前回の続きのてるてる話。和ちゃんが「ベーカリーきすけ」で喜介さんと『お嫁においで』を歌うシーンを書こうとしているのですが、今回もセリフ部分まで行かずに終わりそうです。(あんまり関係ないけど、このシーンの時、冬ちゃんは既に本科生に進んでいます。)


 時刻は夕刻位でしょうか、和ちゃんは、「ベーカリーきすけ」を訪れています。「喜んでくれるしな、あの人の顔見ると、ほっとすんねん」ということで、時々電車に乗って、喜介さんのお店に文房具を買いに行っているのですね。


 ギターを弾きながら、喜介さんが最初の8小節を歌い、和ちゃんが「月もなく寂しい暗い夜もー、僕に歌う君の微笑みー」を歌い、残りは二人で歌います。


 このシーンをはじめて見た時は、二人とも、まー素朴な歌だこと、と思いました。伴奏に比べて、歌の音程が少し低かった気がして。後で見返したら、喜介さんはギターを実際には弾いていないし、ひょっとしてデダシの音だけもらって、無伴奏で収録して後で伴奏をかぶせたのかな、と思いました。特に後半の方が音が下がっているから。(アカペラで歌うとすぐ一音近く下がっちゃったりするので、ゴスペラーズとか、アカペラの時「おんさ」を持っていたりしますよね。)まったくの思い過ごしかもしれないけど。もし、そうなら、音の下がり方が少なくてエライ?


 この頃の和ちゃんのビジュアルは誤解を恐れずに書くと、今より隙がなかったかも。お疲れ目の時があまりなくて、常に整っていたというか。でも最近の方が、いろいろな表情の日があってより魅力的かな。首もアゴも太くなったのに、当時より幼く見える時もある気がするのが不思議。次々回くらいに続く。