仕分け2時間半SP

 錦戸さんの『硝子の少年』、素敵でした!歌う前、いつにも増して緊張しておられたようで、見ているこちらもドキドキしたけれど。曲が始まったら、のっけから「雨が」の「め」が、ポーンと完璧な高さに上がって、あ〜、この青年はドンピシャの高さの音を、探るようにではなく、いつでもスッと正確に出せるのだったわ〜と改めて思いました。(そして最後まで精度が下がることがないという)。




 前、ブログにもちょっと書きましたが、マッチさん仕分け2の時の『突然』の浅岡さんも、高音がベストの位置にポンポン上がって素晴らしいと思ったのね。お相手のBコクブさんもすごくお上手で、点数では勝っておられたのですが、出だしの「と〜つ〜ぜん」付近とか、音が数か所上ずったから。その後良くても、あたくし、どうも初っ端の「ん??」という気持ちを引きずってしまったのだけど、錦戸さんはそういうことがないのでありがたいです。




 錦戸さんの歌については、おそらくロングトーンのラストは幅広ビブラートを付けた方が、一般受けするだろうから、一度過剰なくらい付けたったら、とか思うこともあるけれど。あたくしは、やっぱり、あのちょっと鼻にかかったような甘くて渋い喉声・癖声で、正確な音感・リズム感で、素直な感じで歌われる歌が大層好みなのであります(また言うとる)。





 音程・リズムが正確なだけでなくて、さりげない感じでありながら、(加点回数が多いことでも分かるように)随所にプロの技巧も駆使されている所も良いのよね。だから、安定して90点を超えて、今回も含め、得点対決で3戦3勝されているのだと思います。素敵すてき。





 しかし、今回は超緊張されていて、ラストのこぶしも通常よりちょっとアレで自信がなかったのか、歌い終わって目をつぶったりして辛そうなお顔してはって(そんな表情もキレイ)。ナイーブな歌い方も、そんな切なそうな表情も、硝子の少年っぽくて良いわ〜と思いました。





 例によって脱線するけど、そんな小さな宝石で未来ごと売り渡しちゃうの?と哀しんでいる青年の役とかカワイイかもね。雨のバスストップで誰かに抱かれる君を見て、たちすくむのとか、錦戸さんはものすごく上手そう。メッチャ情景が浮かんでくる!






 たとえ、中身が多少小学生風味だったとしても、見た目や雰囲気は憂い漂うイケメンさんだから、ほのぼのキュート系も素敵だけど、一度ベタに恋愛系の切ない役も見てみたいな〜と思います。




 ところで、今回の髪は、映画後にカットしてウェーブかけた髪の前髪おろし版かしら。あれのデコ出し版が、あたくしが大騒ぎしていたドームの髪かな(←髪についてはよく、とっちらかったこと書いているので、気にしないでね)。ともあれ、短い襟足もさわやかな、甘い前髪有ヘアスタイルで。大きな垂れ目をクリクリさせてビックリしたり、キュートに笑ったり。そんなラブリーな表情も、随所でシリアス&精悍な表情も見られてナイスでした。




 スターにしきのさんの得点を待つ時なんかは、ちょっと探るような目の表情がドラマの1シーンみたいで、すごく男前だったのよね。まったく画になる青年だわ〜。そして、その得点が良くて、うゎ〜みたいに片目だけ細めて、もう片方は、くるんとした目でビビッているのも面白キュートでした。





 彼はハンサムくんなだけではなくて、お顔のパーツが自在に動いて、色々な表情を作れるし、パーツが大きいから、それが人にも伝わりやすい、という点でも俳優向きだと思います。同時に、だから、変顔も結構ハンパない、という面もあるかもしれないけど。ふふ。





 そして、にしきのさんとは僅差の名勝負で、その差、0.512とか天の声さんと一緒に錦戸さんもおっしゃっていて、さすが、おりこうさん、と思いました。





 ということで、黄方面のことばかり書いて参りましたが。他の皆さんの歌のことも少し書こうかな。時系列バラバラですみません。




 最初にまるちゃんのこと。まるちゃんも、錦戸さん同様、幅広ビブラートは付けず、正確な音程・リズムで、素直に、かつプロの技を駆使して歌われる、と認識しているのですが。彼は甘くて澄んだ声が素敵ですわね。




 今回、勝敗を分けるトリの一番ということで、あいにく点数では勝てなかったけれど、大変なプレッシャーの中、見事に歌われて素敵でした(あの場でご自身の最高得点出されて)。しか〜し、ツブサ〜のような6/8拍子の直球ソングより、まるちゃんなら、もっとまるちゃんの良さが出る曲が良かったな〜なんてちょっと思ったりして(←わがまま)。





 リズムももっと弾むような、フェイクとか裏声とかドスをきかせたりとか、色々お上手なのが分かる歌、え〜と、アカイシンキロウとか?アルバム曲ではアカンのか。




 というか、まるちゃんは重いベースを弾きながら、踊りながら、職人っぽいハモリを付けているのが、あたくしは一番好きなので、お茶の間の皆さん、ライブを見て聴いて〜と思いました。(ちなみに錦戸さんも、ギター取っ替え引っ替えして掻き鳴らしつつ、正確なハモリを付けているのが好き。お二方ともメインもいいけど)。





 さて、ビブラート有り派の赤青緑さん達も、すばらしかったです。




 しぶたにさんは、さすがの95点台でブラボー!でした。ザ・しぶたにソングをようやくお茶の間にお届け出来て良かった!「負けないです」とか、「すごく僕、癖のある歌い方するんで(今回は点を取る歌い方をする)」とかの言い方が、歌うたいな感じでカッコ良かったです。「すばるくん」が歌い終わった時、錦戸さんがとっても嬉しそうな笑顔だったのも印象的だったな(結局そっちの話)。そしてヤスくんはアーティストで(祝・初勝利)、おおくらくんは相変わらず美麗なビブラートが素敵でした(相手がメイジェイさんで何かボヤイていたのもナイス)。





 ちなみに、皆さんが書いていらっしゃると思うけど、黒紫のお二人も音程の精度が上がって、すごくお上手になられましたね(←紅白歌手に向かって失礼やぞ)。あとはお二人とも技巧を施せるようになって加点回数が二桁になれば、カラオケ得点ゲームだけでなくて、歌としても良くなるのではないかと思います(何様)。




 8時間練習して、つのださんに勝つとおっしゃっているヨコちゃんが面白キュートだったけれど。とっても甘くてえぇ声してはんねんから、もし9周年の来年、今年よりは少し時間の余裕があるのであれば、ぜひ練習を続けられたら、と思います。キーボードを弾きながらソロパートも歌える村上さんもキャパは高いと思うので、すごくお忙しいだろうけど、ちょっとトレーニングされたらどうかな、と思います。発声とかも変わるかもよ。




 今回も見ていて、あのお二人は、やっぱりテレビの進行上欠かせないわ〜と改めて痛感したけれど、歌も、もっとイケたら、もっとカッコいいと思います。




 そしてゲストの方々。




 スターにしきのさんは、美声とキレイなビブラートと、ちょっと昭和なリズムのノリが愛しかったです。お人柄も何だか愛しい〜。錦戸さんに「やっぱり長年スターと言われ続けてきた男の歌、ですよね」と言われて、ちょっと嬉しそうだったわ。ふふ。あのあたり、錦戸さんが勝ったら、スター錦戸を名乗っていい、のクダリ、入れて下さったら良かったのにな〜。




 それから、ちょっと様子の面白い人になっていたけど、ユカイさんの声、好きです!声と言えば、インパクトのある声のサンプラザさんのクダリは、ダイジェストですみません(何目線)。





 木山さんは目を細めた笑顔が優しくて、声もお人柄も優しい感じでした。どうしても無理な低音以外完璧だったと思われる無敗の女王・メイジェイさんは、実に達者な方ですわね。歌い終わりで、錦戸さんも感嘆して「メイジェイ!」って言うてはってんな〜。メイジェイさんといい、ゾーンのミユさんといい、男性の歌を何とまぁ上手に歌われることでしょう。低い音がよく出るのね〜。




 そして、つのださんは、「前回は歌をうたってしまった」的な発言が、大きな歌うたいな感じでカッコ良かったです。でも、やっぱり、つのださんは、機械で得点を取るゲーム、とはスケール感が合わない方かもね。




 つのださんは、歌だけでなくお人柄も素敵で。8時間の練習で、つのださんに勝つというヨコちゃんを「マジ?」と明るくイナされるのも、勝てなかったヨコちゃんを「これからどんどん上手くなっていくって」と励まされるのも良い感じでした。





 しかし、つのださんが「負けたら、うちの音楽学校通わせるよ」とおっしゃったクダリで、錦戸さんたちが、すかさず「お願いします」と手を合わせるのが面白かったな。「入学願書送っとくから」にも「事務所のほうに」とか後ろで声が上がっていて。ふふ。皆の願いだ、ここはヨコちゃん頑張って、皆をアッと言わせてはどうかしら。





 続いて太鼓のことを少し。




 太鼓については、テレビ欄で負けた?的になっていて、その実負けない、のだと思っていたので、えっマジで負けちゃったの?とびっくりしました。過保護系だから、やっぱり、おおくらくん、連戦で疲れた状態でやらはったから〜、かわいそうや〜ん、なんて思いましたが。トーナメントでまた戦うのね。




 通常ドラムの方ってあんまり知らないけれど、仕分けの太鼓のおかげで、イエモンとか、もう菊地さんがいたところ、位な感じで最近はとらえたりして。ドラムの方というと、体格が良かったり、ロックな感じというか、一見コワそうだったりもするけれど、皆さん、お茶目でチャーミングだったりして、勝手にお馴染みな気になっているので。トーナメント、あぁあの方も出るのね、なんて個人的には楽しみにしています。(とか言っていてはいけないのかな。あたくしも、係の者としては、できるだけ黄及び∞の皆さんが絡む企画を多めに、と願っていますけれどもね)。





 それから、あらかわさんたちのイナバウアーのクダリは、参加者の方の目がマジで緊張感がありました。ほんと、ちょっと世界衝撃映像チックだけれど、一般視聴者の皆さんが喜んで下さると良いですわね。しかし、あらかわさん、45cmて…。すごい!





 ということで、ドキドキはらはら楽しめた仕分け2時間半SPでした〜。全員参加カラオケは祝・紅白出場記念だったようですが、またぜひやって頂きたいわ〜。なんて叫びつつ失礼したいと思います〜。