また続き。


 至近距離まで近づいたシーンの後。工場に入る和人。後に続く冬子。

 冬「な、和ちゃん(工場の扉を閉める。工場内暗がり。)
   またご飯一人で食べてきたん?」
 和「うん」
 冬「和ちゃんの学校も後、一年やね」
 和「うん」(と言って、照明をつける)
 冬「(明るく) 学校出ても、ここで働くの?」
  ややうなだれて階段に向かい、無言のまま冬子に背を向けている和人。(襟足がすっきりそろっていて、後頭部が
 ふわっとしていて、チビ時代の髪っぽい)

 冬「(少し遠慮がちに) 就職すんの?」
 和「(言い辛そうに) そのつもりやけど、まだ大将には言うてへんねん」
 冬「そうなんや。あたしから言うたげよか」
 和「(強めに) ええよ。自分で言うから」(ホクロ無しサイドの横顔で。画面には見えないけれど、眉間にしわが寄ってそう)
 冬「そう、それやったら言わへん」
 
 後を振り向いて、冬子を見つめる和人。

 和「おやすみ」(そう言って、振り返り、階段を上っていく)

 和人と目で追う冬子。


 強めの「ええよ」の箇所以外は、ほんとに大人しそうに見えました〜。続く。