Canジャニ・アカメフグ釣り・続き

 前回の続きです。長くてごめん〜。


 ようやく漁場にたどり着いたものの、気温は4度、振動も厳しい40分の航海で特にオレンジはフラフラの状態で、「竿持って竿持って」と言う名人の指示にも立ち上がれないまま、何かもらう時みたいに両手のひらを差し出すばかり。


名人(オレンジが差し出した手のひらをピシっと叩いて)
  「(なに)手ぇ出して、こう(してる)。エサ付けんだよぉ」
黄 「エサ付けんねんて、今から」
名人「(動かないオレンジに)なんだオメェ。殿さま釣りかよっ!」
橙 「あざぁ〜すっ!」(←殿さまって言われたからか…?ふふ)
黄 「殿さま釣りかよって言われてんねんで」(←デキの良くない子供にさとすような、ちょっと優しい言い方が素敵)
橙 「あざぁ〜すっ!」
黄 「ちゃう。ありがとうじゃないよ」(←半分諦めたような淡々とした言い方が素敵)


なんていうシーンでは、船酔い気味なのか、ちょっと破綻しちゃったオレンジと、シャッキリお利口さんなイエローとの対比が愉快でした。イエローさんはいつも賢く回りを見て、良く聞いて、的確に情報を吸収しているイメージだわ〜。



 いよいよアカメフグ釣り開始。「竿を下ろして下さい〜」という指示に、「底まで(糸を)つけていいんですね、一回」とテキパキ尋ねるイエロー。「はい、底までね〜」という答えに「ハーイ」なんていうお返事も良く。



 しかし、釣りロケの真のシンドさはここから始まったのかも。海の底まで糸を下ろしたら、後は竿を軽く上下させて海底のフグを誘うのですが。「…………。」報われない可能性の高い、ひたすら待ちの作業に、イエローさんも「わぁ〜地味ぃ〜」の声を上げます。



 当たりの気配があればまだテンションも上がりましょうが、2時間一度もヒットのカケラもありません。聞けばもともとアカメフグは口が小さくて逃げられやすく、さらに、この日は水温が低くて、動きが鈍くなったフグがエサに食いつく勢いが弱いという、じゃー無理じゃね?みたいな悪条件がそろっていたのですね。



 竿を下ろし、釣れなければ「はい移動しま〜す」と次のポイントに移動、で、また竿を下ろして、釣れなくて「はい移動しま〜す」を繰り返します。ついには「はい移動しま〜す」がオレンジ的トラウマになりかけ。



 イエローさんからも「ほぁ〜〜〜釣りたいな」「やばいでこれ。画的にもさぁ。わー!来た!ってのが一個も無いねんで、まだ」と焦燥の声が。しかしすぐ気を取り直して「よし、がんばろう。来てくれ」と言うので、あたくしも「来てくれ〜」と念じましたわ。この時、小窓グリーンが「えらいわ、がんばんねんもん」と発言され、ありがたいけど若干ハードル低っと思ったりして。うぷ。



 そうこうするうち、ようやく魚群探知機に確かな魚群の反応が。逃げられたものの「おっ今来たっぽかった!(←東京の子みたいだった〜)。引っ張られた!」とイエローも初めての手応えゲットです。続いて名人の弟子の方が「来たぞ」と、アカメではないけれどショウサイフグというのをサラッと釣り上げ、俄然テンションが上がる二人。



黄「おるってことや!! 来おぃっ」
橙「よーし見とけよ。ここが正念場や。オレは青年やけどな」



なんてやりとりになり、当然イエローは無反応で、「なんで使ったんすかコレ」と苦笑のスタジオ・オレンジ。あらまた黄君ツレナイわ〜と思ったけど、大丈夫〜。小窓グリーンさえ眉一つ動かさず、「こっちも反応なかったもんな」というブラックの発言通り、スタジオも完全スルーだったから。ドンマイ・オレンジ〜。



 すると捨身な気合が通じたのか、ついにオレンジに本格的な当たりが。念願の「わー!来た!」シーンの到来におぉっと思ったのも束の間、釣り上げたのは「海釣りの雑魚・トラギス」。橙「何すかコレ」名人「トラギス」橙「ぬれぎぬ?」なんてくだりがあり。トラギス君は滑らかな形状がぬるんとして、釣り上げてもあんまり嬉しくない感じ。てんぷらにすると意外に美味しいそうだけど、フグじゃないとねぇ。



 続いてイエローにも良さげな当たりが来て、今度こそ!!と思ったけど、やっぱりぬれぎぬじゃなくて、トラギス。一見してフグではなかったので、初の獲物にもテンションが上がらぬ様子で「何か釣れました」と言うイエローに、また「ヌレギヌや」と言ったオレンジは、名人に「トーラーギースっ」と訂正されていました。ふふ。



 その後も二人には何回か当たりがあって、その度についにアカメか?フグか?と期待度大でしたが、釣れるのはいつもトラギスばかり。ついにはオレンジが「オマエかぁ。友達やなぁ!オマエとはもう」と長年の友達呼ばわりしたトラギスを、二人は4匹ずつ釣ったけど、結局アカメフグには遭遇できませんでした。



 そのかわり名人の弟子の方がアカメフグを一匹だけ釣りまして。「もう食えるやん、コレでえぇやん」という即座の黄・早口発言が彼のストレートな心情を表していましたわ。この方が控えめな感じの方で、「あっアカメ来た」と淡々と釣り上げられ、あまり劇的な盛り上がりはなく。「アカメのフグもらえないですか」という二人のお願いにも、名人は「いいですよ」とあっさり即答で、黒「ひと悶着欲しかった〜」紫「山場あらへん」の声が上がっていました。ま、イエローさんとかがお願いしたら、すぐもらえますわねぇ。



 頂いたアカメフグは名人のお知り合いのお寿司屋さんで、お刺身、唐揚げ、フグ鍋に調理されました。せっかく別種のショウサイフグも釣れたので、薄造りは覆面の2皿盛にして、どちらがアカメか当てる趣向です。「これ当てな終わってるってことですね、僕らの舌は」なんていう黄発言もありましたが、二人とも迷わず選んだのが正解のアカメ。コリッコリとしたアカメの美味しさは歴然としていた模様です。 


 イエローさんはどれにも基本、目をむいて「ウマっ」という美味しい反応をされていたと思うけど、特にフグ鍋は「何じゃこれ。これ一番美味いやん」という声を上げておられました。割とすぐ一番が塗り替えられるのよねぇ。うふふ。



 緑「亮ちゃん、ホンマに美味いリアクションやん、コレ」黄「うまそやろ」紫「美味い時やんな」なんて、誰しもイエローの美味くない時のリアクションを熟知している様子が愉快でした。イエローさんも「うまそやろ」ってなんでちょっと胸張ってんねん、みたいな。ふふ。



 釣りというのはバラエティー的には難易度の高いものなのかもね。エンディングでまた、司令Canから「ドラマがなければ作れ」発言があり、海に落ちるとか、フグの毒でロシアン・ルーレットとかと言った所で、イエローさんがすかさず「死んじゃうよ〜」と言ったのがまたまたきっちり標準語でしたわ〜。語尾が女の子みたいに上がるちょっと甘い言い方でしたわね。



 バラエティ的にはアレでも、愛らしい「ハイッ」「ハイッ」というお返事も聞けたし、つるつる素肌のドアップ横顔も見られたし、黄ファンとしては幸せでしたわ〜。上にも何回か書いたけど、時々見事な標準語が混ざって、はっとしました。無意識に口をついて出るようになっているのかな。ベースは憧れの関西弁で、時折、不意打ちの東京弁が混ざると、ちょっと気になるというか、なんか色っぽいというか、ますます錦戸亮の魅力的なギャップが増えた気がしたりして〜。



 スタジオ・イエローはルーザー白キャップ・白T・青ライダーズ・ジーンズ・白スニーカーでパッキリ男前顔。本編ではまるちゃんにちょっとツレナイ青年だったけど、スタジオで映像を見ている時は、愉快なまるちゃんの様子に嬉しそうに笑ってはりました〜。



 来週は黒黄滝めぐりですか。素敵〜。次回は短くまとめるよう努力する所存です。目標3行(←うそ)。