サムライせんせい第3話続き

 前回書けなかった、3話の半平太さん素敵ポインツ、なんかを書いちゃおうかと。ネタバレだらけですので、ご注意下さい。






 さて、楢崎さんの正体は坂本龍馬!と発覚した冒頭、佐伯父娘と話すペータ龍馬の剛柔のリズムも楽しく。




 「たいがどぁま…?」なんて、相変わらず現代の事物に戸惑うペータ先輩がキュート。現代語習得率120%・軽〜い龍馬のナイスな「あ、マジで?」を、「まじで!」とリピートするビックリ目も愛らしく。かと思うと「貴様、何をほざく!」なんてイキナリ怒鳴ったりして、シビレるザ・侍っぷりとのギャップもナイス。




 そして、こうして2人来ているからには、過去から来ている人は他にもいるかも、俺、そういえば、幕末にいた人間に似た人をひとり見たよ、と龍馬。「吉村か?(顔をゆがめて)以蔵か?」「…富子さん」の後、




 「富子ぉ?」と言う前後の表情といい、少し下の方に視線を泳がせている感じといい、富子さん大好き感・ダダ漏れの半平太さん。素敵。




 「その時は他人の空似かと思っていたけど、本物の富子さんだったのかもしれないね」と言う龍馬に、「富子が!」と絞り出すように言う、真剣な表情のホクロサイド斜め顔(どアップ)が美しい。井筒さんの音楽も情感を盛り上げるわ〜。




 現代人情報によれば、その人は女優で、折しも神里村にロケに来ているとか。




 他人の空似か、富子なのか。ロケ現場に駆け付ける半平太さん。もしも本物の富子であったなら、、、富子にもあの泥そばを食わしちゃろぅ、の夢想シーン。前回もちょっと書いたけど、あのシーン、富子さん大好きペータ先輩がとってもラブリー。




 スーパーで、泥そばを手に並んで座る2人。おそるおそる食べる富子さんをノゾきこむペータ先輩のワクワクの瞳がいとしい!「美味しい!」と言う富子さんに「そうじゃろ!」と子供みたいな笑顔になるのも胸を打つ。ひょいと上げた片眉が、ちょっと得意げにも見えて、役者・錦戸亮、実に良い!




 そんな半平太さんが、遠目にとらえたその女優は、しかし、隣にいる男と何やら親密な様子。理央殿いわく2人は付き合っているらしいとのことで。「付き合っているとはどういうことじゃ?」と聞くペータ先輩のキリリ横顔がキレイ。




 その意味を教わり、何じゃとっ?!と男前顔でいきり立って、険しいお顔で二人の所まで寄っていっちゃう半平太さん。戸惑いつつ、何か私にご用?とサングラスを外したその女性は、まさに富子さんと瓜二つ。




 とみこぉ〜〜〜、わしじゃ。おんしの主人のよぅ。いや、今生の別れと思うとったが、おんしもこの時代に来とったんじゃな、良かった、ほんっまに良かった!とみこぅ〜〜!と肩をつかんで涙目で舞い上がる半平太さんがいじらしい。厳格なお侍が妻にはとっても優しいギャップがまた素敵。





 で、アリサさんは当然、富子ってだれ?状態で、不審者乱入ということで騒ぎになった所へ、駆け付けた晴香さんが、その場を取り繕います。




 そんな中でも、アリサさんの方へ、垂れた目で愛しげに「とみこ〜」とささやいたりする半平太さんがラブリーでしたけれども。コミヤマンの指揮で村人たちに取り押さえられちゃう半平太さん。それでも、なお、「わしはまだ富子に話がある。富子〜!」と精悍男前顔で必死に叫ぶ姿が胸を打つ。




 そして「何バカなことしてるんですか?!」と晴香殿に叱責される境内のベンチ。




 ベンチに正座している半平太さんのお背中ピンの姿勢も、「富子と二人で話ができるようとりはからってもらえぬか」と頭を下げる体の角度も美しく、ベンチの下に足が見えない図もシュールで印象的でしたわね。




 今の時代の仲間の手前、わしを知らない振りをしているのかもしれぬ、どうしても富子と二人で話がしたい、と半平太さんはベンチ上から逃亡、温泉ロケ現場へ。




 やはり富子にしか見えん、何か見分ける方法はないか、そうじゃ、背中のホクロ!ということで、アリサさんの背後に寄って行く半平太さん。




 で、画面にちょんまげ姿が写り込んじゃって(これまたシュールな図でしたわね)。カット!またお前か、と騒ぎになるけれども、




 それでも「頼む、富子、背中を見せてくれ。富子、おんしゃぁ富子なんじゃろ」と言う半平太さんに「これ以上私に近づかないで」と言うアリサさん。傷ついた目で、富子、とつぶやく半平太さん。その後も、とみこぉ〜と哀し気に叫びながら、再び引っ立てられていく半平太さんが切ない。




 また乱入しないようにと、今度は佐伯家のお倉でお縄になる半平太さん。ここのシーン、正座の半平太さんが、立っている晴・寅・サチを見上げて話すので、上目遣い、とは違うのかな、とにかく、上を見上げる長マツゲばさばさの大きな瞳がよ〜く見えて結構でしたわ。




 衆道のクダリで、(そういえば「まぁ、衆道は多かったがの」の口の開け方というか、言い方、表情も良かった)。




 寅ちゃんがモーションかけられてる?とおびえる、ペータ先輩のセクシー麗し顔のアップもありがとう。薄く口を開けて、ウルウルの大きな瞳でゆっくりと瞬きをするのも艶めいておりました。




 神木龍馬との禁断の恋?シーンも、目覚ましゅうございましたわ。「武市さん!」「龍馬♡」と互いの肩に手と手を置いて、うん、なんて小さく頷いてきゃ〜〜〜、みたいな。




 また、前を向いている武市さんが、横にきた龍馬の気配を感じて、わずかにそちらに向けて、長マツゲの目を、つと伏せる、みたいなんがまた良いのよ。それだけで、端整な色香放出、みたいな。えぇ。




 さて、まだちゃんと「富子」と話をしていない半平太さんは、今度は龍馬と佐伯先生に助けられ逃亡、ま〜たまたロケ現場へ。不屈のペータ先輩は、諸事情あれば駆け落ちも辞さない覚悟だったのだけど。そこで「富子」と相手の男の様子を見て&先程の「これ以上私に近づかないで」も思い合わせて、「富子」の心にわしはもういない、と悟るのですね。で、現代式荷車に乗った「富子」に別れを告げに行きます。




 おんしは、わしが切腹した後、この世に来て、あの男に惚れてしまったのじゃな。そんな折死んだはずの主人が突然現れた。さぞかし混乱したことであろう。わしは潔く身を引く、おんしが幸せになってくれさえすれば、それだけで本望じゃ。達者で暮らすんじゃぞ、富子。涙目でそんなん言うペータ先輩、強くて優しくて、素敵すぎる。本人大真面目なのでしょうけれども、なんか面白キュートだし。




 いや私は富子じゃない、というアリサさんに、背中を見せてみよ、となかなかぐぐいと服を引っ張って見ると、首の下にあるはずのホクロがなくて、「誰じゃ、おまんは?!」と逆上する半平太さん。




 本気で間違えてたんだ…と息を呑んだアリサ殿は、驚いたことに、このまま連れ去っちゃって、と言い、車で出発しちゃう2人。で、ソフトクリームを食べたり、美しい景色の中を歩いたり、でーと的なことをする2人。ふとアリサさんを見つめる半平太さんが、こうしていると本当に富子といるような気がしての、と言うのもなんか切なかったけれど。




 2人で話すうちに、浮気がちな男だけど、アリサ殿はあの男を好いちょる、と知り、体育館での「強引に縁談を進めて、まとめたおっさん(前回も書いたけど、失敬だな、寅ちゃん)」のシーンとなる訳ですが。




 土佐弁、剣道、「日本男児たるもの、一人の女を愛し抜け!」のお腹から出た声、竹刀をはらわず頭に受け、うんうんと頷いて「見事じゃ」のお顔、まるっと男前でした。



 アリサ殿はお返し致す、と一礼し、マゲマゲ直しつつ去る姿もカッコ良かった〜!



 こうしてペータ先輩が背中を押して、ドラマのラストシーンで台本にないプロポーズ、満足げに見守るペータ先輩。



 続いての、佐伯先生に、富子さんのその後を聞く圧巻のシーンについては、前回書いたのでここでは書かないけど。錦戸亮は力のある俳優だと、痛感させるシーンでした。




 さて、富子さんのことを聞いて、心のツカエが少しおりたのか、翌朝、龍馬と並んで朝採れ卵かけご飯をニコニコかき込む武市さんがキュートでしたけれども。次回はサムライたちが身分違いの恋を全力サポート!ということで。楽しみ!




 ちょんまげにインカムマイク、赤ワインで酔っぱらい・ペータさん、メイドな龍馬、(カップルのお二人や他の皆さんのご活躍も) はやく見たい。




 あ、あと、前にも書いたけど、ブログに書いたのの一部をTwitterに上げるかもしれないので、お見かけになったら、朔さん、鋭意使い回し中ね、と思っといてね。ほな。