サムライせんせい第7話

 7話もすごく面白かった!前半のペータさんが、とりわけ面白ラブリーで、ナイス・コントラストな感じで、後半はまた強い漢でカッコ良くて、相変わらずブレない生き様、重みのある言葉にグッときました。




 この所、同じようなことばかり書いているけれど、あと一回しかペータさんやアザや皆々様を見られないなんて哀しすぎるから。何らかの形でエェ感じに再び彼らを見られる機会を作って下さると嬉しいけど、それはそれとして。




 あと一回で、良い塩梅に着地を決めてくれるよう、お祈りしています。民王も8回だったし、サムライせんせいも、もともと8回と決まっていて。プロがそのお積りで話を練られたのだから、ナイスに締めてくれるものと期待しています。





 ということで、7話のお話。今回もTwitterでつぶやいたものを流用していくスタイルですみません。【 】内がツイートしたものです。




 さて、序盤、せっせと旅支度をするペータさん。シュパパッとわらじを編む様子が、リアルに江戸時代の人っぽくてナイス。



 そして【江戸に発つ前、自分で書いた富子さんの絵に、「富子、行って参るぞ」とか言っているペータさんが切なくもラブリー!】


 
 寅ちゃんの新・一攫千金プロジェクト・サムライを撮る〜サチの入れ知恵〜サムライ、はじめての○○も、実に、面白キュートでした!




 シャワーに騒いでいる姿も、まさにサムライでござった〜。浅黒くて、引き締まっていて、筋肉も、ちゃんと剣術できる人の腕でしたわ。




 さて、東京への地図はしっかり頭に入れた(いつの地図だろ)、5日もあれば着くじゃろ、とか言っちゃって。当初一人で歩いて行く気満々だった半平太さんは、結局、それぞれの思惑で同行を決意した佐伯姉弟と、はっやい電車に乗って、たった一刻で東京の地に立つのですが。




 【江戸に住んでいたこともある、って自慢顔だったけど。東京に行って腰を抜かさんばかりにクラっとしているのに「思ったほど江戸は変わっておらんな」とか言っちゃう、強がりさんな半平太さんが愛しい!】




 しかし、新宿のビル群の前のペータさんの姿がシュールでしたわ。コクーンタワーの特徴ある形が良い感じに効いていたかも。



 この辺り、カルチャーショックに目を白黒させるペータさんの、



 生類憐みの令のクダリとか、若いおなごが体を冷やしては元気な赤子が産めぬぞ、とか。異人達と対等と聞いて涙ぐんだりとか、また、めっさ上手い人相書き(自筆)を掲げて、この楢崎という男をご存知…とか大声で呼ばわったりとか、回転寿司とか。



 ことごとく可笑しキュートだったので、後日の素敵ポインツ(と言う名のほぼあらすじ書)に可能な限り書こうと思うけれども。




 回転寿司店内で、視線を感じてハッと美麗なお顔を上げるあたりから、今度はバリバリ格好良いモードに入るのですわね。





 【今週も、半平太さんの格闘シーン、キレッキレでカッコ良かった!アザとの阿吽の了解の打ち合いも良かったけど、カイドウの手下達と一人で戦うシーンも息を呑みました。あんな男前が、身体能力も高い幸せに感謝!】




 てな具合にあたくしツイートしたのですが、この海道の手下4人と一人でビシビシ戦っていた時、メンソールリップ塗り塗りな、ちょっと偉めな海道手下が来て(次回、短筒で半平太さんを撃つ人かしら。許すまじ!)、海道の元に連れていかれる半平太さん。




 海道さんは、150年前との一番の違いは世の中が平等になったこと、上士も下士も、士農工商も、身分制度は一切ない、しかし今の世にも歴然と差がある、現代はお金が身分を決めている、と言い。




 悪趣味なことに、お金に困っている親友2人を、お金をかけて戦わせたりするのですわね。親友をしたたか打って、勝った方の人に、「おまんは今何の為に戦ったのじゃ?」と聞く半平太さん。「見りゃ分かるだろ。金だよ」と男。





 「それでも、おまんは日本男子か?!恥を知れ!男が戦うのは誇りや矜持、大切なものを守る時だけじゃ。己の欲の為に刀を抜いてはならぬ」と半平太さん。




 そして今度は海道さんに言います。「おまんもおまんじゃ。こがなくだらん馬鹿騒ぎに喜びおって。金を持っていることは悪いとは言わん。しかし、おまんは何の為に金を使い、増やしておるのじゃ」「もちろん、権力の為ですよ。お金は力だ」と海道さん。



 ふっと笑って半平太さんは「つまらんのぅ。この時代の人間がつまらん理由がようやっとわかった。おまんらには志が無い。大義が無い。皆、金に縛られちょる。だから毎日つまらなそうに生きておる。その最たる阿呆がおまんじゃ」(このあたり、憤りと情けなさからか、ずっと目が潤んでいる半平太さん)




 ここで拷問を受けた血塗れのアザが出てきて「アザッ」と叫ぶ半平太さん。データを渡せと大金を積む海道さん。




 手負いのアザを守りながら多数の敵とは戦えん、海道を人質に取るにも、短筒持ちが近くにおって、あれでは近づけん、と思案する半平太さん。




 と、さすが策士のアザが仕掛けてきて、「データを渡して金を取るがじゃ」「断る、えみこ殿と約束したのじゃ」と言い合いながら、暗黙の了解、阿吽の呼吸で打ち合い。半平太さんが倒れて、近寄った海道の喉元にサッと折れた竹刀を。アザも手下たちをパッと牽制。体の動く2人がものすごくカッコ良かったけれども。




 更にカッコ良くテーブルを蹴って「言ったじゃろ。武士は金の為には刀は抜かぬ。わしらが戦うのは大切なものを守る時だけじゃ」と半平太さん。




 海道を盾に下まで逃げて、データは渡して、何とかビルの屋上にのがれた2人。夜。赤く光る東京タワーの前のザ・サムライと今風の血塗れのサムライが美しくもまたシュールで結構でしたけれども。







 屋上のシリアスな場面でも、すりかえたカードの中身が「サムライ・ミーツ・トウキョウ」で、ペータさんが「人の秘密を…」と、ちょっとうろたえるのがキュートだったり、他にも色々、なるほど、お話がそう繋がるのね、みたいなんがあって、良く出来ているな〜なんて思っておりますが(まぁ、何て、何様なんでしょう)。






 「武市さんも分かったでしょ。今の日本は腐ってる。悔しいけど、海道のいう通り。今は金を持ってるヤツが偉い」と龍馬。




 そういえば、



 初回、武市さんは「こんな日本など見たくなかった。異国の文化に毒され、バカ騒ぎしているだけのこんな世の中など知りたくなかった。わしらが命をかけて戦った先に、こんな腐った日本があるとは許せんぜよ!」と嘆いていて、





 4回かな、サチ豪邸でのお話ラストには「果たして万人が平等とうたう今の世が正しいのかどうか」「今の世は教養も節操もない者らまでもが、権利を主張する。それが風紀を乱しているように思えてなりません」と迷っていて。




 今回、「つまらんのぅ。この時代の人間がつまらん理由がようやっとわかった。おまんらには志が無い。大義が無い。皆、金に縛られちょる」とおっしゃっていて。




 今の武市さんは、わしらが命をかけて戦った先に、皆が平等とうたいながら、志も大義もないツマラナイ人間が、金に縛られちょる腐った日本があるとは、許せん!と思ってはると思われ。そんなこんなで、海道にツマラン!と言っている時、憤りと情けなさからか、目が潤んでいたと思われ。





 一足早くこちらに来ていた龍馬も、武市さんと同じように感じて。一見、軽くてすっかり現代ナイズされたような風体で、何かを成し遂げようと、準備して来られて、それが、もう実行の時だと思っているみたいね。





 「武市さん、わしと一緒にやらんかい?もういっぺん日本を洗濯するぜよ!おそらくこれが、わしらがこの時代に来た天命なんじゃ。これを成し遂げれば、わしらは元の時代へ戻れるかもしれんがじゃ」と龍馬。




 【もういっぺん日本を洗濯って、ナイスなフレーズ。でも、来週の最終回、ペータさんは短筒で撃たれちゃうの?やめてよ〜。どうか良い塩梅に着地を決めてくれますように。ぜひ!】





 しかし、一緒にやらんかい?と言っていたけど、「最後の死闘!!半平太VS龍馬」だし「明かされるタイムスリップの秘密」だし。いったいどうなるのかしら。泣いても笑っても次回、最終回。乞うご期待(あんた誰)



 
 
 酔狂な方にお伝えするけど、ペータさん素敵ポインツは木曜日くらいに上げるかも。ほなね〜。