犬を飼うということ・4

 二日酔い全開で書いているので、勘違いが通常以上に多いかも。すみません〜。






 4回目も息をのんで見ました。(息をのむといえば、マサルくんがママにビンタされるシーン、スカイもはっと息をのんだように見えたけど。ダイヤちゃん、女優デビュー作なのにすごいわ〜)




 …本題に戻りまして。ひょっとして最近の小学生の間では、本当にああいうオソロシイ世界が展開されているのかしら。ドラマ的誇張だといいのだけれど。




 レアカード巻き上げの命令を出す子、マサルくんを中心とした実行する子達、カードを奪われる子が、皆それぞれリアルに見えて、なかなかシンドイ気持ちでしたわ。




 命令する子の、ジャイアン的体格ではないけど逆らえない力を持っていそうなワルイ感じとか、被害者の、ママには言えず弱者を攻撃する鬱屈した感じとか、上手だわ〜。




 しかし、おそらく最初は悪い事と知りつつ、割と面白がっていた風なマサルくんが。




 夢の箱着服事件で勇次パパが土下座するような、貧しいながらもまっすぐな本郷家の子だし、眞子ちゃんに目撃され、ママに発見される前からマズイなという思いはあったのだろうけど。体を張って働く父ちゃんのカード返せの言葉も、重みがあったのか。獣医さんの言葉にも思うところがあったのか。




 今回、小さい者たちを、妹を、スカイを守るために、カードを返して、グループを抜ける、と言うあたり、泣けたわ〜。男前なマサルくんの姿に、シンドイ心持が、癒されました。





 そして父ちゃんが大切な日当で買ってくれた精一杯のカードを、当初「弱いよ」なんて放り投げたりしていたけれど、池に落とされそうになると「それはダメだ!」と懸命に守ろうとするのも胸を打ったし。




 (しかし、勇次パパ、カワイイことされるわね。カードがあんまりレアでない所もいとしい。お店の人に聞いて、マサル喜ぶかな〜なんて選んだのね)。




 さらに、乾かした父ちゃんカードをマサルくんが抱いて寝たというのもso sweet!




 (時に、池にジャブジャブ入ってカードを拾う勇次パパ、男前でしたね!「物を粗末にすんな!」とボーイズに一喝するのがまた、若くてスリムなのに何やら威厳のあるお人だから、とてもカッコよかったです)。




 いや〜貧乏は自分のせい、自分のせいで仕方なく二人が結婚したと思い込んでいたマサルくんが、「父ちゃんは母ちゃんのことが大好きだから結婚したんだ」とはっきり言われて良かったわ。




 パパは少し弱いから状況に流されてしまった、というのではないのね。音楽への未練があるのも本当だし、楽でない暮らしにクサることもあるようだけど、バーでも言うてはったみたいに、幸ママ大好きで結婚できて嬉しかったのよね。5年ローンで頑張ってお財布買ったりして。プラス1人にも無邪気に喜んでいらしたものね〜。素敵。






 さてさて、ガールズの世界でも、ドレスコードて…みたいな展開でしたわね。しかし、ここでも眞子ちゃんの健気さに救われたのであります。良いお洋服は持っていないから一番好きなお洋服にした、なんて言って、真冬の赤いコートを着込んだまま、タクマくんに遭遇して、自分も足に傷をこさえながらスカイを獣医さんに診せに行くいじらしさ。




 しっかりとスカイのお母さん役を遂行し続けて、「すぐここに連れてきたのは正しいぞ」と誉められてにっこりうなずく愛らしさ。さすがお母さんだけに、強いというか、お金はあるけど犬を飼えなくて理不尽にいじめてくる子に対しても、毅然としているし。自分を弁護したり、チクッたりしないのね。良い子だわ〜。




 一方、今回、大人の世界に関しては、えっリストラあれでおさまったの、リストに結構たくさんお名前あった気がすんねんけど、とか、ちょっと面白い風貌の方が花壇を荒らすクダリはちとアザトいのでは、とか、チラッと感じたのだけれど、ドラマ上の都合なのかしら〜んとも思いました。




 うん。会社のことをほとんど家では言わない勇次パパが、仲間を救ったヒーローだと家族に知れて良かったし。花壇荒らしの人を投げ飛ばす勇次パパは頼もしくてカッコ良かったし。馬乗りになって(「言わないで〜。自治会長には」)「言うよ」の言い方もナイスでしたしね。




 しかし、本物の飼い主さんが現れて、次週どうなってしまうのでしょう。いつまでもお綺麗で、ハイソ系お召し物もお似合いな三浦さんはスカイのリアル飼い主にぴったりだけど、何か事情もおありみたいだし。スカイが初回、倉庫というか資材置き場みたいな所に繋がれていたのは何故なのかな。




 …なんてまた、作り手の思うツボにはまっているあたくしであります。ふふ。




 さて、今回印象に残った勇次パパのシーンですが。



 まず眩しいお風呂仕様の泣きについて書かないと体に悪いのですけれど、眩しいお風呂仕様分野については皆様がめっちゃ素敵に書いておられると思うので。




 肩!腕!腕筋!腹筋!腹筋!ウエスト!を3万回くらい叫ぶ…みたいなことだけ書いておこうかと(←じゅうぶんヘンタイさんやで)。




 いや〜ちょいと前までは勇次パパもマサルくんみたいな愛くるしいシルエットだったと思うのよ。それがあんな、破壊力に満ちたお兄さんになっちゃって、ねぇ。不思議というか、もう生命の神秘を感じますです。はい。このところアゴ首ライン等と共に肩腕あたりも、より頼もしくなられたかしら。素敵〜。




 そしてね、泣き前後のシーンについては、予告でハードルが上がっていたけれど、やっぱり、相変わらず、期待を上回るすばらしさ!と思いました。




 差し向かいのお風呂で、「どうしたマサル」なんて言って、マサルくんのお顔を探るようにじっと見据えて「おぃ?」というのもリアルだったし。しかしなんとキレイな瞳なのでしょう。きゃ〜!!吸い込まれそうさ〜(←どうした)。




 そしてビンタ前の表情がすごく良かったです。衝撃に一瞬表情が抜け落ちたみたいな。というか、まさに「俺ができちゃったから、父ちゃんも母ちゃんと仕方なく結婚したんだろう?」と言われた時の表情、ですわね。



 そのあたり全編すばらしかったけど、あたくしが最も好きだったのは「家が貧乏なのは、悔しいけどさ、これが父ちゃんの実力だよ、オレの問題だよ」のセリフ回し&表情です。特に、悔しいけどさ、これが父ちゃんの実力だよ、が好きだったな。一瞬自嘲スマイルみたいなのが入った気がして。




 悔しさ、切なさ、情けなさ、ちょっとの自嘲、憤り、みたいな色々な気持ちが瞬時に見え隠れするみたいで、すごいな〜と思いました。オレの問題だよ、とキラキラ涙の哀しい瞳で見上げるのも切なかったな〜。




 その後の「二度とそんなこと言うな。考えんな」も、はっと胸をつく感じでした。



 本当に泣いているから、涙声は胸に迫るし、唇はわななき、大きな瞳にリアルに涙があふれて、はっとするほど美しい錦戸亮の泣きシーンについては書き出すと、すごく長くなるから(もう結構長い)、前ラスフレの時にhttp://d.hatena.ne.jp/sucsuc/20080614とその次の回に書いたのを、よろしければ奇特な方のみご覧になったりしてね。



その他のシーンでは、ママがビンタした時の「ビンタやめようぜ」のセリフ回しが、ものすごく自然で印象に残りました。




その後の口論で「質問は質問で返すな!」なんて幸ママに叫ばれて「もう寝る!」と言う暗い目も素敵。




 今回はアコースティックギターを弾いてくれて、正確かつ切ない音色で、すごくカッコよくてありがたかったし。(しかし幸ママが呼ばれたわりには、意外とシャンとしていて良かったわ、たしかにほろ酔いのあんなん、置いといたらすぐ誰かにとられるかもしれないから要・お迎えね。ガっと幸ママの腕をつかんだりしてちょっといちゃつくのとか、酔った演技も良い感じだったわ〜)。




 ヒクツ弁当を開けて、ヒクツになんかなってね〜よとか叫ぶのもナイスだったな。ギタープレイとか、ビンタで叱責とか、頼もしく人を投げ飛ばしたりとかもカッコ良いけど。





 工事現場で作業着・ヘルメットで頑張って働いて、愛妻弁当をばくばくほおばる姿も、池ジャブカード拾いもカッコ良いし、今までも、幸ママに言われて何とかマサルくんを叱るのとか、懸命な土下座とかもね、まっすぐな勇次パパはずっとすごくカッコ良かったよ、と思ったあたくしでした。





あ〜あ、長くてほんとごめん。さ〜て、今日はようやくお試しかっの1週目ですわね。楽しみ〜!