流星9回

 もうほんとに大詰めで、息もつかせぬ展開にドキドキしました。しかもドラマ後に生予告があるというものだから、再び娘達のピアノ発表会時のように緊張しましたわ〜。あたくしが緊張してもしょうがないけど。そんな噂の生予告は泰輔くんの愛らしいヒトカミがあり、あっカンダっというようにキレイな手で口元をちょいちょいと触るのがキュートでしたね。最終回の見所一言ずつ、では泰兄のハイテンションな「おもしろいっ!」にシーが笑ったりして良い感じでした。髪も伸びて、やせてしまわれたようだけど、泰輔くん、おっとこまえでしたわ〜。


 本編も泰輔くんの美麗アップが随所にきらめいていたような。あぁ後少しでそれも見られなくなるのね〜(泣)。


 さて、今回あたくしが特に好きだったのは、泰輔くんの輩風味(←というのかな)の「やめろよっ」であります。功一くんが初めてシーの兄・有/明功/一として、カレー店で行成と会うシーン。あなたの指図で彼女は自分に近づいたのか、と衝撃を受ける行成が。「正直すごいやりやすかったです」とちょっと開き直ったように言う功一くんに、激しくつかみかかるのを。「やめろよっ」と。不意に登場した泰輔くんが行成の肩をガッとつかんで止めるのですわね。その巻き舌・全ワード濁点付き気味な声と言い、険しめのお顔といい、最高に男前でした!うっすいのに強そうに見えたかも。髪もその時良い感じだったような。


 後半、戸神邸で、「道理でハヤシライス食べて泣くわけだ」とうそぶく政行に「てんめーぇ、もういっぺん言ってみろっオイ」とつかみかかる刑事仕様の泰輔くんもまた同様の味がありました。セツナ顔も笑顔も良いけど、怒って強い声でまくしたてるイエローさんって魅力的よね。


 イエローさんって、極小時から既に、見た目はリアル・エンジェルなのに、どことなくアニキというか、漢っぽい面をお持ちだったようで。今も映画俳優だとデン/ゼル・ワ/シントンとか、ミュージシャンだと40過ぎの味のある方とか、基本的に男クサイ方がお好きな様子ですわね。シャイでキュートで時にクールで…(半永久的に続く)。そんな多面的なイエローさんの魅力の中でも、こういう男っぽさは核となるものかも。


 ちょっと傾向が違うけど、祝!脱新人!の「刑事遺族」での「もぅ逃げらんねーぞ」あたりも男前だったな。最初、刑事としてDNA鑑定の話などをしているときは、宗/佑みたいな優しい発声で丁寧語で話していたのが(「ワレワレは」の発音がキュートだった〜)、「言ってないのにどうして傘だって分かったんだ」を機に功泰ともガラっと調子が変わって、ラフな話し方になったのが何だかワルくてセクシーでした。静かに凄みがあって。


 他にも良い表情がたくさんありましたね。レシピノートの事が「ちくしょう何でバレたんだよ」の悔しそうなお顔も。兄貴の部屋で行成に「あんたのオヤジ人殺しなんだよ」と憎々しげに言うのも、「敵に切り札見せるバカどこいんだよ」の冷笑顔も。ダウン姿でシーと歩く道で、「あまえが惚れんのも無理ねーよ」と言う時の柔らかい表情も。亮ちゃんは、コートとかダウンとか、冬の格好がまた似合うのですわね。着ぶくれ知らずだし。


 それでも今回寒そうなシーンが多くて、過保護系なあたくしは「風邪ひく〜」と心配になったりして。屋上に柏原さんを呼び出すシーンとか、あたくしの記憶違いでなければ原作にはなかった気がするので、何もそんな寒い所で…なんて思っちゃったりして。しかもああいう風に彼に手の内ぶっちゃけるとかも多分なかったような…。とりあえず、とっても原作に忠実な所もあれば、おぉーっというアレンジもあるので、来週の最終回がどうなるのかすごく楽しみです。泰輔くん的には、真相が分かった時、原作とは違うリアクションになるのかな〜なんて思っています。原作とは関係性が異なるようだから。今後の身の振り方については原作通りかしら、どうかしらね〜。ドキドキ。