超今更ドラマのこと

 すばやいお友達がドラマ確定メールをくれたとき、次のような思いが瞬時に頭を駆け巡ったのでした。




『おードラマドラマ!23時ということは視聴率はそんなに行かなくていいのかな。製作される方々も、より伸びやかに行ける枠なのかな。しか〜し実績もあって、ファンにとってはスーパー・スペッシャルな青年の連続ドラマ初主演が23時なのか、ほ〜ん、世の中そんなものか。




 でも金曜ということはその時間だと映画とかカブラなくていいのよね、きっと。23時のも豪華俳優陣が脇を固めておられるみたいだし、いいかも。今を時めくあの方達でもゴールデンタイムのドラマの視聴率で苦戦されるケースも多いし〜。




考えて見れば、エイトのデビュー時も、ぷりん上映形態も、鳴り物入りでババ〜ン!みたいな感じではなかったけど、フタを開けてみれば、大きな結果を残したし。こういう堅実な感じがいいのかも。




 そしてそれはひょっとして「トリック」とか「スシ王子」とかの枠なのかな、そういう路線好きなんだけど、「犬を飼うということ」はそういうのではないみたいね。犬と子供とイエローさんというのはprettiestな組み合わせだけど、何となく題名も設定も少々印象が淡いというか、ぱっと見、も一つピンとこないような感じというか、なんというか。



 でも、1リットルの時もラスフレの時も、最初はどんなもんだろう…、と思っていたのが、始まってみたら大評判となったし(ラスフレについては謎も多かったけど)。




 リアルで普通で堅実な設定、いいかも。DV男でも、うろんな鑑識官でも、パティシエ侍でも、何でもイケるけど、「人目を引く華やかな外見でありながら、何でもない人物の何でもない営みがとてもハマる」人だから…。』




 こんな風にグルグル考えたのが第一報を聞いた2月21日のことでした。




 そしてもうすぐドラマが始まる今、3月の後の4月の今は、地に足のついたお話であることの廻りあわせに感謝したい気持ちでいます。小さな命・一匹の犬との出会いをきっかけとした家族の再生のドラマ、というのが、小さくてかわいらしい雰囲気だけど、すごく重みのあるものに感じられて、心底期待しています。


 


 ということで。次回書けたら、もう少し以前のような怪しいトーンでいかせて頂こうかなと思っています(既に怪しいかもしれないけど)。




 ちなみに「人目を引く〜」のところは、ぷりんの時のぴあ(去年の7月29日発行)の記事の抜粋でね、お気に入りのフレーズなのであります〜。