にぃに感想‐泣きは最高、でもそれだけではないのよ②

 今回は、錦戸亮は笑いの演技もイケルということを書いてみようかと思います。



 さて、聞くところによれば、泣きよりも笑いの演技のほうが難しいのだそうで。なるほど、いかに役者さんといえども、スタッフさんが大勢見ている前で、いきなり自然に笑い声を立てることは、すごく難しそうですわね。黙って微笑むだけなら、まだ何とかなりそうな気がするけど。




 でね、亮ちゃんの場合、笑い声を立てるのも非常に自然だと思うのです。にぃにではストーリーの性質上、泣きがフィーチャーされていたけど、家族団欒のシーンや、ポップなお祖母ちゃんとのやりとりなどにその気配が表れていた気が致します。




 そして、にぃにのことではないのですが、笑い演技については流星〜のときに2シーンほどちょっと触れていてね。とか言ってまた姑息に過去を振り返って申し訳ないのだけど。




 まず一つは、皆様も大好きだと思う、シーと二人、明け方の防波堤を歩く美しいシーンでの、泰輔くんの「きゃーはっはっ」みたいな哄笑なのですが。当時↓こんなん書いとります。


 『シーちゃんとの海辺シーンは羨ましく、かつ美しく、魅惑のイエローボイスでのきゃーはっはとかいう雄叫びが大好きでした。前から思っていたけど、関東だったらイエローさんはとてもポップでにぎやかな人の部類に入るのではない?てるてる和ちゃんが大人しい役だったから、当初ちょっとビックリしたのよ〜。実はおっきな声でガシガシ話す青年なのだな、と。』



 画の美しさとともに、あの魅力的な笑い声は深く印象に残っています〜。ちょっと自分でもできるか試しに笑ってみたのだけど(←よせよせ〜家事しろ〜仕事しろ〜)、あんな風に笑えるものではないわね(ええねん、あんたは)。




 そして、もう一つは、シーが侍商法の詐欺師Ms.かつらぎに引っかかるあたりのこと。



 こっちは↓こんな感じ(ほんとこんなんばっかでごめん)。



 『あとこれは表情ではなくて笑い声なんだけど。有明3での楽しいかけあいで、Ms.かつらぎを探す兄貴の執念深さに二人が引くあたり。「ヘビ」とか「サソリ」とか「敵に回したくねー」付近で泰/輔くんが「気持ち悪いねマジでね」とか言った後「うふっ」だか「アハっ」だか笑うのがリアルで上手でした。泣きで定評のある錦戸亮は笑いもイケルと思います。』




 …ということで、笑いもOKとこの時も書いておりまして…。何を申し上げたいかというと、もし、錦戸亮が「泣きだけ」だとか言う人がいたら、前へ出ろっみたいなことですわね。そうしたら朔さんが「そんなこと言わないでね」と言いますから(←弱っ)。




 笑いシーンも自然なのは、憂い顔の男前でありながら、身内の間では小学生か?!みたいにやんちゃで朗らかだという中身のキャラのおかげでもあるのかしら…なんてね。(そういえば、ちょっと話は逸れますが、亮ちゃんのことを、前にテレビ誌の人が「頭の回転の速い憎めないワルガキ」と言っていらしたと思うのだけど。私は彼の素を知っているわけではないけど、きっと上手いこと言うてはるんだろうな〜、テレビ誌の人はヘンな写真を表紙にする割に鋭いや〜ん!と思ったのよ〜)。





 さて、ドラマのテイストからか、笑いのシーンというとまず流星〜を思いだしますが、実は亮ちゃんは城之内のお豆腐屋さんの頃から、結構笑いもイケていたような気が私はしておりますのよ。




 以前の担任の先生に「いじめられていた」とキラキラぽろぽろ涙を流して告げた後、それを聞いてしまった家族を心配させまいとフフッと笑い、僕のお芝居そんなに上手かった?なんて言っていた頃から…。




 何だか、恥かしがり屋さんだから、自分がわざとらしく笑うなんていう超恥ずかしいことに、昔から耐えられなかったんじゃないかしら…なんて思うの(何をうだうだ言うとんねん)。




 そして、上ではそのごく一部を挙げましたが、錦戸亮のlaugh/smileの表情は実に多種多様でそれがいちいち魅力的であることも書き添えなくては!




 垂れ目で見下す冷笑(これは普段の?) や


 フッと乾いた自嘲の笑い(←にぃに・クマンバチ飛翔システムは論証済み・奇跡なんか起きないんだよ付近)



 …があるかと思えば、




 家に帰った恵介の砂糖菓子の笑顔(←こうとしか言えなくてごめん)  や



 「しょい・1リットル・アテプリ」等のお相手に対する「ぶっきらぼうだけど見てるよ守るよ」系の優しい笑顔もあるし(ざっくりなまとめ方でごめん)…。



 まだまだ他にも、それこそ書き出したらキリがないほど、素敵な笑いの表情がありますよね。にぃにの感想で笑いのことを書くのもアレかなと思ったのですが、錦戸亮の笑う演技もすごく魅力があって、外せないわ〜と思って書いてみました。いや〜書いていたら昔のドラマを見たくなってきたな。見るものたくさんあるのに。うふ。なんて言っている所で、次回に続きます〜。