オルトロス4回

 今回は先生の出番が少な目に思えて、軽くアバレそうになったけど。知りたかったことがいくつか分かって良かったです。以下、ネタバレにご注意よ〜。数限りなく勘違いがあると思うけどご容赦下さい〜。



 さて、先生が力を自覚したのは、子供の時、妹のシホちゃんを守ろうとして愛犬バロンを押さえた時(アニメ〜!!) みたいね。それが最初に力を使った時と思っていいのかな。



 その、とても哀しい事件で「激情をもって生き物に触れると殺してしまう」と意識したような。その時、それを、例の「人を憎んだら恐ろしいことが起こる」という言葉と、はっきりリンクさせたのかしら。それとも、その言葉は、龍谷ダムのほとりでネジ龍の石碑を見た時に、ふいに記憶の底から浮かび上がってきたものなのかな。



 おちび時代の先生は、村では力を見せなかったのかな(とか言うてるで)。リアルママがこの子は…と気付くような。あるいは代々というか、時折そういう人が生まれる家系で、村でも一部の人はそれを知っていたとか?誰も近付かない…と言っていたから、何か呪われた村的な噂があったとか。何かの見過ぎかしら。



 三少年殺害事件は、竜崎ってか、臣司の力をビデオに撮りたくて、二/宮さんが少年達を刺した、ということでしたわね。「いつも通りやればいい」と言う二/宮さんは、臣司の力のほうは日常的に見ていたみたいで。



 先生の力を知っていたのは…。二/宮さんが、愛らしい走り方で追いつめてきた先生の手に怯えたのは、最近臣司に聞いたからなのかもしれないけど、ひょっとすると村の時代から、先生の力のことも知っていたとか?



 しかし、臣司が事件の時に力を使わなかったのは何故かな。そういう現場を撮られたら良くなさそうだけど。そういう力が知れたら、色々な人が寄ってたかってワーワー言って、実験対象とかにされそう。



 でも治してからビデオカメラを壊しても良いかも。治された少年達の口から力のことが漏れるとマズイとか?ひょっとして三少年は元々臣司とか臣司の身内にとって都合の良くないことを知っていて、ハナから口を封じたくて、二/宮さんを誘導したとか?



 ひょっとして表裏一体の二人だから、臣司自身は人を殺せない、とかで(なんだそりゃ)。二/宮さんも色々知っているから、弱みを握って、おまえがしゃべれば俺も話すと言って口を封じたとか?でもそれなら、ビデオごと奪っといたほうがいいし、自分が死刑になっちゃったらダメか。



 黙って刑罰を受けたのは、ひょっとして牢内のほうが安全だったからかしら、な〜んて思ったのだけど。ご両親の身に何が起こったのかな、なんてことを考えた時にね。でも控訴していないから、それはないわね。こんな力なんか根絶させてしまえ〜と思ったのか。あるいは外の世界とは交渉なく一人消えていくことで、何も知らずどこかで生きている身内を守るためとか(甘い?)。でも獄中で何かを知って、考えが変わったとか。これまた何かの見過ぎね〜。



 な〜んてね。一つ分かってもまたそれが謎を呼んで色々知りたくなります。すっかり製作者の皆様の思う壺にはまっているあたくしは、「良い視聴者で賞」を頂きたいわ(←なに昭和なこと言うとんねん)。



 ところで長谷部刑事は、竜崎を捕まえるために熊切坊を逃がしたのね(ま、それだけじゃないみたいだけど)。熊切坊は竜崎の後に捕まえる心積もりで。ほーん。そういえば、あのボーイフレンドが研究がらみだか何だかで、急に熱を帯びるのがちょっとコワくて結構でしたわ。



 しかしコワいといえば、沢村理事官ですわね。未必の、というか、むしろ積極的な殺人とちがうのかなー、あれ。その上、事務的に指令を出し続ける、部下を人とも思わぬ非情っぷり。あんな人に興味を持たれて、碧井先生はどうなっちゃうの〜?



 さて、今週も碧井先生は素敵な表情をたくさん見せてくれましたね。良く分からないのだけど、碧井先生はドーランみたいなのが薄い?すっぴんに近いような気がして、錦戸亮の肌色好きなので、ナイス!と思っています。屋外のかき氷のシーンなんかは、ちょっと眼の下の陰影もアレで、また配役、逆の方が…とか言われちゃうかもしれないけど、ホクロ類がきちんと見えるお肌具合、色っぽくて良いわ〜。



 そういえば、かき氷を渡された時、エッという風にまずかき氷に瞳の焦点を合わせて、それから長谷部刑事のお顔を見上げるのが、何かリアルだったな。4人目を殺した…という電話に車で駆けつけた長谷部刑事が「碧井さん!」と呼ぶ声に、子供のようにそろそろとお顔を上げて大きな瞳を見開くのも良かったわ。また人を手に掛けてしまったのですもの、車が近付いても止まっても気付かず呆然としていて、呼ばれて初めて気付く感じなんだろうな〜。



 そして今回、バロンの話があったせいか、妹のシホちゃんを大切に思っている感じが出ていたのも結構でした。「ただいま、シホ」なんて優しい目を向けちゃって、きゃ〜素敵。逃げていく二/宮さんを特大二重眼で見据えている所に、何かあったの?と駆けつけたシホちゃんに、「いや…何でもない…帰ろ」というのも羨ましくて(←なんだそれ)良かったな。いや、とか、何でもない、のあたりで何度か、わずかにうなずくかうなずかないか、みたいな気配を感じたんだけど(←気のせい?)、それも、妙にリアルで良かったわ〜。ああいうテイストは他の人の演技ではあんまり見ない気がするな。



 しかし、今回の主眼は何と言っても、碧井先生が暴漢に襲われるシーンでしょうか。もうね、色々な意味でドキドキしました。えぇ。結構、迫力もありましたわね。美青年の周りでクッションの羽が舞うのが美しかった〜。寝た状態でもお顔が寄らないというか、流れ出さないというか、キレイなままだから、最後に力を使うあたりの表情も凄絶に美麗だったわ〜。手にグンっと力を込める仕草も表情もカッコいいな。このあたりのことは皆様が巧みに書かれると思うけど。あとあれねぇ、やむを得ないとは言え、許可なく(←誰のや)先生の上に覆いかぶさってもらっては困るわねぇ(ってむちゃくちゃやな。ふふ)。



 それとね、私はあの時の先生の白いTシャツみたいなのがとても好きであります。襟元はきちんと(?)ボタン2個はずしているし。長谷部刑事と二人で部屋に戻って、あれ何もない、確かにここで…と次の間に入る先生の白Tシャツの背中がまぶしすぎて。…あの背中に子泣き爺バリにかじりつきたいと思いました。ごめん、これあたいが勝手に敬愛するまりも様という方の表現のパクリなの。ふふ(ふふじゃないだろ)。



 どちらかというとナデ肩で、大きくはない背中なのに、亮ちゃんのあの若人らしい清潔な色気に満ちた背中はいったい何なの?!(←何で怒る)。あのTシャツが、リブ織というのかしら、ちょっと細かいウネのある生地に見えて、そのフィット感がまた、存外ガリマッチョなのを引き立てていた気が致します。



 さて、来週は「俺はもう先生なんかじゃない。人殺しだよ」なんつって、ブラック碧井先生がワルイ感じで、これまた楽しみですね〜。



☆前回のにもたくさんスターを頂きありがとうございました。正直最近、自分のメンドクサさに呆れてアップしてから凹むことが多いものですから、皆様のスターには本当に元気をもらっていますです〜。