりのシーンです。


 一度はマンションに入りかけたシーが、ダッと引き返して、大きな行成に抱きつき、哀しい思いを秘めて微笑んで「さよなら」と言う、その一部始終を上から見ていたのね、の泰/輔くんが、衝撃を抑えて。ちょっと笑って、ちぃーっすポーズで「おかえり」と言うのが、もうあなた、それは切なくて、素晴らしすぎましたわね。泰/輔くんの想い、痛み、気遣い、暖かさ、何もしてあげられないヤルセナさみたいのがないまぜになった表情というか。もう、あれ以上の演技はなかろうかと。いいわ〜錦戸亮。その後の哀しい後姿〜切ない斜め顔〜辛げに下を向く様子も尋常でなく胸を打ち、あんなんしたら亮ちゃんは(あたくし内)宇宙一だわ〜と思いました。さすがドラマ内切なさ及び色香担当者。


 むんずっとシーが肩をつかまれる緊迫のシーンで。大きな高山さんと行成の向こうに、ドラマじゃなかったら絶対見つかるやろ!な状態で小動物系な二人がいる時の泰/輔くんの表情も、クールに切なくて良かったような。


 そういえばピリピリしつつも、泰シーが兄妹喧嘩的ノリのやり取りをしていて、ちょっと救われたかも。「泰兄のは、単なるヤキモチだと思う」なんてシーに言われた後の、泰/輔くんのピクピク片眉上げが好きでした。ラスフレ時同様、あたくしも片眉上げの練習してみたけど、やっぱりどうしても両眉が連動して動いちゃうのよ(←努力の方向ちごてるで〜)。(注:ラスフレ松葉杖シーンに片眉上げがあって(その時のは見事に怖くて別物という感じだったけど)その時もマネしようとしました。すぐ石になる朔さんは努力家でもあり。←だから方向が…)。その前の、クッション持ってひざを抱えた横顔も良かったな。呼び方が戸神から「あっ戻った!戸神さんに戻った!」なんて泰輔が囃すように言うのもキュートでした。


 全然関係ないけど、柏原さんや兄貴の横顔を見て、通常男性のマツゲってこれ位よね〜と思いましたわ。いや、いつもガン見しているイエローさんのマツゲがあんまりにも長いから。前回Bキュイ様がコメントで書いておられたのだけど、「兄妹じゃないよ」の切ないシーンが影さえ美しいのは、秀麗な横顔ラインに影絵みたいなマツゲがくっきり映るからかもね〜。


 柏原さんといえば、素では友和さんにちっとも話しかけられない模様ですが、泰/輔くんの方はしっかり親しくなっている感が出ていて上手、と思いました。


 予告によると9回でずいぶん大詰めシーンに至りそうだけど、まだこれから劇中劇もたくさんあるとか。9回は生予告だとか。予告ラスト付近にまた強力セツナ顔がちらりと見えたし、後2回しっかり楽しみたいと思いますです。