パパドル特別編

 特別ドル、楽しかったです。冒頭、黄色Vネックインナー、サーモンパーカーの錦戸さんのビジュアルもとっても好みで、八嶋さんの面白い勢いに驚いたように笑うのも、ドラマの展開上、長マツゲの伏し目で屈託ありげな表情をされるのも素敵だと思いました。




 ゴールデンの特番といえば、仕分けで今まで何回もあり、カラオケの回とか好きだったけれど。個人的には冒険ジャパンとか、ダーツの旅とか、気さくな彼らと人々とのふれあい系が好きだったので、そういう感じのが見られて幸せでした。




 テレビだから、ある程度ゴールデンのテレビ的な工夫を免れないのだろうと思うけど、それでも彼らの良さは十分伝わった気がします。




 最初が、北海道のビッグダディを訪れたヨコちゃんとしぶたにさんのお話だったのも、良かったかも。メンバー全員そうですが、気さくで優しくて、子供好きでやけに面白くて一生懸命なのが、とりわけあのお二人だと、視聴者の皆さんにも分かりやすい気がするから(←何目線やねん)。




 しかし、あのご家族、良い子に育っていて素晴らしいけど、皆さんの健康状態がちょっと心配なような。サラダ残っていたし。生野菜も良いけれど、緑黄色野菜とか、温野菜にして、各人盛りにするとか、具だくさんのお汁を付けるとかはどうかしら。なんてね(←あんた自分がダメ主婦の分際で何言うとんねん)。




 続くむらかみさん、おおくらくんの、激キュートな2歳児との対峙も素晴らしかったです。そういえば2歳の頃はテリブル2とか言って、めっちゃ手強くてテリブルなんだったな〜、なんてあたくしも思い出しましたわ。下のが2歳の頃、主人が出張で年の半分は海外だったから、エラく大変だったのよ〜なんて家のことなんかどうでも良いけど。



 お一人は剛の、もう一人は柔の、母性を備えた青年たちが、何とまぁ上手にお世話することでしょう、と感動してしまいました(パパ体験企画で母性ってアレですけど)。視聴者の中には、まず、あの青年たちが良く育っている!と感心された方もいらしたはず、なんて思いました。




 特に、色鮮やかにしつらえたサラダの、おチビさんの苦手なお野菜を、優しい声でプリキュアになぞらえて懸命に食べてもらおうとするおおくらくんの様子とか、ものすごく可愛かったから。せっかくだから、おうどんの食べ方をパスタに適用するのは避けて〜、とまた思ってしまったわ。でも信頼のしるしとして、名前を呼んでもらえた時のお二人のぱぁっと嬉しそうな顔とか、最高でしたけれどね。




 さてさて、次のヤスくんのパプアニューギニア体験は、圧巻でしたわね。ゾクゾクしながらも大きなクモ手に持っちゃうし。スルスル木に登って、「これ何かわからんけど捕まえました」とか言って森の珍獣捕まえてるし。「おまえ初めてなのか。なかなか筋が良いな」「…ありがとー」なんて、ありがとーやあらへんわ、みたいなことになってるし。キュウキュウ鳴いて動く野生のブタを一緒に押さえてるし。




 たとえどこかのシニカルな中高年が「テレビだから、ある程度ゴールデンのテレビ的工夫を免れないのだろう」とか言っても(←それあんたちゃうん)あのパプアニューギニアのヤスくんの頑張りが、何かもう凄い!というのは誰にも異存がないことでしょうし。純粋な村の人やヤスくんの涙が真実に満ちていることも間違いない!と思いましたわ。えぇ。




 最後は、まるちゃんと垂れ目さんの、河本家訪問ですけれど。まるちゃんの悲しくてシュールな「イスマン」の物語とか、とってもまるちゃんで面白かったです。おチビさんにはちょっと難解だったみたいだけど、まるちゃんの弟さん、妹さんはああいうのに柔軟に対応されてきたのかしら、興味深いわ〜。それから、お風呂で、コタくんに真剣にアドバイスするまるちゃんも素敵でした。




 そしてそして、垂れ目さんは、河本さんの奥様が熱心な錦戸ファンである関係から、奥様を呼び捨てにしたり、ハグしたり、お一人だけパパ色より夫色強めな役処だったのが、見ているだけで「凄い破壊力」で大変結構でしたわ。それぁ奥様も声にならない声で叫ばれるわな。





 そういう役割ならば、やりましょう的な、錦戸さんのちょっと照れつつも、割とサバサバしたスタンスがなんかカッコ良いけれど(そうなん)。微妙な立場に少し戸惑って「確認までに聞いておきますけど、どこまでやればいいんですか」とか「メンバーが人の嫁呼び捨てにしていいの?」とか口走るのも、自然体で面白キュートでした。錦戸さんの「嫁」発言好きだわ。そういえば禁断のお部屋侵入事件に関しても、「振り」があったし、こうして、と言われる通りに動いておられたのだろうな、なんてちょっと思いました(知らんけどね)。




 そして人見知りな、こちらもまた愛らしくも難しいお年頃の2歳児・ひなたちゃんに、錦戸さんが、いつの間にか懐かれている様子も、とっても可愛かったです。手のつなぎ方とか、すごく自然で微笑ましいのね。ひなたちゃんの方から握ってくる手を、さりげなくつかんでいるんだけど(これ今一瞬ひなちゃんだったらコワいなと思っちゃった・笑)。



 手の力加減とか色々慣れていて良く分かっているというか、さすが、キッズとか、ワンちゃんとか、小さなカワイイものたちに好かれる人という感じ(注:そうでないものたちにも好かれる)。おチビさんが、前を向いたまま広げた両手を後ろの垂れ目さんにあずけているのもキュートだし、小さな手に引かれて、垂れ目さんがちょっと身体をかがめるようにして後を走っていくのもカワイイ!腕の中でスヤスヤ眠るひなたちゃんを優しくトントンする表情も素敵でしたわね〜。




 そんな感じで錦戸さんはガールズには甘く優しい一方、ボーイズには男同士的スタンスを取られるのが、また、カッコ良いのよね。コタくんに「俺ヌルヌルの時目の前で見てたけど、めちゃめちゃカッコ良かったぞ」とおっしゃった時とか。「ちっこくても男はいっちょまえの男と遇すべき」という、まさに安兵衛さんみたいな処がおありというか。ああいうのを見ると、(ゲーム等で手加減しないのは、対等に遇しているのか、自らが負けたくない、ただのお子ちゃまなのかよ〜分からんという話もあるけれど)錦戸さんは掛値なしで良い父親になる、と思います(褒めとんのか)。





 それから、ドラマとのコラボですが、ナイストライだし新鮮だし、ラスト、ご自分達でもちょっとムリクリ感を面白がっておられるような「何やこの具体的過ぎる予感」なんていうセリフは良いと思ったんだけど。「気のせい…そう願うのみや」で錦戸さんを小さくホクソ笑ませる演出は、ちょっと盛り込みすぎ…?とか思ってしまった(何様)。





 でも、ホクソ笑み系は、中身はともかく外見はエンジェルちゃんだったお小さい頃から妙にお似合いだった魅力的な表情だし、ここでこういう顔をして下さい、と言われたら、「あっ。はいっ」ってぱっとできちゃうのね、素敵!とか勝手に思っていたのですけれどね。(結局これだ)。





 そして次回の予告がまた、ドキドキでしたわね〜。ラブラブのお二人が激しく言い合っちゃって、ストーリーも波乱含みの様子!錦戸さんが、必死の勢いで写真の言い訳をされるのも面白く、かと思うと劇中チッス(途上)はso coolだ!前もちょっと映ったけど、ラストのパパラッチ山田くんに向けた厳しい横顔が、また、息を呑む美しさね〜。交際宣言かなんかの会見での芸能人っぽい(ってなんやねん)赤シャツスーツ姿も、良かったな。今回の特番の、スケアクロウ再び的なオーバーオール姿も素朴でキュートだったけれど、やっぱりああいうのも良いわね。ということで、次回いろいろどうなることか、皆様共にドキドキ致しましょう〜。