全開ガール 5話

 冒頭、動揺してミス連発の若葉さんに、佐藤二朗さんがウェンディー!! 何ぼーっとしてんだ、白昼夢か〜?! とか、わめいているクダリ。「白昼夢というのはね、別名daydreamとも呼ばれるんだよ本当はね、だけどちっちゃいから自分のことさっちゃん…」とかゴニョゴニョ言っちゃって、まったく佐藤さんたら訳分かんなくて可笑しいんだから、なんて笑っていたあたくしですが。




 その後、佐藤さんと草太さんとの絡みシーンでは、一転、にゃんだと〜出前の男って呼ぶな(ハイっていう草太さんのお返事はキュートだったけど)、ケータリングサービスのハンサムボーイとお呼び〜、油っぽい手とか言うな〜、すらっと美しい指のきれいな手だけれどお料理の関係で多少油分が付着しているかもしれない手、と言いなさい〜、そして、たかだか一脚30万のイス、草太しゃんの指紋がついたらありがたいと思いなさい〜!! なんてプンスカしたりして、今日も元気に変人なあたくしです。




 新堂先生はあえてお料理を会議室まで運ばせたのか、育ちの良い人だからそんな他意はないのかは存じませんが。あれでは、プリチー草太さんが「やっぱり世界が違うんだ〜」とかまたまた痛感しちゃうじゃないの。ねぇ。



 
 グローバルにビッグマネーを動かす弁護士さんの世界をまのあたりにして息をのむ草太さんはカワイかったけど。若葉さんのお相手の新堂先生は交渉の中心だったし、若葉さんもきらびやかな世界の一員としてテキパキ活躍していたしねぇ。そんな新堂先生も若葉さんもいる前で、佐藤さんに、汁をこぼすなとか、あんなん言われちゃう草太さんが、切な可哀想でした。若葉さんはそんな草太さんを気遣わしげに見ていたようですが。




 すいません、とテーブル拭き拭き、そそくさとお料理を置いて会議室を出た草太さんは、下まで送ると言うそよ子さんのお顔も見ずに「ここで大丈夫です」なんて珍しく強めに言って、大股で(mamiy様の表現拝借)ズンズン歩いちゃって、ちょっとやさぐれた様子で。エレベーターのボタンを押そうとして、ためらってエプロンで指を拭いて、それからボタンを押して、険しい瞳で一人エレベーターに乗りこむ草太さんが哀しかったです。




 そこへガっと入ってきた若葉さんたら。勘違いしないで下さい、仕事です、とか言いながら。あなたを見てると私の方位磁石が狂うんです、でも正しい方向に戻ったのに、のこのこ現れてはっきり言って目障りです、とかなんか言っちゃって。1階についても降りないで、閉まりかけた扉に「私はただ、これが何なのか、自分の気持ちを確かめたくて…」発言。あれ、控え目でキュートな草太さんでなければ「こいつ絶対俺のこと好きやんな」とか思っちゃう言動かと思われますのに…。草太さんなんか、マジであれっ降りないのかな〜?とか思っていた風で、なんかもう本当に可愛らしいお二人ですわね。




 お互いを好きなら、お二人の間の主要な障壁は、この世界の違いというか格差というか、若葉さんの夢実現のパートナーとして草太さんは不適格という点に絞られているのかな、なんてラブコメ初心者は考えましてね。(そよ子さんはどっちかというと触媒というか促進剤というか若葉さんの気持ちの試験紙みたいな感じ?なんて思うし)。




 心頭滅却貧乏もまた涼し!なんて言って、武道のようなもの(薪割りとも言う。チビ若葉ブラボー!) をしていた生い立ちを思えば、若葉さんがお金に固執するのも分かるけど。




 アスコット競馬場で持ち馬のレースを見たり、自分とこのワイナリーのワインを飲んだりはできないけど、そこまでビッグマネーでなくて、食べていけて、ささやかながら幸せに暮らしていける程度のお金に、若葉さん、負けてもらわれへんやろか。





な〜んて考えていたところ。予告によれば次回は若葉さん、ちゃんと、人生初めての告白を決意されている様子。やるや〜んと思ったら、何?ご自分の気持封引方面のやつなの?泣くほど好きなのに? どうなのどうなの?それで、これからどうなるの?なんて早く知りたくて、既に次回が待ち切れないあたくし。(この辺色々勘違いしていたら、まったくラブコメ・ビギナーは〜と笑っといてね)。






 しかも次回はついにリリカさんがくっきりはっきり登場だ!これは、ひと波乱ありそうですわね〜。リリカさんは草太さんと一応夫婦だったわけだし(きゃ〜)、何よりビー太郎のママだというのが、影響力大な感じで気になりますわよね。というか、ビー太郎の気持ちは大丈夫なのかしら? 彼が辛い思いをしないといいけど。





 というところで、今回も今週の草太さんを書いて退散致します。




 まず(先週既にほぼ書いちゃったけど)お姫様抱っこと、寝ている若葉さんへの告白と、再び可憐な唇を奪われちゃった寝顔シーンのことを、先に書こうかな。





 お姫様抱っこは、先週も書いた通り、ほぼ同サイズの美人さんを案外逞しい腕で軽々と抱いて、ドキドキのタンクトップ姿でうつむきがちに歩いて行く草太さんが、すごく色っぽくて男前でしたわね。首のあたりにぴきっとか筋が出ているのもなんか良かったな。





 草太さんは、弱腰で、体もおっきくなくて。ガタイの良い人達に囲まれて、肩をむんずとつかまれてガクガク体を揺すぶられて「首取れる首取れる!」みたいになっているのとか、引っ張られて乱れた着衣のシャツをせっせと元に戻すのとかも、可愛くてならないけれども。スリムでコンパクトな体つきながら、白Vネックやタンクトップ等からのぞく首肩腕とか案外ガッチリしていて、イカス細マッチョさんっぷりが垣間見える所も、また結構ですわよね〜。




 今回お姫様抱っこに至る経緯が分かりましたが。あの場に二人が居合わせたのはビー日向の策略によるものだったのね(今週もあのおちびさん達の演技は味がありました。目くばせするビー日向のワル顔ナイス)。しかし、不眠不休で突っ走ってフラフラなのに、おちびズに易々とのせられスイカ割りに参戦し、立てた竹刀にオデコをのせたまま電池が切れてグーグー寝ちゃうって、まったく若葉さんらしい滅茶苦茶っぷりでしたわね。





 子供達だけでなく園長にまでマジ告白を迫られる若葉さんを、ご自分も、ドキドキの、切ない、なんか泣きそうなお顔で見ていたけれども。やっさしい草太さんたら「や〜もういいじゃないですか、この辺で」と助け船を出し、下を向いたままの若葉さんをのぞきこんで。



草太「えっ?寝てる!」
園長「おほっ(笑) 寝てるな、確かに」




なんて言い合う草太さんと園長の呼吸もぴったりで愉快でした〜。



 それでね、寝ちゃってよりかかってくる若葉さんを、さっさと手馴れた風に抱っこするのでなく。「どうしましょう?」みたいに園長を見て「そのまま向こうで寝かしてやれ」と指示されて「あっはい」と自然に抱っこするのが、素朴なジェントルマン・草太さんっぽくて素敵だな〜とも思いましたわ。




 しかも、意識のない人を抱き上げるのって、相手がお姫様抱っこされる気満々でぴょんっとか飛びついてくる場合と違って、すごく力がいると思うけど。草太さんたら、若葉さんの腕を静かに肩に回して、軽くスッと抱き上げちゃって、ズンズン歩いちゃってカッコよかったです〜。草太さんがいつもひょこひょこ小動物みたいにカワイく動いているばっかりだと思ったら、大間違い!みたいな。彼が力持ちさんで良かった〜。




 次に、寝ている若葉さんに向かっての告白シーンは。元々声のソフトな草太さんが、若葉さんを起こさないように話しかけているから。最初に「大変なんだな〜強がってても」とちょっと首を傾けるようにして言うところから、もう、すごくしみじみと優しいトーンに打たれました。夕陽を受けたお顔やタンクトップ姿の陰影も良かったし。「しっかしほんと滅茶苦茶な人だよな」の笑みも素敵でしたね。



 そして、そのあとの、




「俺、そんな若葉さんのことを、もっと知りたいす。小さい頃のこととか、どんな家族で、どんな友達がいて、どんな恋をしたのか。そんな風に思うの、(フッと笑って)贅沢かな?(この辺の言い方キュート!全編キュートだけど)。贅沢だって怒られんな、きっと。けど、そうやってがむしゃらな、何でもムキになって、頑張ってる若葉さんが、俺は、うん、好きです」




のあたりは。なんとも素朴で、まっすぐで、控え目で、人のことを思いやっていて、カワイイ告白だわ〜と思いました。なんか草太さんそのもの、みたいな感じの告白というか。セリフ回しも、言葉を朴訥に紡ぐようで、じっくりと優しくて、すごく心に染みました。




 若葉さん、寝てたけど。起きてたら言えないけど。大人だから。





 しかし、草太さん、寝顔に「好きです」なんて言って、な〜に一人でハニカミスマイルしてんねん、みたいな。あ〜切なカワイイ。



 「俺は〜。…うん、好きです」と小さくうなずいて言うのが、また良いのですわね。錦戸亮ってやっぱり良いわね。




 なんかね、そんな告白シーンも、その後ご自分も眠くなってふぁ〜っとかわいくアクビするあたりも。柔らかい夕陽のせいもあるかもしれないけど、見ていたら、あたくしもほわほわぽわ〜んとしたココロモチになって、草太さんの癒しパワーってすごいなと思いました。




 
 と書いたところでふと思い出したのだけど、かつては標準語ドラマの時はあたい、そんな、ほわほわした気持ちで見ていなかったのでした。言葉でひっかかるところがないよう、祈るように見ていたというか。彼は元々標準語が破格にお上手な方だったけど、それでも、ブログで母音を弱めに!とか結構コウルサイことを書いていたのよ〜。どこへ向けて書いてんねん、と思いつつ。よくお叱りを受けなかったもんだっちゅうくらい。




 それが今では、もう標準語ド完璧な上に、さらに日々進化を続けておられる様子で、おかげで、偏屈中高年も、ほわほわぽわぽわぽわ〜んと癒されて、感無量であります。これからも、プロとしての自負を持ちつつ、デッキに座っていたあの気持ちを忘れないでいてくれたら、ますます高いところへ行ってくれそう!と、楽しみにしています。





 さて、保育園の居眠り草太さんですけれど、あれ放置禁止よね。危険よ。とられるよ。うすく開いた口も愛らしく。そよ子さんと一緒に「かわいい〜」って皆さんお叫びになったことでしょう。





 またまた可憐な唇を奪われた草太さん。今回は、若葉さんの時みたいに、髪ガっとつかまれて強引に、という感じではなくて、そっと盗まれちゃった感じですが。そんな乙女な草太さんもカワイイけど、いつか受身でなく、ご自分からチッスする日が来るのかな。草食草太さんがちょっと肉食な感じになる日が。ビー太郎に、本当に好きならガツガツ行く、みたいなことを前おっしゃっていた気がするけど。どうなのかしら。楽しみに待っとこっと。




 ということで、次にその他の印象的ポイントを書かせて頂きますが。




 冒頭、前回のおさらいを見て思い出したけど、そよ子さんにバシッと手を取られるところ、びっくりして振り返る草太さんの視線がやや下方向きで。あっそよ子さんは小さいんだな、なんて先週、改めて思ったのでしたわ。あのドラマでは草太さんは視線水平ないし上目遣いが多いから(もちろんそれもキュート!) 印象に残ったみたいで。ってか、草・そよは、背格好的にはちょうど良いわねぇ、そよ子さん、メチャクチャ華奢だし。




 そんな、そよ子さんの告白を見ていた園長・トリオがワイワイ盛り上がるのに、「違うんです違うんです。いや、お断りしたんです。今はビー太郎のことで精いっぱいなんでって」なんて言う草太さんの声色の、おとなしくて優しいことったら。まったくもう。




 浴衣姿でル佐藤を手伝うそよ子さんの、「私も草太さんのお家にお泊りしたいな〜」という大変、積極的な発言にも「いやっ困りますってそんな」なんて本当に困ったようにカワイく言っていたし。




 錦戸亮のお顔で、いつでもあくまでも優しくカワイくて、声のトーンもおとなしやかでソフトな草太さんを、そのうち見られなくなるかと思うと、寂しい限りですわね。(ちなみに錦戸氏も違った風に優しくてカワイイようだし、あの強めの発声の早口大阪弁も大好きだけどね〜)。




 うっわ、まためちゃくちゃ長くなってる、既に。あと、はしょっていきます〜。




 え〜今週も登場の笑顔のダンゴ虫草太さん、一匹強めなのがいるのよね。ふふ。




 それから、若葉さんの綺麗なドレス姿に軽く口を開けて見とれる草太さん、「やっぱり住む世界が違うんだよ」と、ちょっとだけ尖らせた口元がカワイイって皆さんお思いになった?あたいも。



 そして、告白したけど玉砕の佐間男さん。「(ビー)でも佐間男はがんばったよな」「うん、羨ましいくらいな〜」の草太さん、良い笑顔。たくさん素敵なスマイルをお持ちの青年ね。




 オフィスの1階で桜川先生と会うシーンは、輪番制のことご存知でしたか、とツブラな瞳を見開く草太さんがカワイかったけれども。まさにやり手国際弁護士と弱腰料理人に見えて、役者さん達ってすごいな〜と思いました。前は、保健婦もしているお豆腐屋さんの奥さんと、麻生くんそのものに見えたのにね。




 それと桜川先生の「お泊り会、スイカ割り、またやるのかしら」に答えた「あっスイカ、たぶんやると思いますけど」のセリフ回しがめっちゃ自然で、演技してます感ゼロで、さすが!と思いました。




 金髪の方もいたコンパでは、九条先生を土佐の幻の芋焼酎「いかんぜよ」で引き留める草太さんがナイスでした。(弾けちゃった九条先生も素敵!!) 草太さんは、結構、飲食物でその場を丸めるところがおありかしら。それがある意味弱腰草太さんの武器、みたいな? でもいいわね〜、草太さん、すぐお腹すいたでしょ、とかいっておつまみとか美味しいもの作ってくれるし、こぶ茶入れてくれるし。家に草太さんと安兵衛さんがいたら、いいわね。




 というところで今回は失礼します。あっそうだ、草太さんのことではないけど、スイカ割りミスって、小さくガッツポーズして、告白するチャボさんの僕ちゃん(で良いのかな。ふっくらしてメガネかけた子)がカワイかったんだわ。そして、告白されて頬を押さえる女の子もカワイかったです〜。それとスイカ割りで、竹刀で草太さんを打ちつけてしまっても、やっぱりsorryって言わない若葉さん、いつ言うようになるのかな〜と思いました。そこはやっぱり言わないと変よねぇ。それと、ミリオンは100万、ビリオンは10億、なんて書いてみたりして。余計なことでしたね〜。すいません〜。ほなね〜。