陰陽屋8

 女狐総選挙の8話も、にぎにぎしくも楽しいお話でしたわ〜。お若いお嬢さんたちの頑張りは、もちろんキュートだったし、「相手がスケバンなら私も負けていられないぜよ!」な美魔女・南野さんの小ネタも愉快だった!「目が…燃えている」なんちゅうてな。うはは。本番で「みどりちゃ〜ん!!」コールをしている、ちょっとレトロなヲタク仕様の沢崎父子もラブリーでした!




 そして、祥明ファンとしては、珠希さんの「優勝賞品」&審査委員長の祥明さんが、お話をピシッと締める感じが、今回も素敵だ!と思いましたわ。




 人を呪わない、呪わせない祥明さんが、「人を呪わば穴二つ」の覚悟があるなら強力な呪詛をお教えしましょうと、二人に教えた(っていうか割と高値で売りつけた。ふふ)「キツネの呪い歌」は、実は「王子稲荷子守唄」だった訳ですが。





 呪いたい相手を念じながら美しく歌えば、相手が命を落とすこともある、ただし、一度歌ったら最後、相手が潰れるまで寸暇を惜しんで歌い続けなければならない、そうしないと呪いが自分に返ってくると祥明さんに言われて、二人は白装束に身を固め、「まさに必死」に歌い続けるのですね。





 途中で、相手は大分上達している、勝つ為にはより美しい歌声が必要、とか祥明さんは言いつのるし。



 そうしたら、もう、自分が呪われている系の自作自演とかやる暇もなく、一心不乱に歌のお稽古に集中しますわね。




 たぶん自分の思いでカッカしている時に、呪いなんて不毛だからやめたまえ、とか正論を言って聞かせても、人はあんまり耳を貸さないと思うのね。




 そこを、あんな風にスルリと。




 人を呪う負のエネルギーを、(実は)童歌の練習というネジレのない方向に向けちゃうというか、昇華させちゃうというか、そういうことのできる祥明さんってすごいな〜と思いました。





 祥明さんみたいな人が側におったら楽やろうな〜みたいなことを、雑誌とかで錦戸さんがおっしゃっていたと思うのだけど、本当にそうですわね。(また、こういう、側におったら楽やろうな〜とかの言葉のチョイスも、錦戸さん的でナイスだと思うの)。





 もっとも、錦戸祥明さんみたいなビジュアルだったら、側におったら楽、なんてぇ話ではなくなっちゃいますけど(あんなんおったら、そりゃ〜もう大騒ぎさ)。




 そして、いよいよ本番の総選挙の途中、この呪い合戦のきっかけとなった、ユキナちゃんの草履紛失事件の真相が分かり。(ユキナちゃんの唯一のファン・木下ちゃんが、木下藤吉郎ばりに懐中で草履を温めていたのね。それで名前が木下ちゃんなのか、芸が細かいこと)。





 こうして誤解も解け、呪いの歌も実は童歌と聞かされ、憑き物が落ちたようになる二人。審査員長・祥明さんの独断で、見た目の水着審査から実力の歌勝負となった決勝で、それぞれ清らかな歌声を響かせ、興奮した瞬太くんの耳はもふもふ、秀行さんビックリ!となるのですが。




 結局、乙女二人は姑息な手を使って優勝を勝ち取ろうとしたことを互いに謝り、来年また実力で勝負すると誓い合って、優勝を辞退するのですね。結果、優勝者は繰り上がって、てっきり商店街で優勝候補と噂の(というか、そう祥明さんが吹き込んでいた)路子先生かと思いきや (路子先生、立ち上がりかけちゃったし・笑)、




 まさかの(というか、大人の魅力、納得の優勝の)みどりさん!となり。悄然と席に座る路子さんの何とも言えないお顔が面白キュートでした!そして、それを見て笑いをこらえている祥明さんの表情も素晴らしかった〜!




 ちなみに、あれ、祥明さんは割と愛のある感じで面白がっているように、あたくしには見えたけど、どうかしら。




 序盤、狐火で、先週の「おまえ呼びは特別」事件から、バリバリ意識している様子の路子先生を見る祥明さんも。




 前回、人を幸せにする優しい嘘もあると柔らかい表情を見せておられたけれど、呪いとなるとそんな非科学的なものは…とまたキャンキャン言って、今回は相変わらず面白キュートな理系女子だった路子先生を見る祥明さんも。




 シラ〜っと見るのでなく割と温かい感じで面白がっているような気が勝手にしていたのだけど。(祥明さんによる「おまえ呼び」も定着したお二人の距離に今回大きな変化なしでしたけれど)。なんて思っていたら、次回はあの路子先生が男性と陰陽屋を訪れるの?まぁ、どんな展開になるのでしょう。





 そして、分厚い油揚げが美味しそうだった問題解決後の狐火、今回もまたなるほど〜と思う言葉がありました。




 「だけど、呪いたいほど憎いライバルっていうのは、実は自分を成長させてくれる大切な存在なんじゃないかな」とか(←低体温の人間には、新鮮な言葉でした。あと、「存在なんじゃないかな↑」と最後上げた祥明さんの抑揚もナチュラルでいいな〜と思いました)。





 「昔から陰陽師っていうのは、人の心を読み取ってうめぇこと人を動かして問題を解決してきただけなのかもしれないな〜」とか(←陰陽師さんって、ちょっとメンタリストっぽい?と思いました)。




 毎度様々な要素が詰まっていて、楽しくも見応えのあるドラマですわね。




 次回は、瞬太くん、祥明さん絡みで、何か思い込んじゃっている様子の秀行さんが、物語をかき混ぜたり進めたりされるのかな?早く見たいわ〜。





 ということで、今週の祥明さん周りの素敵ポインツに移ろうと思いますが。




 あ、その前に、陰陽屋の音楽、すばらしい!王子稲荷子守唄もすばらしい!と叫ばせて下さる?王子稲荷子守唄は、天才・井筒さん(ラスフレの音楽もオルトロスもジョーカーも、それぞれすごく良かったけど、今回のは格別好き) のオープニングテーマに、プロデューサーさんが歌詞を付けたもの、ということでいいのかな?良い感じに呪い歌&童歌っぽい歌詞もナイスでしたし、岡本さんも可愛かったけど、あたしゃ、ゆきりんさんの歌がすばらしくて感嘆いたしました。




 「わらべが耳を立てて踊る」の「を」とか、ドンピシャな音にバチコ〜ン上がるというか、半音の刻みが完璧というか、録音の歌ではありましょうが、音感の良いお嬢さんなんだな〜と思いましたわ。声もキレイね。




 ということで、祥明さん周りの素敵ポインツ。




 冒頭、明神湯のキュート・ボーイズ二人のサービスショット(多謝)。キツネ体質のこと、「みどりさんや吾郎さんは知ってんのか?」とか何やら鋭い目付きで聞いたりする祥明さんが、男前でした〜。「21世紀のこの世の中に、妖怪の類がいると分かれば大騒ぎだ」の表情等もナイスだと思いましたわ。口元も良〜く動くのよね。





 しかし、あのようなツルツルお肌の端整なお顔を超ドアップで見られるのも、ドラマならではの有難さですわね。冠番組のバラエティでもあんまりお顔が見られないし、音楽番組でも油断すると(ってなんやねん)キャップと眼鏡でお顔をよく見せてくれなかったりするイヂワルさんだから。あ〜陰陽屋さんも、もう少しで終わってしまうのね〜(泣)。




 (と書いていたら、今回の仕分けは、めっちゃキュート&いきなりハイテンションだったりする生錦戸さんが垣間見られて良かった!やっぱりふんわり前髪有可愛いわね。そしておおくらくん、すごかったです!祝・生太鼓チャンピオン!)





 というところで、明神湯のお二人に話を戻しますと。




 ちねんくん(祝20歳のお誕生日!)は、小柄な割に肩があって、体の厚みもあって、オリンピックの体操選手だったというお父様譲りの体格なのかな、なんて思いましたが。錦戸さんの、武士役いつでもオッケーなガリマッチョな肢体も、心配なくらい薄いけど独特で素敵だと思うのであります。二人仲良く牛乳を飲むショットも微笑ましくて貴重でしたわね。





 しかし、今までも瞬太くんの目が光ったり、耳やしっぽがもふもふしたりしていたけれど、あの冒頭の明神湯シーンで「おまえは妖狐だ」とサクッとクリアにされ、瞬太くんが「三井さん、狐オッケーかな〜?…な訳ないか」な〜んて言っちゃって、愉快でございましたが。





 キツネでも結婚できんのかな、と相談する瞬太くんに「キツネうんぬん言う前に、まず自分を磨け」と言う祥明さんの言葉なんか、そうやんな〜とうなずける感じでしたし。こうしてドラマの感想を書いていると、所々とっても凝っているな〜という気がして(何様)、今更ですけど、楽しくて深いというか鋭いというか、さっきも似たようなことを書いたけど、陰陽屋さん、味わい深いドラマだな〜と思います。





 さて、一番風呂の後、ミス女狐総選挙なんて出る人いるのかな、いるわけないだろ、と話しながら陰陽屋に戻る祥瞬。そこに女狐総選挙にバリバリ出る気のユキナちゃんが来ていて、仲良く顔を見合わせてから「いた!」とカメラ目線のお二人が面白キュートでしたが。瞬太くんの呆れ顔も良かったけど、ファンとしては祥明さんの笑顔の「いた!」がラブリー!なんて思いましたの。




 ちなみに、そんなユキナちゃんが今まで優勝したミスコン、ミス土偶、ミスコンビーフ…とかって、さすがのセンスでしたわ。ふふ。




 その夜の狐火シーン。呪ってまで勝ちたいってどうかしている、何かイヤな予感がする、と言う瞬太くんに、ほぉ〜、さすがだね、キツネくん、陰陽師にでもなるかい?と言う祥明さんのセリフ回しが、すっかり板についていて幸せ!と改めて思いました。今更だけど。




 それから、審査員長として総選挙の打合せに参加させられた祥明さんが、寄合所で源次郎とさんとサツキさん(美人さん!)の写真を見つけるシーン。当然ながら、あっと写真に気付く表情も実に自然で良かったんだけど、写真をのぞき込む瞳が大きくて美しくて、息を呑みました。吸い込まれそうだ!ちょっと開けた口元も近い・ちかい!というか実物大より大きいドアップで照れる!(あんた照れるな)。





 続いて、神社での秀行さんとのシーン。秀行さんが、ご実家のこと、瞬太くんのことで詰め寄ってくるちょっと重めのクダリでしたが、こういうシリアスなシーンでの、錦戸さんの表情ってすごく人を惹きつけるのですわね。目の色とか口元とか、さりげなくも饒舌に物を言うというか。前にも書いたけど。もちろん楽しいシーンの表情も良いけど。





 そして、ここでもまたドアップのお顔が端整すぎましたわ。なんてキレイなお顔をした青年なんだ!大きな瞳を強く閉じたバサバサまつげの長さにも、改めてビックリしました。





 そこへ瞬太くんが駆け付けて、(実はユキナちゃん自作自演の)ワラ人形のクダリになるのですが。ワラ人形に向かって、例のコートのオフ服のまま、小さく「急急如律令」と印を結ぶ祥明さんが、なんかプロっぽくてカッコよかったわ。そして犯人?と思われた珠希さんが、私は知らないと否定する寄合所シーンでも、黙って見ている祥明さんのアップが激イケメンさんでした(こんなんばっかり)。





 おっと、もうこんな時間。要は全編素敵でしたの、ということで、そろそろ8話覚書を終えようと思いますが。




 あとちょっとだけ走り書き。




 え〜とね。狐火で、源次郎さんとサツキさん絡みで対峙する深い目も良かったし。




 陰陽屋で、強力な呪いを教えて、私にはもっと強力なのを教えて、と言いつのる乙女二人に、厳しいお顔で「いい加減になさい!」と安兵衛さんばりに言う、ビシッと威厳のある感じもナイスでした。ぽや〜んとカワイイ掛水くんは威厳と無縁でしたわよね。俳優さんって全然違う色々な人になれてすごいね。





 それから本番の一次審査の集計中、控室でぐったりの二人に「(呪いの力が拮抗しているのでしょう) 気を緩めたら、取り込まれますよ」という、脅す感じの言い方も表情も、その後二人を見る曰くありげなニヤリ顔も良かったです。





 そういうニヤリも良いし、問題解決後、狐火の外で、珠希さんの話を柔らかい表情で聞いた後の笑顔等は、優しくキュートなのも素敵なのですわね。で、また狐火の中に入ってきて、瞬太くんに近づく祥明さんの(秀行さんの、祥明は瞬太くんを手に掛けようとしているのではないかという懸念と言うか、妄想関連で、だと思うけど)表情が抜け落ちたようになっているお顔がまた素晴らしいのだ。まさにああいう時の正解以上の表情。整っているだけに威力大。あの目をジカに見たらアカン。取り込まれるよ!





 ということで、例によって勘違い多めと思われる8話覚書は以上です。長くてすみません。次回はちょっと学園もの風なのかしら。いつも書く余裕がないけど、学生服の3人のシーンも大好きだし(皆さん良いけど岡島くんがお気に入り)、楽しみ!