映画雑誌とか再び監督のブログとか

 皆様、ごきげんよう。少し調子がアレでしたが、おかげ様でほぼ復調しましたので、またブログを書いてみようかと思います。「あれもう戻ってきたの?しかもケロッとしとるやないの」と思われるような元気な姿をお見せすることが、励まして頂いたたくさんの方々のご恩に報いる事となると考え、生真面目な性格を曲げて懸命におちゃらけてみますので(あっ、もうそういうのいいから)、見てやってもよい、という寛容なお心をお持ちの方は、よろしければお付き合い下さい。リハビリ中につき、トンマなことを書いても怒らないでね。




 さて、映画雑誌の監督さんのお言葉によると、安兵衛さんはクランクインには見事にできていたということで、良かったです。前回、監督さんのブログ絡みで、大丈夫なのよね、と書いた時は、調整のタイミングは間に合ったのかな、というような意味のつもりだったの。映画等を撮っていると、タイムスケジュールとか、お天気との兼ね合いとか、物理的に時間の制約があるだろうから、楽じゃなくて手間取ったとしたら、本番の時に時間的には間に合ったのかな、大丈夫だったのかな、と思ったということで、彼の力を心配したわけではないの。彼の力は素晴らしいと連綿と綴って5年目だもの。言葉足らずだったならすみません。




 もともと亮ちゃんは最初から作り込んで現場に臨むというより、廻りの役者さん達との関係性の中でお芝居を固めていく方のようだから、固めていく途上の時間が必要だろうし。今回は侍の所作、言葉、お菓子作り、とあって、その一つずつでもすごく大変なのに、全部こなしながら演技しなければならないし。亮ちゃんだから、きっとできちゃう、今までも何でもできちゃったから、なんてお気楽ファンの私は思いがちだけど、考えてみたらものすごく難しいことですよね。



 
 それが、ご本人は固定した主義主張とかをかざすことなく、目の前のお仕事に一生懸命取り組んでいくうちに、本番には見事にできているというね。やっぱり天性のカンとか、短期学習能力とか、吸収力とかが目覚ましいのだろうな。だから長期の掛け持ちが可能なのだろうな。そういうtalentがあって、かつ、一生懸命努力して。そりゃあ売れるわ。そして体力がある点も、見事な集中力を支えているのかも。あんな「亮ちゃん、亮ちゃん、お腹と背中がくっつくぞ」みたいなうっすい体で、タフなんてすごい。(しかも超男前ときている〜!)





 でね、今回のように、最初はできていなかった、ということを聞いたのは、私の記憶する限りでは(違ったらごめん〜←絶賛トラウマ引きずり中←お嬢さん達の言い方のマネ)、ショックの時、ご本人がそうおっしゃったのと、光/一様が「大丈夫か?」っておっしゃった時、だと思うのだけど。で、その時も周りの方にどんどん聞いて、役が固まっていって、本番の舞台では見事に魅せて、光/一様には「錦戸の芝居好き」と、J様には「ユー良かったよ」と言われたのですわよね。




 今回、こういう、最初はできていなかった的なことを、監督さんの口から伺ったのが新鮮でした。そしてそのように率直な監督さんが、クランクイン後の彼を大大絶賛されているので、これは本当に真実の称賛なんだな〜、ウワベのものではなく、リアルな褒め言葉なんだな〜と思って嬉しくなりました。↑にも書いたけど、前回、大丈夫なん?的なことを書いたのは、時間的な心配もあったけど、無邪気に言葉を発信してこられる監督さんだな〜という思いから、という所も大きかったの。偉い方にこんなん言って失礼だけど。辺境個人ブログでも大変気を使っている(つもりな)ところを、お金を払って映画館に足を運ぶお客さんがたっくさん見るブログで、こういうのエェんや〜という感慨が強かったというか。(その時も率直な方なんかな?と思ったけど、映画雑誌を読むまでははっきりは分からなかったから)。




 でも、映画雑誌を読んで、率直な方なんだと、この方の言葉は真実味があるのだと、確信させて頂きましたし。監督さんのブログを読んでいて、ラストの天候を司るチーフ助監督さんのお話とか、すごく可笑しくて、うわ〜この人好き、と思いました。(中高年が何をブキミなことを)。「芝居がかった弱気を見せる」のあたりとか、テンポがあって、とぼけた文章が愉快で、情景がパッと浮かんできて。さすが、やり手の作り手。かなり凹んでいた時なのに、笑っちゃったわ。って皆様に散々心配をかけておきながら笑っていてすみません(でもちょっと痩せてんで。もともと軽い持病であんまり食べられないから。(飲めるけど)。でももう戻ったから大丈夫)。





 ブログを続けたら、と言われた絡みで、「僕は頑張るのは現場だけでいいかな。お。今のなんかカッコイイ締めの文句っぽかったですね」なんて書かれて、最後、逆ギレ・ツッチーさんの大泣きエピソードで締めておられるセンスもイカスし。この監督さんで、大好きな原作で、良かったと、またまた思いました。





 そしてタイミングが間に合ったばかりでなく、今や素晴らしく出来上がったお侍さんが、ハナから盤石だった周りの皆様をも巻き込んで、現場で何やら素敵なケミストリーを起こされているといいな、と思います。作品を見るのが本当に楽しみ!




 こうやって、ご自分でも気付かれないうちに、あの青年は精悍でカワイイお顔をして、ぽーんぽーんと高みへ上っていくのかしら。何て素敵。健康に留意してできるだけそれを見届けなければ。




 ということで。皆様を安心させるべく、頑張っておちゃらけようとしたけれど、謹厳実直だから、まったく上手くいきませんでした(もうこのクダリ要らんわ)。でももう大丈夫です。たくさんの方にお心にかけて頂き、心から感謝しています。お騒がせしてすみませんでした。そして、一部の方のメールのお返事がまだで、このエントリーが先になってしまいましたが、今後差し上げる予定であります。皆様、本当に本当に、ありがとうございました。 




 後で関パニ見て、皆様のブログを見るのを楽しみに、今日も働こっと。