最近のカップリング曲のお話

 今回のシングルのカップリング、ロイヤルミルクストーリーは、タイトルから、乙女オトメしたバラードかと思っていたのだけれど。聞いてみたら、想像していたよりポップというか、ブラスも入って楽しい感じなのですね。




 そして青山だか表参道だか、まるちゃんの好きそうなカフェのオープンテラスの、雲が流れて、微かにシナモンの風香る、心地よい光景が浮かんでくるという。




 オシャレ志向の君と飾らない僕が、正反対だからブツかりつつも、優しさで混ざり合っていくという、この歌を聞いて、あたくし、あ〜、良い感じに大人な歌だな〜、素敵だな〜と思いました。




 「僕らは抱き合うよ適温で 喜び悲しみ触った手で」なんていうのも、ある程度の経験を積んで、もう適温を知っている感じだし。




 「今できる楽しいことをしようよ それを恋と呼ぼうよ 人生を一緒に味わおう」のあたりも、恋に恋した時期は遠く過ぎ、恋にガムシャラだった時期、色々失敗もあった時期なんかも越えて、良い具合に肩の力が抜けたような感じが大人で素敵だと思いました。曲調も、それにマッチしている感じ。年と共に磨かれた彼らの音楽性も、ちゃんとそれに追いついていっている気がするし(何様)。




 ということで、良い感じに年を重ねてきた彼らの歌はますます素敵、ビバ!アラサー・ソング!!




 というのが、今回のエントリーで、申し上げたいことであります。(おおくらくんの映画公開目前でドキドキの日々に、ちょっと今更で、相変わらず有意義な情報ゼロなお話をさせて頂いて恐縮ですけど。そして今回、いつもより勘違い多めでお送りする気がするので、色々ご容赦下さいましね。何せボケボケ頭だから)。




 ひとつ前のシングルのカップリングの『This Moment』を聞いた時も、そう思いましたの。この色っぽく美しくも刹那的な背徳のワルツ、みたいな曲も、ナイス!アラサー・ソング!だと。




 以前、錦戸さんも一員として歌っていたニュ〜スの歌で、この『This Moment』同様、「道ならぬ恋の歌」と、あたいが勝手に思っていた曲があるのですが。その頃の曲だから、お兄さんテイストではあったけれど(お兄さんて…)まだ若い人の歌、だったのですね。(今だって若いけど、もっと若い人の歌)。




 そちらの曲は、私の勝手なイメージでは、想う女性は年上、その相手の人も大人、まだ若い自分には彼女を奪う力もない、だけど会えない時間もただ会いたくて、携帯が鳴るのをずっと待っている、みたいな感じで。それも、若くてナイーブで切なくて、とっても素敵だったけれど。




 その後、月日は流れ、錦戸さんは∞だけの錦戸さんとなり、よりお兄さん多めなアラサーなメンバーで、今、歌っている『This Moment』も、すごく良いな〜と思うのであります。





 「夜が明けたら、いつものように優しい嘘を並べて、越えられない現実にまた キミを送り帰すから」のあたりも、「送り帰す」と能動的で、リードしている大人の立場というか。もう受け身で待つ感じの若い日とはちょっと違うというか。





 奪おうと思えば奪える位、大人だけど、大人だから、それはしない、できない、でも今のこの気持ちに嘘はない、みたいな感じ(とこれまた勝手に思っているのだけど、勘違いしていたらごめんね)も、アラサーならではの味わいで素敵だな〜と思って。よりcomplicatedになって(日本語で言えや)大人の色香が漂って、ますます聞き応えがあるというか。
 





 これからも良い感じで年を重ねて、その時々の魅力に満ちたパフォーマンスを見せて、聞かせてくれるかしら。楽しみだわ。





 未来のあたくしも、ビバ!アラフォー!!とか叫んでいるといいな。




 あ、それと『絆走』も大好きです。ぶつかれば信じあえる奴らの歌ですわね。あたくし、もう、タオル回す気満々よ。「男のエイター」も喜びそう。はやくライブの話、カモ〜ン!!