サムライせんせい第4話続き

 さて、今回は4話の半平太さん、素敵ポインツ。全編素敵だから、かいつまんで(ほんまか〜、また長なるやろ)。



 (そして、あの〜、神木くんを始め、皆さん素敵なのですが、ファンなもので、錦戸さんのことばかり書きますのでお含み置きくださいましね。今更だけど)。




 冒頭、例の「でんがくん看板」の道で、また寝てみる志士たち。寝ている2人の横顔を見たら、原作の雰囲気に似ているかも、と今更ながら思ったりして。




 この辺り、半平太さんの「おまんらしいな〜。何にも縛られず自由奔放じゃ」の言い方・表情なんかも好きでしたが。そこへ来たお巡りさんによれば、付近でサチさん的な人が思い詰めた表情で佇んでいたとか。




 あの娘はタイムスリップと関係しているかもしれない。山賊娘を探す!と、すわ、ナンバ走りで駆けだす半平太さん。ちょ、ちょっと待って、駆け回って探さなくても、文明の利器があるから、とスマホを掲げる龍馬に、小さく「あっ」とか言う様もナイスでしたが。




 龍馬にスマホを耳にあてがわれて、しっぶい声で「拙者、山内土佐守家中、留守居組、武市半平太と申す」とか律儀に名乗っちゃうのも、面白キュート!




 おサムライみたい (だって、おサムライだから)。




 しかし、かしこまってスマホで通話する半平太さんの、鉄板のホクロサイド斜め顔が超男前でしたわね!(注:他のアングルも男前だけど)。真剣な瞳も美しく、外光に長マツゲが光っておった。




 いや〜、良くできたお顔だわ〜。ご存知?演出家でプロデューサーの岡村俊一さんという方が「今さらながら錦戸は、顔が主役の顔だな(笑)きれいだ。」ってツイートしてはってんな〜。そういう方にペータさんの容貌がバチコーンほめられて嬉しいわ。ま、お顔だけでは、5年連続ドラマ主演はできないでしょうけれども。えぇ。




 さて、寅たちがいるコンビニに駆け付けると、山賊娘がさらわれたという!急ぎ寅車に乗り込む志士たち。半平太さんの、安定のシート上・正座が愛しい。シートベルト着用は心得てきた様子だけど、ドアまでは気がいかず、龍馬に促されて、慌てて閉める様子も愛しい(もう何でも愛しいらしい)。




 急いで後を追ったものの、サチを連れ去った車を見失った寅。再び、ヤミクモにナンバ走りでダダっと駆けだす半平太さん。また、駆け回っても見つかんないって、と龍馬に止められ、振り返った表情も実に良い匙加減。




 で、この時代に慣れまくりの龍馬がじーぴーえすで探り当てた先は、豪〜奢〜な館。その前で、やみきん→悪徳高利貸し、でりへる→移動式遊郭とか、龍馬がぱっぱと通訳するクダリ、ビックリ目で素朴に驚いている半平太さんが愛しかったけど(←おまんは、こういうの以外に何か言えんのか?!) 3人とも良いテンポで愉快でしたわ。




 そして、裏に回って、サチ邸の庭に侵入しちゃう半龍寅。じーぴーえす、とか現代の事物に色々戸惑っていた半平太さんでしたが、ここでは「落ち着け、寅之助。まずは敵の陣容を知るのが肝心じゃ」と鋭い目で言うのが幕末の志士然として素敵。(今風龍馬の「幕末の志士の血が騒ぐね〜」もナイス)。




 しかし、ハナから防犯カメラに映っていて、マトロックスに見つかっちゃう面々。でも、サチママはにこやかにお食事でも、と邸宅に招じ入れるのですね。




 お高そうな革のソファーに草履を脱いで、例によって正座の半平太さん。ソファーのクッション性によりちょっと座りにくそう。




 ここで寅ちゃんの「さっきの誰だよ?髭のマトロックス」にすかさず「マトリックスであろう」と言うペータ先輩、ナイス。それ!みたいな龍馬の指さしもグー(グーて)。効果音も楽しい。




 「ボディガード?」「用心棒」と例によってパパッと龍馬が訳すと「あぁ、道理でなかなかの気を放っておった」と納得顔の半平太さんが、さすが剣豪!でしたが。最初の感嘆詞「あぁ」の音が「あぇ」に近くて、それがすごくリアルで良い!と思いました。




 続いて、サチが寅を見初めた前橋・回想シーン。それを見上げる半龍寅が愉快。龍馬のツッコミもナイス。




 「ピュア?」「箱入り娘(←割と意訳?)」に「ほぉ〜、見直したぞ、山賊娘」の半平太さんの笑顔も素敵でしたし。




 話が進むうち、現代の事物に全くついていけなくなって、「ぐぐる?」「ぶろぐ…」「ひっと…」「ね、ねっ…」とか目をおっきくして戸惑っている半平太さんも面白キュートでした。龍馬が小さい声で「後であとで…」とか言っているのもナイス。




 「ストーカー」に至っては、過去に相当語がないのか、龍馬が通訳放棄して「ストーカー?」「ストーカー」「…ストーカー…」とかなるのも楽しく。




 さて、すごく便利な「ねっと」の説明はちゃんとしてもらった半平太さん、「ねっと」を持ち帰ろう!の夢想シーン。




 PCを前に接続…接続…と困って「とっ富子〜」って呼んじゃう半平太さんがラブリー!厳格なおサムライが割と困ったら富子とみこって呼んでいたのかしら、文武両道・謹厳実直な瑞山先生のギャップが素敵、というのはTwitterにもブログにも前回書いたので割愛して(あんた全部書いとるがな)。




 ところで、あの夢想シーンの半平太さんは、ちょっと爽やかな色の袴とか、着物や(インカムのせいかもしれないけど)髷の演出が、今よりちょっと若い時の感じになっているのかしらん。しかし、ちょんまげにインカムもなかなかクールだ〜。




 この辺りで焦れた寅ちゃんの「うるっせぇな〜。もうそんな、遅せぇふんころがしの話は後にしてくれ」発言があり(ふふ)、「王政復古じゃ!」と大声で一喝する半平太さんがカッコいい!




 お腹からエェ声が出ること。そして「王政復古じゃ!」と叫んだ後も小さく「ぉぉ〜」と唸るみたいに怒ってはんのが、リアルで面白い。




 そしてサチパパは実は県会議員と分かり、「県会議員?」「土佐藩の家老みたいな?」に、ほぉ〜っと感嘆する様もまたリアルでナイス。




 さてサチパパご帰宅で、宴のシーン。ラブリーなジュレのクダリは前に書いたので、今度は本当に割愛して。




 (変な声→口の中で消えた♡の後の、甘味も酸味も含まれておる。何とも美味じゃ〜!と心の中で泣かんばかりに美味しがっているのも素晴らしい!って、またちょっと書いとるし)




 サチパパが政治家を目指したきっかけは、土佐の英雄に憧れたから。「私にですか?」「坂本龍馬だ」のクダリも好きでした。龍馬の得意げな笑顔も良かったけれど、半平太さんのちょっとショック&ジェラシー顔が絶妙。寅ちゃんがウププって笑っているのもナイス。




 そこへ、サチさんが話しを振ってくれて、土佐勤王党が掲げた建白書は、尊王攘夷運動の骨格となった見事な提案だ、とサチパパに褒められて。ちょっと龍馬と張り合う感じの?建白書起草者・半平太さんは嬉しいお顔になるけど、それを龍馬に見られて、平静を取り繕う、みたいなんも良かった。龍馬も嬉しそうでしたけれども。




 そして話は龍馬暗殺の謎に。半平太さんの「おまん、誰にやられたのじゃ?」の言い方、表情がザ・侍だわ〜。目付きも凄味がきいておる。垂れ目さん、やるわね。しかし、誰にやられたかは、後にそのネタ、有効利用するまで、龍馬はお茶を濁すのですけれども。




 こうして、話は意外と盛り上がり、非常に厳しいというサチパパが案外彼らを気に入って、さぁ飲みなさい、なんて例の赤ワインのシーンとなります。




 前にも書いたけど、半平太さんはリアルに甘党の下戸だったそうで。それで龍馬が慌てて止めていたのかしらね、ということで史実に基づいたシーンとも言えますが、錦戸半平太の酔いっぷり、最高でしたわ〜。




 赤ワインのグラスを両手で持って、一口飲んで、んんふぅ〜〜、とか息が漏れるみたいな音を発して、もう垂れ目が座りかけているのが見事。実際、武市さんは、お猪口2杯で大酔いしたそうだから(マジかい)、近いものがあったのかも。




 そこへ、権力にすり寄る感じの、髪もいつもより撫でつけた小宮山さんと、寅ちゃんに頼まれた晴香さんが、ちょっと惜しい手土産持参で現れ。サチさんに目を留めた小宮山さんが、それまで頑張って隠していたサチの金髪ギャル行為をマズ〜イ感じでリークしてしまい。




 すっかり出来上がった半平太さんが、ワイン片手に立ち上がり。ふわっふわした口調で、ダメ押しの寅ちゃんの素性&山賊娘の偽りリーク&2人への強く正しい叱責をするのもナイス。(袴にきっちりナフキン巻いているのもキュート)。




 (注:寅ちゃんはサチパパに「私はIT関連企業のハードソフトでヘッドファンドをやっておりまして、本日も先物取引オイルマネーをかせぎました」なんて愉快な偽りの自己紹介をしてはってんな)




 そして、ペータさんの「育ててくれたご両親に嘘をつき、つまらない男にうつつをぬかすなど言語道断!(この時の酔眼みごと)」にサチが「寅ちゃんはつまらない男なんかじゃない!」と声を張ると。




 ワインの残りをごくんと飲み干した半平太さんが、「こっちはちっくと骨がありそうじゃの」と嬉しそうに、ふに〜っと笑って、あげく椅子にドンっと座って寝入ってしまうのも、素晴らしキュートでした。




 そんな半平太さんを寅ちゃんが連れ帰ってくれて、佐伯邸で目覚める半平太さん。この後の、寅ちゃんへの叱責・鼓舞〜サチ邸綿棒殺陣〜サチパパに手をついて頭を下げる〜〜龍馬もサチパパの過去リーク&極秘情報提供ちらつかせ〜2人の恋が認められる〜ラスト美しい佐伯邸縁側での「果たして万人が平等とうたう今の世が正しいのかどうか」という半平太さんの迷い。(長)

     

 については、前回割と書いたので、さらっと。




 寅ちゃん叱責・鼓舞のクダリは、表情はもちろん、セリフの強弱、緩急とかの抑揚、メリハリがいいというか、説得力があるというか、とにかく半平太さんの言葉が染みました。素晴らしかったと思います。




 寅ちゃんの涙にも心打たれましたが、あれってもともとの演出にはなくて、半平太さんの言葉というか錦戸さんの演技というか、に誘発されて寅ちゃんが素で涙を流したんですって?もろもろ素敵やないの!



 
 それとこれも前回書いたのの繰り返しになってしまうけど、「わしらは必死に戦ったんじゃ。何百年と続いてきた時代を動かす為に、それこそ、命をかけて戦ったんじゃ」の



「それこそ」の後でちょっと笑みが入って「命をかけて」と続く言い方が、表情が素晴らしいと思うの。



 笑みは楽しい時、嬉しい時にだけこぼれる物ではないのですわね。計算だか憑依だか知らないけど(両方なのかな)、錦戸さん、実にリアルな演技をされる方ですわね。




 そしてラスト佐伯邸縁側の静かなシーンは、いつも、佐伯先生のα波声と月を見上げる半平太さんの麗し顔に癒されます。ありがたやありがたや。




 ということで。今週は色々オシてしまって、次回、5話はもう明日ですわね。5話も半平太さんの色々な表情が見られそう。漆黒の武者伝説の謎。楽しみ!あと、↑の一部をTwitterでも上げる、かもしれないので、何回も同じことを目にされる方がいたら、ごめんね。ほな。