カラオケ得点の仕分け

 錦戸さんの「名もなき詩」良かったです!あんなに大変な曲を、あんなに軽々と歌っちゃうのね〜!と感嘆いたしました。プロとはああいうものなのね。




 皆様はカラオケであの曲を歌ったことがおありか?あたくしは数回あるけれど、眉根に皺寄せて必死こいて歌っても、毎回哀しい結果になんねん。音域が広くて、上たっかいし、メロディーもリズムも譜割も独特でムツカシいし。速いし。




 それを垂れ目さんが、あまりにさりげなく、一見容易そうに歌われるから、次やったら、ひょっとしてアタイもイケるんちゃうか?な〜んていう幻想を抱きそうになったわ。未挑戦の方、試しに一度歌ってごらんあそばせ。エライことになんで。(ちゃんと歌えた!という玄人ハダシの方には、凄いね!という中高年の称賛の言葉をあげよう←そんなん要らん)。




 ということで、垂れ目さんのことはまた後で書くとして。




 事情にウトいもので…トロイこと一つ聞いていい?テレビ欄を見た時にも「あれっ?」と思ったのですが、今回あたくしの(←違うよ)しぶたにさんが歌われなかったのは、何かご事情があったの?最後、満を持して、という感じでむらかみさんが出て来たので「ほぇっ」とか動揺しつつ、様々な思いが胸に去来したのですけれど…。




 とはいえ、むらかみさんのひたむきな「気持ちソング」もある意味胸を打つし、気合のジャケット脱ぎで、しんごさんの脚の長さがよく分かって素敵でしたわ。譲二さんも、他メンバーも、歌い出しのあたり、ちょっと笑っているのが可笑しかったけど。




 次はしぶたにさんの力ある歌声も聞かせてな。




 おおくらくんは、本当に優雅なビブラートで、高音もよく出る甘い美声で、一般受けする歌声よね〜、といつも思います。「バンザイ」もなんちゅうか、優美で、リリコさんのほうがより雄々しい感じがしたから。リリコさんが、リベンジしたい、次は女の歌で、みたいなことをおっしゃった時、そう?男の歌もイケてたで、と思いました。




 リリコさんといえば。前ブランチに垂れ目さんが出た時、出番後のリリコさんもスタジオに残って見ていらして、谷原さんに「リリコさ〜ん、もうコーナー終わりましたよ〜、もう帰っていいんですよ〜」とか声を掛けられていたのだったな。ふふ(←加齢の為すぐ昔話をする)。




 まるちゃんは水木兄をもてなすには、これ以上の人材はいない!という感じで、アニメ声も素敵だったけど。次は面白要素なしで、空にまっすぐ上っていくような透んだ歌声を聞きたいな、と思いました。それではテレビ的でないのかしら。




 ヤスくんは、本当に、ビブラートが特徴的で、何だかとっても心に響く歌声よね〜と思いました。ごくまれに力が入りすぎて、弘法にも筆の誤り的に音がアレする場面もあった気もするけど。アーティストらしく、加点ポイントも多くて、コメントにあった通り、引き込まれるような感じが素敵!と思いました。裏声も魅力的。しかし、彼が「女やし、中学生やから」とか言って選んだ対戦相手・さくらさんの達者さは凄いね。




 そしてヨコちゃんについては、残念ながら甘くキュートな歌声を聞くことはできなかったけれど。水木兄の風にタナビきっぱなしの赤いスカーフを「ザリガニのハサミみたい」と言ったり、見事なガヤ芸人っぷりで(あっ違うの?って失礼やな)。




 それから、垂れ目さんの「名もなき詩」の時、ヨコちゃんも、シュッとしたお顔でカッコよくノリながら一緒に口ずさんでいるのもナイスでしたわ。お茶の間の皆様の目にも、いかにも歌えそうな感じに見えたかもよ〜。ふふ。




 そしてそして錦戸さんですけれど。あたくし、テレビ欄を見た時から緊張していたのよ。カラオケには良く行くけど、採点というものには無縁で無知なもので、どんなんかな〜と思って。とりあえず音程がやたら正確だから大丈夫だろう、とは思ったのですけれど。




 番組が始まってみたら、ビブラートとかも勘案されるということで、彼は幅広ビブラートは付けないので(ちなみにそこも好きポイント!)、機械に評価されることに、にわかに不安が生じたりして。でも、錦戸さんは素直な歌い方だけど、プロらしいスキルに満ちているから、結果、加点ポイントも多く、高得点で良かったです。




 音楽の授業で習わなかった為、どうもあの加点ポイントとかは耳馴染みがなかったけどね。「しゃくり」って「しゃくりあげる」みたいなことかな?「しゃくれ」とは違うのよね(←ちゃうやろ)。




 ということで、あの採点方法については、アタイは要学習で良く分からないのですが、分析レポート等はよく分かりました。「リズムに乗った安定した歌声」で「正確な音程で伸び伸びと歌えています」とな。わ〜い。ネガティブなこと一個も言われていなくて、素晴らしいわ。しかし、あの「この調子で頑張りましょう」とおっしゃっているのはどちら様?とちょっと思ったけれども。




 錦戸さんの歌で、とりわけあたくしが「ここ好み!」と思ったのは、早口の「成り行きまかせの〜心いためる様な時代じゃな〜い」の後の「誰〜かを想いやりゃあだ〜になり〜」部分です。




 素人なあたくしなんか、前半の早口部分が終わったら、ちょっとホッとして、その後入るのがちょびっと遅れたり、音が下がったりしがちなのよ。だから、そうならないように気を付けるあまり、逆に早く入りすぎたり、力んで音が上ずっちゃったりもするのだけど。




 垂れ目さんはそういうのが全然なくて、完璧やねんな〜。ドンピシャのタイミングでドンビシャの音で入んねん。それも、何の力みもなく、ふっつうに息をするように歌っちゃう。




 考えてみれば、バンド生演奏で生歌でうたえるのですもの、カラオケで歌えて当然で、こんな風に感嘆していたら、プロに対して失礼かもしれないけどね。





 皆様はカラオケでなくバンド演奏で歌ったことがおありか?ハンパなく大変やねんな、あれ。歌詞も曲の構成も覚えて、楽器を演奏しながら歌うのですもの。カラオケみたいに、入るとことか教えてくれないし。未挑戦の方は一度やってごらんあそばせ。エライことになんで(ちゃんと歌えた!という玄人ハダシの方には、凄いね!という中高年の称賛の言葉をあげよう←そんなん要らん。さっき聞いたし)。





 とにかく垂れ目さんの、音程の正しさ、リズム感の良さに今更ながら舌を巻いた仕分けでした。リズム分野パーフェクトだったような。そんなこんなでダンスも上手いのかな。




 曲も、あの魅惑の癖声・喉声にぴったりで良かったです。




 しかし、「(家で料理は)ちゃまちょくちょくちまちゅね」とか見事に噛む青年なのに、歌となると、あんな難しい早口言葉みたいなフレーズをひとっつも噛まずに歌えちゃうのね。お芝居でも本番では噛まないそうで、実に不思議で興味深い青年ですわね。



  
 歌ってみてどうでしたか?と聞かれ、「そうですね〜。あんまり覚えてないです」とへろへろ気弱げに答えたかと思うと、「とりあえず勝ちたい。勝ちたいんや!」と叫ぶ負けず嫌いさんっぷりも面白かったし。




 時系列前後するけど「1勝にぱい」状態で対戦相手を決める時の「でもオレここで山本じょうじさん行く勇気は…ないよね」もナイスでした。譲二さんもちょっと嬉しそうに笑っていらしたかも。




 個人的には、あそこの「山本じょうじさん」部分がちょっと訛ったかと思うと、勇気は…で溜めた後の「ないよね」がめっちゃ東京弁で、この東京モンが!と思った所で、また関西弁に移行していくあたり、興味は尽きない感じで大変結構だわ、と思いました。へへ。




 アメミヤさんが高得点で「ヤバイ!」の表情も(でももっと高い点を出してアメミヤさんに勝って素敵!)。



「何でこんなに緊張すんの〜?」の、それこちらに聞かれましても、的な叫びも(レンコン採りの「オレの目に泥が入ってませんか?」みたいに)。「オレって小心者〜ほんまに」というボヤキも、面白キュートでした〜。




 そして、ビジュアル的には、髪はもう少しフワフワなのがより好みだけれど、澄んだ瞳がキレイで、超イケメンの垂れ目さんでした〜。




 ということで、仕分けのお話は以上ですけれど、最後に、街にとけこむ主婦色が素敵だった柴田さんと紫青のお二人の高円寺冒険ジャパンのことをほんの少し。




 お惣菜屋さんのご婦人から「イケメン」認定されたウェーブヘアのむらかみさんは、力強いパスタ手打ち姿がカッコ良かったです。「あなたもイケメンよ!」なヤスくんは、さすが焼き鳥屋さん好きで、「せせり」がすぐ分かったのね。カラフル暖色系のニットがかわいかったな。




 しかし、殻付きウズラ卵って、面白い。ぜひ食べてみたいわ。手打ちパスタもおいしそうでしたが、彼らはうどんの食べ方が上手だけど、それをパスタに適用しないほうがいいかも、と思いました。コウルサイことを言うようだけど、そういうことで彼らの内面が評価されなかったら哀しいから、パスタを食べる時はぜひ無音で。ということでまたね〜。