陰陽屋3

 昨日、仕事の納期だったから、遅くなってすみません。バタバタしていて通常より更に勘違い多めだと思うわ〜。ごめんなさい。




 ということで、3話も楽しかった〜!




 登場される方みんなが愛嬌があって素敵ですし、導入期間を経て、物語がよりビビッドに動き始めたっちゅうのかしら(何様)、毎回面白くなっているような。



 当初、鋭い目付きの謎の男として登場した駿河さんも、「ヨシアキ大好き!」な感じで、キュートかつコミカルに本格参戦されたし。彼が祥明さんの素性をちらほら漏らしていく模様なのも興味深いわ〜。




 そして、今回の光あふれるロケ先の美しい景色も、その中にいるチャーミングな彼らの姿もありがたい目の癒しでございました。




 ほいでな、ファンとして書かせて頂くと、錦戸さんの祥明さんっぷりが、ますます良い塩梅になってきたみたいで嬉しいです!




 のどかな道を進むミチコ先生運転の車中で、瞬太君と頭をくっつけて、キュートな寝顔を無防備にさらしたり (出た。可愛さの相乗効果!あのまま車ごと捕獲希望。しかし、あの座長の寝顔のベラボウな愛らしさは何やねんっ(怒るな)。もうすぐ29とは、とうてい思えないあどけなさだ!睨みをきかせたら精悍なのに、長マツゲの垂れ目を閉じた寝顔は幼子みたいに可愛くて、ギャップ満載青年は本当に面白い←カッコ内、長っ)、





 細身ながら案外ガッツリしている肩・腕を見せて超イケメンなお顔でお嬢様達と温泉に浸かったり(あのまま温泉ごと捕獲希望、お嬢様達はお帰り頂いて大丈夫です)、白狩衣で一人、乙女かっ!みたいに美味しそうにスイーツを食べたり(あのままテーブルごと捕(以下略)。あの赤いのんはチェリーかしら←苺でしたのね。目も霞んでいてごめん)、





 ラブリーにのうのうとしていながら、あのように味なやり方で、鮮やかに万事丸く収めちゃって。争っていた人たちの気持ちもほぐれ、皆に感謝され、結果、祥明さんの懐も潤っちゃって。祥明さんったらお見事だったわ〜。




 毒舌で面倒くさがり。でも引き受けたことには(自分は)必要最小限のエネルギーで確実に結果を出して、人に感謝される。「予想外の善意」までちゃっかりもらっちゃう。よく回る頭ですべてを見越してゆうゆうとしているような食えない人。でも、額面通りではないけど結局キミヨさんの思いも叶えているような、飄々として何か憎めない人。そんな祥明さんを、錦戸さんはとても魅力的に演じておられたと思います。




 猫とかタイムカプセルとかでミチコ先生たちをミスリードしつつ、自分はラブリーにゆうゆうとしている祥明さんと、コミカルに奮闘しているミチコ先生とのコントラストも良かったかも(何様)。ミチコ先生のコミカル度もアップしたというか、色々メリハリがついてきたというか。




 「素数…」のクダリで湯川先生化するお遊びにも笑っちゃったし(←あれ、理系女子感も強まって良かったかも。しかしミチコ先生は数式を紙に書いたから偉いわね。湯川先生は、何もあなた窓や道に飛びついて書かんでも、消すのが大変や〜ん、みたいな感じだから←何言うとんねん)、





 いいように使われて自転車でカリコリ行ったり来たり、必死こいて奔走しているミチコ先生が面白キュートでした。




 メリハリといえば、狩衣祥明さんのオンとオフの切り替えのメリハリもくっきりしてきたんじゃない?




 商店街の人々とも初対面でなくなって、基本的に源次郎さんやお客さん以外には丁寧語でなくなってきたせいか、オフ→烏帽子無しの前髪有・タメ語、オン→烏帽子有り・丁寧語の区別がクリアになったような。





 セリフ回しも、オフのぞんざいに尊大な感じとか、オンの謎解きの時の説得力とか、パワーアップしたような。予告によると次回の祥明さんも、よりアクが強くなっているような気がして、楽しみです!



 ビジュアル的にも、今回はオフ時の眼鏡着用率が低めで(違ったらごめん&眼鏡もカワイイけど)、ツブラな垂れ目、セルロイドのお人形バリの長マツゲもバッチリ見えるドアップもあり(多謝)。(お顔は)甘いオフ、端整な烏帽子姿のオンの区別もつきやすかったかな?(なんてね、よく分からないけど、とりあえず、彼の、甘くて精悍、「前髪クネ男」じゃなくて「黒髪短髪デコ出しで勝負デキ男」な所も活かされている役だと思います。




 そして、3話も楽しい中にも



「わざわざ隠したってことは、見つけて欲しいってことだろ?」とか
「子供たちと誕生日ケーキを食べた記憶は彼女にとって宝物だったのでしょうね。つまりキミヨさんは一番大切な思い出の中に遺言状を隠していたのですよ」とか
「大切なのは残された人間だろ」のクダリとか
ハッとさせる、心に残る言葉があって、なるほどね〜としみじみと致しました。




 低体温・朔さんも、昔娘たちに誕生日ケーキを焼いていた(←偉かろう?) 頃の記憶は宝物だ〜、なんて思って、懐かしくてちょっと涙ぐんじゃったわ。当時は夢中だったけど、今振り返ると、子育ての時期ってすごく貴重だったな〜、なんて思ったりして。




 ゆるりと楽しみつつ、こんな風にふと心のツボを軽く押してくれる、ナイスなドラマですわね。沢崎家の心あたたまるシーン等も同様のツボ押し効果があるかも。




 そして皆様もきっとそうだと思うけど、今回おぅ、と思ったのはラスト、駿河・秀行さんからの電話の後、祥明さんがちょっとシリアスな(美しい)横顔を見せたシーンであります。あれを見て、やっぱり憂い交じりの表情をさせたら、錦戸さんはあたくし内宇宙一だわ〜!さりげない目線の動きも素晴らしい!グッと心をつかむ!なんて思っておりましたが。今までの基本的に余裕のあるポップな表情も良いけれど、祥明さんの、別の一面も追々見えてきそうで楽しみです。





 続きまして、祥明さん周りの素敵ポインツ書き散らしタイムなのですけれど。好きな所だらけで、挙げたら切りがないのよ。ここまでにもちょこちょこ書いたし、皆さんがもう素敵に書いていらっしゃると思うし。時間の関係もあるので、祥明さんが「遺産は一億円」で豹変するシーンだけ書いておこうかな。





 え〜と、秀行さんに連れられ、ハル(夏央)さんが陰陽屋を訪れるシーンなのですけれど。



 お客さんだと知り、ニカっと笑って烏帽子有のインチキ占い師モードに入った祥明さんは、ナイス・ホスト的にグイと手を取って、夏央さんを椅子にかけさせたものの。(このへんの胡散臭さも良い感じよ〜)





 祖母キミヨさんの遺言状を探して欲しいという依頼には、実に気のない様子で。のらりくらりとはぐらかして、笑顔で「お断りします。できない仕事を引き受ける訳にはいきません」なんて、夏央さんに背を向けて言うそのお顔は、脱力した口元も目も、メンドクさ〜的な風情が色濃く滲み(このあたり「こいつ腹立つわ〜感」が見事に出ていてナイス!)。



 しかし、遺産が一億円相当と知るや、ピタっと動きを止める祥明さんの表情がすばらしい!虚を突かれたように目を開けたまま、小さく口も開けたまま、開いた扇の上にアゴをのせて長マツゲを一回瞬くあたり、口元に小さく笑みが浮かび出すあたり、すごく良い!




 そして、こみあげる笑みを噛み殺そうと頑張りながら、でもにやけちゃいながら、今度は瞬き多数で、ほぉほぉほぉ、そうですね↑って語尾を上げて言うのも、



 「分かりました。失せ物探しは昔から陰陽師の仕事でしたし、何とかお力になれるかもしれません」とか、まだ笑みを抑えながら、もっともらしく言うのも、



 「分かりました。群馬へ参りましょう!」とグリッとした目で厳かっぽく言って、うんうん、なんて面白キュートに頷いているのも、全部すばらしかったです。あれぞ、安倍祥明が一億円で豹変する演技の正解でございましょう。さすが錦戸亮






 というところで失礼させて頂こうと思いますが。あ、やっぱり、問題解決後の狐火(一見)いちゃこきシーンも書いとこ。ミチコ先生の髪に白い羽がついているのを取ってあげるだけなんだけど、ミチコ先生が「虫?」とか言っているから、「うわ気持ち悪い」と言ったり、「ちょっと待って動くな動くな」とか「ん、取った。一個取った」とか言ったりしている祥明さんが、すごくナチュラルで良かったです。素に男子な感じでカワイかったというか。来週もおデート的なものがあるのかしら。楽しみ。




 あと一つ、さっきも書いたラストの憂い顔についてですけれど。ラストの横顔だけでなくて、あのクダリ全部良いのよ。秀行さんからのちょっと心配な電話を聞いている時の、表情のかすかなカゲリも、瞬太君に「どうしたの?」と聞かれ「ううん、大丈夫」と何気なく答えて、ケーキを食べる愁い交じりの目線も。実にすばらしい。本当に魅力的な俳優さんね。さっきも似たようなことを書いたけど、今後も祥明さんの色々な表情が見られそうで嬉しいです。




 他にもたくさん素敵ポインツがありましたが(湯川先生化したミチコさんに「それ全部大安だろ」と言うクダリもナイスでしたわね)、さっき書いた事情で、そのごく一部を書かせて頂きました。





 次回も素敵ポインツ多すぎて書き切れない!状態になりそう。とっても楽しみです。それでは、またね。