犬を飼うということ・5

 今日は二日酔いではないけど、ちょっと風邪引きまして(たいしたことはないのよ)、変だったらそのせいだと思っといてね(←言い訳がましい)。




 さて、犬を飼うということ・5回も夢中で見たのですけれど。




 ドラマも後半ということで。冒頭、時には日の高いうちに帰れるようになった勇次パパが、お風呂場で子供たちとスカイの体を洗うシーンなどでは、ほとんど素か?みたいにキラキラと楽しげな彼らを見るにつけ、キュートな本郷家の皆様とも、もうすぐお別れなのね〜、なんて哀しい思いがこみ上げて参りまして。




 さらにドラマが終われば勇次パパはまたぎゃ〜んと日焼けして、面白い髪にしてくれちゃうのね、この完璧ビジュアルの日々にも終止符が打たれるのねきっとそうなのね(泣)なんて思ったりして(←ちょっと話ソレたで、朔さん)。




 ストーリー的にもですね。




 ラスト散歩の4人の笑顔の明るさに、かえって、もうスカイは行ってしまうんだ、という切なさがつのったり。スカイを抱き上げた勇次パパの笑顔がふと曇るのも哀しかったり。




 スカイが去るシーンでは、(マサルくんの涙顔も良かったけど)、「だってスカイ、嬉しそうだもん」と、スカイを下さいとお願いせずに何とか踏ん張って、それでもやはり懸命に車の後を追わずにはいられない、いじらし過ぎる眞子ちゃんの泣顔にヤラレたり。





 そしてそんな辛い思いで何とか別れたスカイが意外にもすぐ帰ってきて、大喜びの後に、これから一家が受け止めなければいけない試練を考えるとやるせない気持ちになったり。





 もう何かと切なかったですねぇ。でも犬を飼うということには、小さな命とのお別れは避けて通れないことなのでしょうし、健気な眞子ちゃん達がしっかりこれを乗り越えて、一家が再生していくなら、あたくしも残りの回を大切に見届けたいと思います。




 限られた命の日々をどう過ごすかというのは、重く厳しい問題ですね。にぃにの時のことを思い出します。




 可能性が1%でもあるなら手術をしたりして治療を続けるのか、それとも、確実に命の終結に近づくけれどベッドに縛り付けず限られた時を「生きて」もらうのか。窪田さんの奥様のお話ともリンクしているのでしょうねぇ。





 なんか、ちゃんと作られたお話で本当に良かったわ…なんて素人がちょっと上から言ってごめんなさいね。




 いや〜、過去、あの伏線、放りっぱなしなの?みたいなドラマもあったし(これは、にしやんの演技があまりに大評判になって急遽色々変わったからかもしれないけど)、ハナからお話自体が少々ナゾな上に、おっそこアニメなんだ、みたいなのもあったものですから。(お好きな方、ごめんなさいね。それぞれに楽しませてもらったのよ。ブログにも一生懸命書いたし)。今回のような丁寧で真っ当なドラマが実にありがたいのであります。




 ちゃんとした、といえば。初回、倉庫というか資材置き場みたいなところにスカイが繋がれていた気がする、とか、前に書いちゃったんだけど。




 あれは迷子のスカイが飼い主を探して倉庫みたいなところに入りこんで何かに引っかかっちゃって、グイッと引っ張ってカラーが取れた、というシーンでしたのね。通常ワンちゃんはカラーをしているはずだし。そのへんもちゃんとしていたのね。やだわ、あたくしったら、ちゃんと見とけって話ですわね。




 そしてリアル飼い主さんがスカイを探すのが少し遅い気がしたのも、地域限定ローラー作戦型で、ついに、あのスーパーが対象地域に回ってきたということなのかな(←どうも言い方が変人だな)。病弱なぼくちゃんをあまり1人にはできなくて、まとまった時間が取りにくかったのかもしれないしね(細かいところ気にしてごめん)。




 さて、お話を戻しまして。




 手術するか否か、みたいなことを先ほど書きましたが、(ごめんなさい、超今更だけど、このあたり次週のネタバレご注意!)












 本郷家の場合、どうも手術を選択する余地はなさそうというか、テレビ誌が色々教えてくれちゃうことによれば、次週いよいよ本郷家の収入源が断たれるみたいではないですか。どうする本郷ズ。それでどうやって再生していくの?これからどうなってしまうの?




 なんて言いながら。




 すっかり作り手リスペクト!なあたくしは、ドラマ終盤に向け、きっと切ないながらもリアリティがあって、暖かくて後味も爽やかなラストを決めてくれるのだろうと、すごく楽しみにしているのよ〜。




 さて、今回印象に残った勇次パパのシーンですが。




 ベランダでスカイを乾かすキッズを携帯の動画におさめる勇次パパの笑顔なんか、良うございましたね。まさに優しい父親そのものの笑顔ってやつですわ。うちでも昔、旧式の大きめなホームビデオで娘達を一生懸命撮ったのを思い出しました。運動会とかの行事も、なぜこれを撮る?みたいな何でもない日のシーンとかも色々。懐かしいわ。




 そういえば、3人+スカイのお風呂のシーンでは、ほっそいウエストが見えないと、なかなか逞しい父ちゃんに見えるわ〜なんて思いました。肩のあたりとかね(じろじろ見るのよしなさい)。ツルツルのお肌はまさにお風呂シーン向き。湯船の中でも全員ほぼ素か?(またこれか)みたいな楽しげな様子が素敵でした。




 それから、また細かいけど、ラストお散歩で獣医さんを訪れてお手紙を渡されるあたり、スカイが眞子ちゃんをぺろぺろ舐めるのを見ている勇次パパの表情も切なくて良かったです。非ホクロサイドの眉だけがわずかに上がる、あれぞ片眉上げ。皆さん、おできになる?(←また言うとる)。あたくしは、どうしても両眉が連動して動いちゃうのよ(←分かった分かった)。





 そして、眞子ちゃんを連れて飼い主さん宅を見に行ったのを幸ママに叱られて、「俺だよ。俺がスカイに会いたかったんだ。俺が会いたかったんだよ」というあたりもすごく好きでした。




 勇次パパのあのアングルの涙目は宇宙一美しいと思いますし。そんな自分の気持ちに気付いたというか、ちょっと自分に言いきかせるみたいに、うん、うんって時々うなずくのも良いし。俺が会いたかったんだよ、でまた、小さく笑みが入るのもナイス。(いっつもこんなこと言っているな。でも本当に良いんだもの)。




 しかし、勇次パパは、スカイがいない寂しさで、飲んじゃってバーでお友達に当たったり、ギターに当たって弦切れちゃったりして。





 眞子ちゃんが獣医さんの言うことを守って、必死に、スカイと二度と会わない決心でいるのに、眞子ちゃんを連れてスカイを見に行っちゃったりして、俺が会いたかったんだとか言って、わりとしょーもないというか。





 それでいて、元の飼い主さんの所に駆けつけて、飼い犬が病気だと分かったら、もう要らないってことすか!と激昂しつつ、スカイの体のことをはっきり知らされて動揺しつつ、あの子を下さってありがとうございますときっちり頭を下げて、家族だから、限られた命ごと受け入れて、試練に直面していく度量はあるという。(このあたりのシーンも最高でした。さすが錦戸亮。表情もセリフも全部すばらしすぎて筆舌に尽くしがたいから、もう、見て!みたいな)。





 とても正直で人間的で、だけど、やる時はやる勇次パパは、どこか危うげで、でも頼もしくて、妙に魅力的ですわね。ずっと目が離せない感じというか。





 それってちょっと錦戸亮さんにも似ているかしら。何でもパーフェクトにできちゃうスーパーマンでありながら、そんなところがおありよね。やけに正直で人間的で、なんかちょっとハラハラする感じで、でも、決める時はビシッと決めて…そんなこんなが魅力的で目が離せなくて、何年もファンをしているのかしらね〜なんて思ったりもする今日この頃であります。ふふ(なに笑とんねん)。




 次回も楽しみ〜。再び名残惜しいわ〜的な事を繰り返しちゃうと、「はいスカイ、首輪付けようね〜」なんてキュートに言っている勇次パパが、「もうちょっとヘタクソ貸して」と幸ママに否応なしに首輪を取り上げられたりする、本郷家の微笑ましいシーンを見られるのも、あと数回ですし(哀)。




 「スかい」なんていう幼い文字にまんまとやられたりしながら、残りの回をガッツリ味わいたいと思います。