超今更関パニ最終回・絵描き歌(後)

 ≪続きです≫


 ヤスくんの次はイエローさんだったけれど、彼については後で書くこととして。



 まるちゃんもセンスの良いかただと思いますが、ウサギというお題が難しくてお気の毒でした。冒頭の「丸みを帯びたU字の水槽」部分で、皆さんが「ん?」となっている所に、「丸みのМでふたをした」と畳みかけ、謎はさらに深まって、やっぱり誰にも伝わらなかったのよね〜。(素でエムをWと書いちゃう白い方もいたし・ふふ)。



 ひょっとしたらシンプルに「大きなアルファベットのUがありました」みたいな感じで良かったかもしれませんね。まるちゃんはウェブなどを見ると、言葉の遣い手というか、文章を書くと饒舌に言葉を紡ぎだされるようだから、ちょっと語りすぎてしまうのかしら。文章以外でもとても饒舌かもしれないけど。




 そういえばお手本ソングの「イタタタタ…」で流された部分のメロディーも適切に歌っておられて(これはしぶたにさんも同様だったと思いますが)、さすが音感の良いまるちゃん、と思った記憶がございます。




 おおくらくんは、短かく編集されてた〜!何でや。ラストやぞ。でも、まるちゃんの「丸みを帯びたU字の水槽」に「何なんそれ。だって、Uが丸みを帯びてるやん、もう」とか「丸みばっかり言われたらそれしか残らんやん」とか、鋭い指摘をされて、存在感があったと思います。茫洋としているようでいて、最年少でも物おじせず、着実に発言されるところがカッコいいわ。




 しぶたに巨匠に関しては、今回、絵描き歌ってすごいものなのね〜と認識致しました。巨匠の絵描き歌で、二人もお分かりになったから。ご自身が描かれた作品では、お二人もの人に伝わるかどうか…なんて関パニ・一筆書きでの彼の手腕を思い出したりしていましたわ。ふふ。




 「耳を2つ黒く塗れ」「ちょこんとおめめも2つ描け」と、小柄なお体から繰り出される命令形がまた愛らしかったですわね(って何でもそれだ)。お手本ソングにノッている時も、ぜんまい仕掛けのおもちゃみたいに何かおかしくてキュートでした。




 話が前後するけど、ヤスくんの「カタツモリ」で「何のツモリ?『カタツモリ』!」とか、これまたヤスくんの「ぼくもゾウやけど違うゾウやなこれ」に「誰が上手いこと言えゆうた!『地蔵』!」とか、生き生きとツッコミを入れておられる様子も愉快で素敵でした。普段からすごく面白いかただと思うけど、関パニのしぶたにさんは格別だったわ〜。




 しんごさんは、よこやまくん同様、ゾウの鼻をはしごと表現した発想力がすばらしく、黒「いや〜出来た!」青「すげぇ」緑「すげぇ」黄「すげぇ」と皆様が大絶賛の出来でしたわね。黒「俺おまえのことすごい思たことないけど、これ思たわ」赤「ハシゴという例えは革命やぞ、おまえ」と素直に褒める人達も素敵なら、「ハハハハッ」とお腹から笑い声を上げて快活に「おっマジで?」とか言っているしんごさんも魅力的で、本当にえぇ子達やな〜と思いました。




 そして、しんごさんの歌がかなりオリジナルメロディーに忠実でビビったわ。ちょっと錦戸亮バリだったかも。ずっと前、ほんじゃに家電の回で、自分で歌う音が出てくるトランペット、みたいなのを奏された時は、もっと荒削りだったと思うのだけど。イエローさんなんか、しゃがみこんで爆笑されていて、生まれつき音感の良い人はああいうのが可笑しくてしょうがないのね、と思った記憶があるのよ〜。しんごさんはキーボードを練習されたりするうち、ぐんと進歩されたのかしら。すごいな。人は努力次第で良い方に変わっていくのね。たとえ歌う声と話す声が同じでも、それはすばらしいことだわ (って褒めとんのか)。




 さて、最後にイエローさんですけれども。イエローさんも、ワンパクな歌い方をしても(これがまたカワイイ)、やっぱりきっちり音が取れてしまうのが、さすが!でありました。ラストの(ハ長調だと)ラッドッラシッド〜部分(特に出だしのラ)とかの刻みが正確だわ〜。プロの歌手にそんなん言って失礼で申し訳ないけど。それから「三日月の上に渦巻きだ」部分とかね、下の音に下がる時に、引きずるようにしないですっと素直に下がるのが好きなのよ〜。イカス癖声だから良いのかもしれませんが、ああいう早口巻き舌で時にアニキとか呼ばれちゃうような人が素直な歌い方をされるのが、とてもツボ!なのであります。(だから、ロマネスク大サビソロの「始まるのさ〜」も毎回聞きたいから、ぜひ毎回ご自分で歌って頂きたいわ〜)。





 さらに、お題がシンプルだったせいもあり、基本ラララ押しだったのもカワイイ!ラ行音の発音がまたいちいちカワイイから、すごくカワイイ(基本カワイイ押し!いつものことか)。カタツムリの絵も上手というか、センスのある人の描く絵は線からして違うというか、線に迷いがないって、お宝鑑定で言われていたかしら。




 さすが「ヤンマー」ということで、ヤスくんの絵はイエローさんのと良く似ていたけど。ヤスくんの解答が、普通そういう間違えはそうそう出来ないのでは?と思われる「カタツモリ」で。キレるのも忘れ「これ不正解になんの?」と素で笑っちゃいながらおっしゃっていたのは多分イエローさんだったと思うのだけど、それも超カワイかったです(はいはい)。




 ということで、短い間でしたが、お絵描きとか、ゲームとか、クイズとかが、エイトの皆様だけで伸び伸びと繰り広げられるという、楽屋のイエローさんを少々のぞいた気になれる楽しい番組が見られて幸せでした。




 ジャージのユニフォームも、不思議な工夫をされた装束よりは、彼の素の良さがよく分かって良かったし、無帽無眼鏡で、甘くて精悍なお顔立ちが見やすかったのも何よりでしたね。




 そして、イエローさんだけでなく、他の方々のこともますます愛しく思えた番組でしたわ。えぇ。いつの日かまたああいう感じのを見せて頂けると良いのだけど。なんて思いつつ、この辺で失礼させて頂くことと致します〜。うわ〜長くてほんとごめん〜。