陰陽屋2とアルバムちょっとだけ

 お陰様で家の方では台風の影響はあまり無かったのですけれど、関東近県でも大きな被害が出ていて、ニュースを見て息を呑みました。皆様のお近くは大丈夫でしたでしょうか?被災された皆様に心よりお見舞い申し上げつつ、いつもながらのブログを書かせて頂きますが。




 最初にちょっとだけアルバムのお話。




 このところ、能天気なアタイも、ちょいとシンドイこともありましてね。錦戸さんのYour WURLITZERの歌詞にリアルに力づけられたりしております(もちろん、かっけー曲にも、ね)。




 新しい曲が大好きなので、アルバム曲を聞きながらする家事が楽しいのも有難いです。彼らの歌はハモリとか色々複雑に凝っていて、裏声とかフェイクとか、音楽性も表現力も高くて聞き応えがあるし。




 しかし、いずれもすごく素敵な曲ですが、今までより、かなりキーが高いのが多くない?(皆さん高音がよく出るけど)黄ファンとしては、錦戸さんのまっすぐ素直でキレイな高音が活かされていてナイス!と思いましたが。何とかコンサートに行けることになったので、音感の良い人間音叉くんが、会場の環境でいつものように音が上がり切るか、じっくり聞いたろ〜と思っております。(あんた、完全に楽しみ方歪んでるやろ)





 超可愛かったり、ちょっとハラハラしたりしたアルバム特典についても、曲についても、そのうち書けたらいいな、と思いますが、皆さんがメッチャ素敵に書かれるのを見て充足する予感もします。





 というところで、先に進みますけれど。










 君は見たか、「抱きしめたい」の特報を。雪原の錦戸亮の慟哭を。あぁ、胸が痛い。





 ハニカミと感涙の笑顔の結婚式、ほわほわキラキラの愛に満ちたメリーゴーランドデート。あんなに幸せそうな二人だったのに…。






 と、いきなり映画の話ですみません。





 公開の来年二月には、あの身を切るような切なさも、丹田に力を入れて、しっかり受け止める所存ですし。ファンとしては、錦戸さんの泣きは鉄板だけど、今回のような慟哭は、新境地?更に進化した?なんて考えたりするけど、そういうのは置いといて、とにかく彼の泣きは有無を言わせずクルし、万人の心を揺さぶるに違いない、と思いますし。すごく良い映画になっているみたいで、とても期待しておりますけれども。






 今、この三か月は、肩の力を抜いて、ゆるりと楽しむテイストのドラマが見られて、それも幸せであります。




 とはいえ、前回ブログに書いたように、初回は肩に力入りまくりで見たのですが、二回目はちょっと慣れてきて、初回よりはリラックスして見られたかも。




 ということで、陰陽屋2話、面白かったです。





 フィーチャリング上海屋さんだったから、はまだマリさんの顔芸とか、愉快な感じが強力でしたが、オチはハートウォーミングでしたわね。途中、「(瞬太は拾われた子だけど)もうそれって大したことじゃない、15年も一緒にいると、どうでも良くなってくる、始まりがどうだったかなんて」とか、「一番気が許せる相手が家族だなんていうのは嘘だ。皆本当は家族にこそ一番気を使ってる」とか、心に残るセリフも出てきて、なるほど、そうかもねぇ、なんてしみじみ思っちゃったし。




 ゆるり・ほんわかと見ながら、時にハっとするというか。物の見方・心持がちょっとだけ変わる、かもしれない、なかなか味なドラマですわね。シャリ〜ンと言う鈴の音や、オープニングの絵柄や音楽のノスタルジックでポップな和テイストもハマってきた感じです。





 そして錦戸祥明さんについてですけれど。表情豊かなのはいつもの通りですが。





 上海亭の張り込みシーン、王子神社での只野先生との掛け合い等々、セリフ回しが、より馴染んできたように、あたくしは思いました。ドラマってどういう順番で撮っているか分からないけど、演出法も含め、祥明像がだんだん固まっていくものなのかしら。回を追う毎により良い塩梅になっていく気がします。





 今回の祥明さんは、ファーストネーム呼びメインで、女性の手を取ったり、頬のほつれ毛をすくったりはしてくれなかったけど。動くピンナップ、みたいにナイスビジュアル・ショットが挙げたら切りがない位あって、ファンとしては幸せでしたわ〜。





 次週は駿河さんがたくさん出てくるのですね。駿河さんの登場も、原作とはかなり違ったアレンジになっていて。初回には、あたくし、いつものように原作と実写を頭の中で擦りあわせようとしちゃったけど、今回のドラマでは、それ意味ないな、と思いましてね(原作もドラマもどちらも素敵ですけれど)。本当にほわ〜っ・ゆるりと楽しんでいきたいと思っている次第です。次週もとっても楽しみです。





 続いて、祥明さん素敵ポインツを書き散らしていこうと思いますが。




 冒頭、ちねんくんに(彼女がなぜ占いにやってきたか)少しは考えろ!と割と高音で言った祥明さんの感じが、今まで(他のドラマでも)あんまり見たことないテイストで新鮮でした。やや津川さん寄りと言うか(何言うとんねん。でも褒めてるの)。えぇやん、ああいうの、また見たいわ。




 そして、「うちの店、呪われてるみたいなのよ」と言う愉快な上海亭エミコさんとの対峙。




 狐石に触ると祟りがある、サカイのシゲちゃんもお祭りで酔っぱらって触っちゃって、「そしたら、次の年、ぎっくり腰になったんだよ」と禍々しげにエミコさんが言うクダリ、しょ〜もな、みたいに目のあたりゴシゴシ掻いている祥明さんがリアルな感じで良かったです。(ファンですと、恥ずかしい時のいつものやつ、と思いがちだけれど)。




 その後の、気の無い様子の「ほぉほぉほぉ」も好きでしたし、妙に笑顔で「お断りします」と言うのも「そもそも客足が遠のいたのは、エミコさんの経営努力が足りないからじゃないですかっ?」と「メッ」みたいなお顔をするのも、ナイス祥明さん(何その言い方)だったと思います。




 それでも、エミコさんの圧力で、仕事を引き受けざるを得ず、ひざまずいてエミコさんを見上げる(ここに少々元ホスト要素ありね)ヒキツリ笑顔も良かったです。





 それから、今回も可愛かった私服で王子神社に行くシーンも好きでした。祥明さんの私服は、きちんとした知的な感じだけど、ちょっとオシャレに崩してあって素敵ね。初回は、髪とかに無頓着な設定に沿っているのかな、的にぽさぽさの時があった気がするけど、今回はなんか可愛くセットされていたし。前回も似たようなことを書いたけど、赤い鳥居と紺系イケメンが絵になる!神社って、緑の中で何か空気もシンと澄んだ感じで、私も王子神社に行ってみたくなりました。





 そして、上海亭に張り込むクダリ。あのシーン好きです。さっきも書いたように、セリフ回しも、だいぶしっくり来る気がしたし。おいしそうにラーメンを食べて「こってり(←ビバ巻き舌風味)、さっぱり、魚介、とんこつ…毎日でも食べられる優しい味と言ったところか」なんて言うのも良い感じだった気が。




 続く狐火では、さては漢字Tシャツの謎の男がラーメン番長?なんていう話の流れに、両手でお顔を挟んでいた祥明さんがデラキュートでした!その挟んだ両手を下に引き下げるもんだから、お口がム〜ってなっちゃったり、また引き上げたり、長マツゲのツブラな目を瞬いて「ん〜〜Tシャツの男ね〜」とか、うそぶいているのが、ナイス祥明さんでした(この言い方気に入っているらしい)。




 その後、アップされたハエ入り写真を見て犯人に気付いたエミコさんが、もうこの件はいいと帰ったクダリ、ぽふっと烏帽子を脱いだ前髪有の祥明さんがイケメン。やっぱりイケメン。




 続いて訪れた只野先生との、無烏帽子・白狩衣姿の王子神社での対峙。ここも好きでした。




 キツネくんが王子神社で拾われたと聞いて、ぐるりと四方から撮られている祥明さんの表情も、その後薄く笑って「ほぉほぉほぉ」という言い方も表情も良かったと思います。




 で、何やらニヤニヤしている祥明さんに、只野先生が「瞬太くんがこのことに気付かないように陰陽屋さんも気を付けてほしい」と言い。祥明さんが「ずいぶんおせっかいなんですね」って言ったのが、スルスルっと早口で良い感じだったの。セリフ回しに緩急つける演出になったのかしら。えぇや〜ん。




 その後、先生をちょっとワルイ感じのキレイな目で見据えて「いちいち家庭の問題に首突っ込んでたら、先生も身が持ちませんよ」とうそぶいたり、「君は捨て子だったんだと、先生からキツネくんに伝えたらどうですか?誠意を持って」なんて、クリクリの垂れ目でからかうように言ったりする表情なんかも、すごく良かったと思います。こいつちょっと腹立つわ、感が見事に出ていた気がします。




 場面は変わって、水差しに映り込んだ犯人を見て瞬太くんが走り出し、祥明さんが「まったくこの町の住民は皆おせっかいが好きだね」と言うセリフ回しも、呆れたような表情も良かったと思います。チビ亮が最高の塩梅で大きくなった人、という感じのキュートビジュアル(ドアップ)も素敵だったし。




 おっと、もうこんな時間。まだお話には先がありますが、ちょっと時間切れで、最後端折らせて頂くけど。上に「ここ好き」と書いたような、良い感じのシーンが、今後も増えていく予感がして、2話を見終わった後、笑顔だった朔さんでありました。




 3話目も楽しみ!