(亮ちゃん)全開ガール 4話

 いや〜4話も草太さんが、カワイくて、いじらしくて、素敵すぎて、気付けば、草太さんの言葉やお顔ばっかり頭の中グルグルしているあたくしであります。これってひょっとして「恋わざわい」ってやつ?(←うんにゃ、ただのヲタク・シンドロームよ)。



 しっかし、冒頭から、すごくいたたまれない状況下で、懸命にお料理を拾う草太さんが、カワイそカワイかったですね〜。ちょっとあなた、ご自分は雨の中、お弁当を拾ってもらって(ま、白シャツに雨は結構でしたが)、ネズミ状クマのキャラ弁をきっちり美しく再現してもらったのに、いったい何なん!拾うのを手伝いもしないで、高い所からシドイ言葉を浴びせちゃって!お相手がいるってハッキリ伝えるのも良いけど、あんなツライ状況下で言うことないやん!!とかプンスカしているあたくしって、素直で良いドラマ鑑賞者でございましょう?(←言っとけ)。




 でも、そういう若葉さんの表情は、わりとお辛そうだったのですわね。背後に新堂さんを置いての公園でも。ポツンと残ったグリンピースを拾ってきて、こんなもの、と三角コーナーに捨てるところでも。揺れる心を振り切ろうとされているみたいで。




 「私のせいで…」と焦ってビー太郎を探す若葉さんも、ビー太郎を発見して、ダンゴ虫をもらう若葉さんも、カワイかったし。橋の上で「こんなにむかついて。何でこんなに腹が立つかも分からない。あいつの言葉や顔ばっかり頭ん中グルグルグルグル…」とか言って、実際、立派な恋わざわい状態なのを露呈しちゃうのもキュート!と思いましたわ。う〜わ、ビー太郎相手に、草太さんが好きって言ってもうてるや〜ん!みたいな。恋とか、彼女には不慣れな世界だから、ご自分でも混乱されているのね〜、みたいな。




 てな具合に。おチビ若葉ファンのあたくしは(今週は彼女が見られなくて残念)、あのおチビの表情が見え隠れする大人若葉さんに、今週も肩入れしがちであります。



 特に今回は、チッス・パンチ等肉体的ロウゼキで振り回すのでなくて、はっきりと草太さんに良い影響を及ぼしてくれて、良かったな〜とも思いましたわ。




 草太さんは、かつて、フレンチの道から逃げた人やってんな〜。本当に、ビー太郎のことを言い訳にして、みたいな。ハナからビー太郎との小さな足元の幸せを選びとったものと思い込んでいましたわ〜。




 ちょっとまた脱線しますが、今までのドラマで、回避できない理由があっての挫折系に慣れていたというかさ。たとえば、セスナを飛ばすには支障ないけど旅客機は不可、みたいな目の奥の傷があって、止む無くパイロットへの夢を断念せざるを得なかった、的なやつ。だから、今回の、自分の才能に限界を感じて悩んで…みたいなのは新鮮でした。すぐ他のドラマに引きつけて考えがちなあたくしったらアサハカさんだけど。




 初回感想に、草太さんは現実の世ではあり得ないくらい懐が深くて、ある意味人を超えたスーパーマンみたいと書いたのですが、草太さんも、ちゃんと(?)人間的な青年だったのね〜。地位やお金や名誉のことだけでなく、自分は逃げたという思いもあるから、夢に邁進する「あの人は俺とは目指す世界が違うから。うん、違うんだ」の表情があんな感じになっていたのかな。




 そんな草太さんが、若葉さんを見て勇気を得て、もう一度フレンチのトライアルへのチャレンジを決意したってすばらしい!「夢のない親を見て子供が夢を持つはずがない」という若葉さんの言葉や、「夢はとくにない、お金もかかるし」というビー太郎の言葉などで色々考えたのでしょうか。逃げずに頑張って証明してみせる、ダンゴ虫だって戦うときは戦うって、と、優しい声ながらきっぱり言う草太さん、素敵でしたわね〜。




 前回3話の感想でも、あの一見弱腰のダンゴ虫は、案外、通常から丸まるだけではないのでは?的なことを書きましたが。今回は自分でも意識的に戦おうとするのですね。




 結局トライアルは受けなかった草太さん。でも今度は逃げたんじゃないものね。戦おうと決意した上で、ビー太郎失踪という不測の事態に際して、今の自分にとって一番大切なものに気付いたのですものね。それは、地位や名誉やお金じゃなくてビー太郎と共にいる、小さな足元の幸せだと。結果的に見た所は何も変わらないようでいて、改めてそれに気付けたって大きな違いがあると思います。




 しかしビー太郎が何とも言えずキュートなおチビさんで良かったわ〜。おかげでストーリーの説得力も増すというものですわね。血のつながりはなかろうとも、困難はあろうとも、あたくしも彼なら育てたいもの。




 ふにゃっと人懐っこい笑顔も、ぺたぺたくっついてくる華奢な体も、ちょっとイチビリな感じも、村上しんごさんバリにあっという間に女性のファーストネームを呼び捨てにするところも、すごくカワイイ!(そういえば草太さんも、ファーストネームにさん付けで、その点では錦戸氏より先へ行っているかも。ふふ)。




 さて、ラスト、その足元の小さな幸せに混ざりたいと手を上げたそよ子さん。予告によるとムゲにもできない感じの草太さんですが、次回いったいどうなるのやら。楽しみ〜!!




 というところで、また今週の草太さんを書いて退散します〜。




 最初に、橋の上の父子の抱擁と、(来週の予告だけど)草太さんのお姫様抱っこのことを書こうかな。双方とも、なんかとっても印象に残りましたの。




 まず橋の上の草ビー抱擁シーン、あれ良かったですね〜。「あっおとう〜!」と嬉しげに駆け寄る小さな体を、膝をついて笑顔で受け止めて、「あぁっ」とギュッと抱きしめて。あの時の草太さんの笑顔がもう素敵すぎて息止まる。優しい、カワイイ、愛おしい。




 若葉さん目線で映った、うつむいてヒシと抱き合う二人も、すんごく可愛いかったですね!!下を向いているだけでも何やら胸を打つ錦戸くんですのに、さらに、ちっこい可愛いものがくっついて、それをギュッとしているなんて、可愛すぎて、もうあのまま二人、風呂敷に包んで持って帰りたいっ!みたいな(アカ〜ン。包めないし)。さらに、ギュッとしている草太さんの腕は逞しくてイカスときている。その上、髪もキュートだ!あれでは若葉さんも惚れっちまうわね〜。えぇ。




 もう一つの、予告のお姫様抱っこシーンは、わりと健康的な、あんまりご自分と大きさの変わらない美人さんを(でもちゃんと草太さんの方が背丈は大きいけど)軽々と持ち上げちゃって、カッコいい〜と思いました。ガリマッチョさんは案外力持ちなのですわよね。




 それにしても、気を失った若葉さんがすっかり体を預けているドキドキのシチュエーションで、お姫様抱っこのまま伏目がちに歩く草太さん、やたら色っぽかったな〜。なんて、ここでも、うつむくのとか、伏目とか「錦戸下向いただけで胸打つパワー」にやられたあたくしでした。これは何やろ、あの大きなうるうる垂れ目を閉じた状態ですら瞳が物を言う、みたいな感じかしら。ま、言うたら、秀麗な顎鼻ラインも引き締まった口元も、案外ガッチリしたタンクトップ姿の首・肩・腕とかも、みんな物を言いまくりだけどね。きゃ〜きゃ〜!!






 と、ひとしきり騒いで落ち着いたところで、あとは軽めに〜(の予定)。



 冒頭、ほおに泥をつけて、ひょこひょこお料理を拾う草太さんがカワイそカワイイ〜。ってさっきも書きましたわね。若葉さんに、「そんなもの、結構です」なんて言われてビックリして目を見開くのも愛らしく。その上、新堂先生と付き合う、新堂先生は高い志と夢を持って一緒に歩いていける人だから、新堂先生に誤解を招くようなことは二度としないで、なんてキビシク言われて、涙目で「すいません、よけいなことでしたね」なんて、小さく笑ったりして、「お邪魔しました」とキュートな足首ですごすご帰っていく草太さん、なんてヨワ可哀想なんでしょう。あの弱々の草太さんを、時にオラオラ風味の硬骨漢(だと噂に聞く人)が最高に見事に演じておられてさすがであります。




 心配して待っていてくれて良かった、なんて今回イクメントリオの存在がありがたく感じられましたが。「だいじょぶだった?草ちゃん」に「へっ?!」なんて激カワなリアクションをし、お料理、「落としちゃったんす、俺が〜」なんて情けなさそうに言い。ヤイノヤイノ構うトリオに可愛く応じていた草太さんでしたが。「まさか、本気で惚れた?」に「違いますっ!!」と珍しく声を荒らげて、自分でもびっくりして「あっすいません」とプリチーに笑ってお顔ポリポリ掻いたりするのもナイスでした〜。




 ためいきばっかりの草太さんも、アンニュイなお顔が素敵でした〜。まだ焼けているけど(まだ言うか)お肌ツルツル〜。お顔だけでなくて顎首のお肌もツルツル〜それってポイント高いわ〜。




 子供の夢のことを皆で話している保育園のシーンは。小鳩は、第二の愛ちゃんを目指す、サーっとか言っている良々さんに、「それもずいぶん大きな夢ですね」と言うコメディ感も、良いサジ加減でした。




 それから、若葉さんの「夢のない親を見て子供が夢を持つはずがない」発言にカワイくハッとする草太さんの表情も、続くレシピノートおさらいシーンの真摯な表情も。やりたいことはない、お金もかかるしと言うビー太郎を切なげに見る表情も、ビー太郎を寝かせる長マツゲのうつむき憂い顔も、シェフナイフを手に取って若葉ビーの言葉を反復する物思わしげな表情も、全部ぜ〜んぶ素敵でした。表情もさすがだし、端麗な男前ドアップをありがとう!みたいな。ホクロサイドからの斜め顔最強!(おまけに反対側も素敵〜)。褐色の肌に白系Vネックもナイス!




 このようにビジュアルが最強なせいでしょうか、通常前髪を自然に流すのが一番好きだけど、レストランシーンで前髪上げでシェフ帽なのも、キリっと男らしくて良いわね〜なんて思いました。(ビー太郎を探す時、風でオールバックになっている時もそう思ったりして)。レストランでは、他の方に指示したり、てきぱきデキル感じでお仕事して、通常よりはひょこひょこせずに、ちょっとプロっぽく話す草太さんが素敵だったわ〜。一礼して厨房に戻る時も、動きが草太さんじゃなくて、歩き方もちょっと、のし歩く感じが錦戸くんっぽくて、目つきも精悍で男前でした。




 もちろん、草太さんの可憐な動きも大好きだけどね。錦戸くんもわりと時々、ペンギンさんの手みたいに、指をそろえた腕を体側につけてひょこひょこ動く、カワイイ生き物な気もするから、草太さんは本当にぴったりの役で素晴らしい、とも思うのよ〜。




 お〜もうご飯を作らねば。途中でだらだらするから、この、ていたらく。ということであと3つだけ走り書いて去ります〜。尻切れトンボでごめんね(←昭和な言い方)。





 子供を理由に逃げるなんてズルイ話です、と言われた時の「あなたに…あなたに何が分かるんすか」の瞳、最高。




 俺のせい?お前のせいな訳ないだろ、バカ言ってないで寝ろ、とか言いつつ、橋の上、屈託ありげなオンブ父子が切なカワイイ。あのまま二人ふろし…(包むな〜)。



 あと、いなくなったビー太郎を走り回って探す、ほとんど泣いている草太さんがいとおしい〜。水辺とか心配すぎる。私も泣きたくなった〜。以上です。来週は草太さんの、どんな表情が見られるでしょうか。楽しみ!ほなね〜。