オルトロス8回(最終回SP前編)

 ようやく先生の過去が分かってきて嬉しゅうございました〜。



 何百年に一度、神の手を持つ子が生まれると、次に、触れるだけで人を殺める鬼の手を持つ子が生まれるのね〜。なるほど〜。悪魔の手でなく「鬼の手」と言うのが龍谷村的テイストで良い感じ。



 鬼の手の子のほうも何百年に一度生まれる位のレアさだったら、両方が連続して(しかもそろって超男前に←まだ言うか)生まれる確率はめっちゃ低いだろうと前回心配していたけど(←あんた、ちょっとおかしいやろ)、何というか、ま、セットで生まれる感じなのね。




 そして龍谷神社の神主だった祖父がその力を恐れて涼介を殺そうとし、父は祖父に逆らえず、母はおチビ涼介を抱いて村の池へ…。で、母とともにおチビも亡くなったと思われていたと。しかし、実際は、碧井パパママに託されたか、助けられたかして、生きて何も知らず幸せに育てられて、キュートな好青年に成長していたのね〜。ありがとう、リアルママ&碧井パパママ。




 祖父は、涼介を殺したのはまちがいだったかもしれない、と臣司に言ったという。「鬼の手を持つ弟が一緒に居れば、人はお前の力を乱用することはなかった。お前の力に狂うことはなかった。生を司る力、死を司る力、二つがそろってこその神の手だ」と。




 当初、竜崎は、自分が地にいては、自分の力で人が狂い禍々しいことが起き、人も自分も傷つけるから、と思って、二/宮の罪をかぶって死刑囚になっていたようですけれど。その考えを変えて牢獄の外に出ようとしたのは、亡くなったはずの弟が生きていることを知り、二人なら、特殊な力を持っていても、この地で生きていけるかもしれない、と思ったから、みたいですわね。




 しかし、平田パパは、それは違う、皆で死のうと言う。碧井さん、こっちです、なんて言って先生をダイナマイトのほうへ誘導したりして。爆発の後、結局、竜崎が先生にも、自分自身にも(←自分には力、使えないって言うてたやないの…)力を使ったけど、次回、平田パパは、臣司には自分を治すな!と言い、涼介には「神の手を消し去れ…」と言うのですね…。




 ラスト、二人はどうなるのでしょう。兄が願うように、力を持っていても二人なら、この地でも生きていけるのでしょうか。それとも、弟が兄に力を使うしかないのでしょうか。きゃ〜!!




 沢村さんもどうなるのかな。二/宮は爆発現場に証拠を仕込み、熊切父も何やら対抗策を考えているみたいだし。利用されていたコマが、何やら能動的にプレーを始めた感じなのかしらん。




 先生と同じように、熊切さんも、息子が証拠の残らない罪を犯したことを、どうやって償うかを考えているみたいで、案外エェ人なん〜?なんてちょっと思ったりして。ラスト見たら違う方向かもしれないけど。熊切坊も相変わらずのお人柄な気配を漂わせつつも、自首を考えているみたいねぇ。




 いや〜最終回、楽しみです。期待大です。




 臣司が力のことをババ〜ンと公にしてしまったのは何故なのかも分かるかな。この地に生きていく上にはそれが必要なことだったのかな…。早く見たいわ知りたいわ〜。そう言えば、爆発の直前、自分に力を使いそうだった弟の上に覆いかぶさって兄は弟をかばったのね。よー分からんやつと前回書いてごめん〜。だって言うことがアレだったんだもの。兄さん、ありがとう。父と兄の二人のシーンでの「涼介」呼びも、新鮮で、肉親なんだな〜という感じで、何か良かったな。




 さてさて、今回も、前回に引き続き、儚げな感じの碧井先生が素敵でした〜。




 最初の頃よりメイン3人の気持ちが通い合うようになったからでしょうか、それぞれの表情が優しくなったような。



 
 長谷部さんとのコブつきデートで、長谷部さんが先生の飲み物をまちがって飲みそうになって「あっごめんなさい…」みたいになるあたり、甘酸っぱくもカワイイ感じでしたわね。「本命はこっちの彼だったんだ〜」に続く流れなのだろうけれども。




 「あっそれ僕のす…」と、先生が急いで紙コップに手を伸ばすのが、リアルでキュートでしたわ〜。「本命はこっちの彼だったんだ〜」に、長谷部さんと同時に「違います…」と笑って言うのも、(やたらと男前でエライ力持ってはるけど)フッツーの好青年らしく見えて可愛かったな。




 転んだミオちゃんを抱き起こすシーンも良かったですね〜。かつて龍谷ダム付近での同様の場面では、「触らないでっ!!」と長谷部さんに言われた先生が、一瞬ためらって長谷部さんを見ると、彼女は柔らかい笑顔でうなずくのですね。で、「大丈夫?」と小さい手をしっかり握って「よし、よーし」と抱き起こし、「痛いとこは? ない? 大丈夫? 手も?」とか優しく言うのが、あなた、もう、可愛らしすぎて、男前のヤングなパパみたいでしたわね〜。日本全国津々浦々で新旧乙女が、亮ちゃんはああいうパパになるんだろうな〜と思っていたかな。


 
 沢村さんに比べれば華奢な手でも、ミオちゃんの小さな手を取る先生の手はさすがに大きくて、当然なんだけど、サイズの差にちょっとハッとしたりして。若者らしい、しなやかな手ですが。関節とかしっかりしていて、やっぱり男の子なんだな〜、あんなモミジみたいな手をしていたのに、すっかりお兄さんになって…なんて思ったりして…。




 そして、ミオちゃんももちろん可愛いですけれど、先生がおチビ涼介くんの役の子とかと一緒にいたら、愛らしいでしょうね〜。手を引いたり、肩車なんかしたりして…。おぉ、可愛いものが可愛いものを連れている〜! みたいな、ね。演技派のおチビ臣司くんも良いわね。




 そうなったら、やっぱり、ちょっと行って、おチビごとちょっとだけ先生をお借りして………あっダメ?…そんなんもう聞いた?…あそ。




 それから、本格的にやられている先生には、やっぱりドキドキしました。私はあんまりそういう嗜好(?)は強くないほうだと思っていたのですが、見ながらすっかりfぼん様化していましたわ。泣く錦戸亮が美しいように、苦しむ錦戸亮も美しいですわね。そして臣司にすぐ癒されたけど、ちょっと煤がついたまま目を閉じて横たわっているだけでも、先生の姿は何かキレイで胸打つものがありました…。寝顔までもが美しいものね。やるもんだな、錦戸亮




 もう先生の姿をあと一回しか見られないのね〜(哀)。ラスト、気合い入れて大切に見ようっと。で、次のドラマはいつ…?